ニキビの再発を防ぐために適した量と日数は、体重から計算できます。
中等度のニキビ患者に対して約6ヶ月に渡って10mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、
イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
初診時には発熱も伴い、血液データではWBC16400 CRP4.17と全身の炎症も認めました。膿皮症を起こす基礎疾患として、全身性エリテマトーデス(SLE)、サルコイドーシス、γグロブリン血症、リウマチ、ウイルス性肝炎、悪性リンパ腫などの鑑別診断を行いましたが、すべて否定的でした。
イソトレチノインは、1982年にFDA(米国食品医薬品局)から認可を受けたニキビ治療の内服薬です。イソトレチノイン内服薬の主成分はレチノイドという成分で、レチノイドは、ビタミンAとその誘導体を合せたもので、お肌のコンディションを整える役割があります。 中等度~重度のニキビに対して、欧州や米国の治療ガイドラインでは高いレベルで推奨されており、全世界で30年以上前から1300万人以上の方が使用しています。自宅でできるニキビ治療をお探しの方におすすめの治療方法です。
ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。
90%の患者が改善し、中でも劇的に改善した患者が約85%と非常に高い有効率が報告されています。
【過去の治療歴】市販のニキビ治療薬(複数種類)、内服ビタミン剤、抗生物質(ミノサイクリンなど)、漢方薬(複数種類、詳細不明)、外用剤(アクアチムクリーム、ダラシンゲル、ディフェリンゲル、ベピオゲル、コンベック軟膏、スタデルム軟膏、デルモゾールG軟膏)
☑ 20週間の内服を終了した後、3~5年にわたりニキビが出来にくくなる
経口イソトレチノインには、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります 7 20。この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌は定着できなくなり、抗生物質よりもアクネ菌を減らすことができます 21。
イソトレチノインはアメリカで使われいてるニキビ治療のための飲み薬ですが、日本では承認されていません。
副作用に注意しながら続ける必要があるため、渋谷駅前おおしま皮膚科では血液検査を行いながら、医師が慎重に経過を確認しています。
☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない
イソトレチノインを数ヶ月続けた後は、服用を辞めてもニキビは数年できにくいとされています。
服用を辞めた後に再発が起きにくいイソトレチノインの量や日数は、体重から計算できます。
イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量の減少を認めます。しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
イソトロインによるニキビ治療のカウンセリングは完全予約制ですので、
ご来院前に必ずご予約をお願い致します。
〒810-0001 福岡市中央区天神3丁目1-1 天神フタタビル6階
また中等度以上のニキビに対してミノサイクリン(ミノマイシン)などの抗生剤内服が行われることがありますが、スピロノラクトンと抗生剤内服はほぼ同等の治療成績であることが報告されています(文献3)。ただし、抗生剤は炎症のあるニキビには有効ですが、微小面皰には無効であり、また耐性菌を生み出す可能性があるため、診療ガイドラインでも長期使用は推奨されていません。治療を止めれば再発率100%です。したがって抗生剤を不規則かつ長期内服するくらいならスピロノラクトンを長期内服する方がよほど理に適っています。最後にもう1点付け加えておくと、抗生剤はミノサイクリンよりもドキシサイクリンの方が推奨度が高く、当院でも主にドキシサイクリンを処方しています。
・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
ニキビとは病態が異なりすが、皮脂腺が発達しすぎて肥大する「脂腺増殖症」での治療効果も認められており、治療終了後も皮脂腺が正常化している割合が多いことも報告されています 10。
②脂質を含む食事のあとに内服することで吸収率を高めることができる
イソトレチノインの作用は未知の部分が多くありますが、主に以下の3つが知られています。
ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。
イソトレチノインは欧米では20年以上の歴史がある薬で、中等度―高度のニキビに対して使われています。
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
スピロノラクトンは長期安全性が高い薬ですが、生理不順などの副作用が用量依存性に起こる場合があり、長期継続するには低用量の方が無難です。近年、スピロノラクトン少量内服とベピオを併用することで良好な結果が得られたと報告されています(文献2)。別の見方をすれば、ベピオやデュアックゲルなどで効果不十分な場合でも、スピロノラクトンを少量追加することで良好な結果が得られる可能性があります。
イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。
つまり、過度に免疫が反応してニキビの炎症が悪化するのを防ぐ作用があります 11, 12。
海外の論文によるとイソトレチノインの内服トータル量が多いほど再発しにくいので、
スピロノラクトンは降圧剤ですが、成人女性のニキビに高い有効性があることが知られています。米国FDAからニキビ治療薬として認可を受けていませんが、中等度以上のニキビに対して海外のガイドラインでも推奨されています。1日50~200mg内服するのが効果的であり、皮脂の分泌を抑える作用もあると報告されています(文献1)。しかし、イソトレチノインに比べて中止後の再発率が高いことからも、皮脂腺の退縮作用があるかどうか明確ではありません。
120-140mg/kgに達するところまで内服するのを一つの目安にしています。
皮脂を分泌する皮脂腺を縮小させ、皮脂の分泌を減らします。
この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌が定着できなくなり、抗生物質よりもアクネ菌を減らすことが可能です。
ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。
・服用期間中とその後6ヶ月間は妊娠、授乳、献血をしないでください。(妊娠女性への輸血により、胎児にイソトレチノインの影響が生じる恐れあり)
脂溶性(しようせい)のため、脂肪分と一緒に吸収されていきます。
以下の方は「イソトレチノインによるニキビ治療」を受けることができない場合があります。医師にご相談ください。
この文章を読んでいるあなたは、長年の「ニキビ難民」かもしれません。
また、母乳にも影響しやすく、服用中とその前後1ヶ月間は授乳や献血もできません。
妊婦への輸血により、胎児にイソトレチノインの影響が生じるおそれがあるためです。
多くの医療機関で改善せず、次も「治らないのでは?」と不安なことでしょう。
イソトレチノインは細胞に働きかけて、皮脂腺細胞や表皮細胞を正常化する働きがあります。
皮膚の細胞が正常に働くようになると、皮膚の角化を抑制し、毛穴のつまりを防ぎます。
下記に当てはまる方は、安全の観点から施術をご遠慮いただいております
イソトレチノインは、妊娠あるいは妊娠している可能性のある人は服用できません。
男女とも服用期間中とその前後1か月間に性行為をする場合は必ず避妊が必要です。
胎児に先天異常や流産、早産、死産を引き起こすおそれがあり、禁忌(服用してはいけない)とされています。
不安な気持ちを抱えたままでいないで、一歩を踏み出してみてください。
イソトレチノインには様々な副作用やリスクがあります。当院では医師から副作用についてシートを用いて説明を行い、定期的な血液検査や尿検査を実施します。
〒530-0012大阪府大阪市北区芝田2丁目7-18ルーシッドスクエア梅田8F
ニキビ跡の瘢痕をなるべく残さないためにも、当院では、早期治療を推奨しています。