[PDF] 5α還元酵素阻害薬 前立腺肥大症治療薬 デュタステリドカプセル


通常、成人はデュタステリドとして1回0.5mgを1日1回経口服用します。肥大した前立腺を徐々に小さくして症状を良くしていくお薬なので、効果が出るまでには、約6ヶ月間の服用が推奨されています。


[PDF] デュタステリドカプセルAV「トーワ」 服用されている方へ

デュタステリドは、前立腺肥大症の治療薬として使用されていますが、同時に前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSA値を減少させる効果も持っています。

デュタステリドを有効成分とするアボルブは、5α還元酵素阻害薬の中でも前立腺肥大症の治療薬として代表的な薬です。「尿が出にくくなる」「尿の切れが悪くなる」「頻尿になる」などの症状の改善効果があります。

[PDF] 前立腺肥大症に対する5α還元酵素阻害薬の有用性に ついて

デュタステリドは、5α還元酵素の働きを阻害することで、ジヒドロテストステロンの生成を抑制し、前立腺細胞の増殖を抑えます。その結果、肥大した前立腺が縮小し、排尿困難などの症状の改善が期待できます。

ただし、これはデュタステリドの効果によるものであり、必ずしも前立腺がんの進行を示すものではありません。逆に前立腺癌が発生した際に見落とされ、治療が遅れて悪化してしまう可能性もあります。

デュタステリドでは違うのですか。 高橋 デュタステリドの方が多少良いとい

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、5α還元酵素という酵素によってジヒドロテストステロンに変換されます。このジヒドロテストステロンが前立腺細胞の増殖を促進し、前立腺肥大症を引き起こす要因の一つです。

そのため、デュタステリドを服用している場合は、PSA検査の結果が低くなることを念頭に置き、PSA検査を受ける際は、デュタステリドを服用中であることを必ず担当医に伝えてください。

PSA は前立腺癌のスクリーニングにおける重要な指標であり、一般に PSA 値が基準値を上回った場合には

デュタステリドは、前立腺肥大症の進行を抑制し、排尿症状を改善する「5α還元酵素阻害薬」です。

札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など


α還元酵素阻害剤(デュタステリド:アボルブ) : 高悪性度の前立腺癌を

本記事では、デュタステリドの前立腺肥大症の症状に対する効果について泌尿器科専門医が詳しく解説します。

[PDF] 「前立腺肥大症に対するデュタステリド療 法の後方視的検討」

デュタステリドがどのように前立腺肥大症の症状を改善するのか、代表的な薬の副作用についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

デュタステリドの使い方・副作用完全ガイド!フィナステリドとの違いは?

デュタステリドは、前立腺肥大症の進行を抑制し、排尿症状の改善が期待できる「5α還元酵素阻害薬」です。

以下の点に注意すること。 ・PSA値は、前立腺癌のスクリーニングにおける重要な指標で

デュタステリドは、前立腺肥大症の治療薬として有効な薬剤の一つです。排尿症状の改善、前立腺体積の縮小などの効果が期待できますが、副作用もあります。

この薬は、服用開始 6ヵ月後よりPSA値を約50%減少させる作用があり

そのような前立腺肥大症の症状には「デュタステリド」が効果的な治療薬として用いられています。

ますので、PSA値を評価される際は、その点を考慮していただきますよう

前立腺肥大症による排尿困難や頻尿などの症状は、日常生活にも支障をきたし、大きなストレスにも繋がります。

軟らかくなって変形したり、ベタついたりする原因となります。 ..

デュタステリドの服用を検討する場合は、医師に相談し、十分な説明を受けた上で服用することが大切です。

・ 本剤は、前立腺癌の存在下であっても、投与6ヵ月後にPSA値を約50%減

北海道旭川市にある泌尿器専門のクリニックです。頻尿・前立腺や膀胱の病気・失禁・夜尿症などの検査・治療ができます。お子さんから大人までご相談いただけます。

少させる。したがって、本剤を6ヵ月以上投与している患者のPSA値を評

また、デュタステリド以外にも、前立腺肥大症の薬や治療法は様々です。 症状や体質に合わせて、最適な治療法を選択しましょう。

・PSA 値を上昇させる行為(性交後、尿道カテーテル挿入後、前立腺触診後など)

注1)前立腺肥大症に伴う排尿の症状を総合的に評価する症状スコアー。35点満点。
注2)頻尿や尿意切迫感などの過活動膀胱症状を評価する症状スコアー。15点満点。

医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリド錠0.5mgZA「FCI」)

【おわりに】
デュタステリドは、
1)従来薬で十分な効果が得られない、
2)前立腺肥大症が大きすぎて手術するしか方法がない
といった患者さんに今までになかった治療を提供しうる新薬です。
私たちは、この新しい薬を前立腺肥大症治療の新たな選択肢としてお勧めしていきたいと考えています。



当院で発売当初よりデュタステリドによる治療を受けた患者さんたち9症例の半年後の実際の治療効果を上に3つのグラフに示します。治療前と治療後(6か月後)を比べてみると、エコー検査での前立腺容積は平均で約3割縮小していました。排尿に関する自覚症状についても、国際前立腺症状スコアー(注1 )と過活動膀胱症状スコアー(注2)のいずれにおいても改善傾向が認められました。一方で2名の患者さんでアボルブの副作用が認められました(①内服1か月目で全身倦怠感発生、②内服7か月目で乳房痛発生)。いずれの副作用も軽症で内服中止によって速やかに改善しました。このような当院における経験からも、デュタステリドは前立腺肥大症において有効かつ安全な治療薬を言えるでしょう。

5-ARIは前立腺がんの発見を遅らせ

もともと前立腺肥大症があり、その一部に前立腺がんが同時に発症してくる場合もしばしば見られます。前立腺肥大症も増え始めるのは50歳を過ぎてからですが、中には40歳代から症状を認める場合もあります。日本人の55歳以上の男性の5人に1人に前立腺肥大の症状があることがわかっています。

前立腺癌リスクに対するデュタステリドの効果

【PSA検査を行うにあたって】
デュタステリドは前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSA(前立腺特異抗原)を低下させます。
これはデュタステリド内服中に前立腺癌になりにくくなるわけではなく、逆に前立腺癌が発生した際に見落とされ、治療が遅れて悪化してしまう可能性を含んでいます。このためデュタステリドは泌尿器科専門医の監視の元で使用されることが勧められます。

・前立腺肥大症



【副作用に関して】
デュタステリドは十分な安全性をもった薬物と考えられますが、それでも副作用として
「勃起不全」、「性欲(リビドー)減退」、「乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)」などが起こることがあります。

前立腺肥大症について

当院では、院長の渋谷先生へのメール相談も随時受け付けています。前立腺肥大症の症状でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

課題3) 前立腺肥大症症例におけるPSA値の変動と、それに対するデュタステリド投与. の影響. 【主要評価項目】デュタステリド投与前および投与開始後のPSA値の変動幅の比較.

しかしこのようなデュタステリドによる前立腺縮小効果には限界があると考えられ、デュタステリドで十分な治療効果が得られない場合や、尿閉などで治療を急ぐ場合には今でもやはり手術治療が必要となる場合があります。

前立腺肥大治療薬、6つの種類の特徴(作用・副作用)

前立腺肥大症は良性腫瘍で、悪性の病気ではありませんが、長期間にわたり尿が出にくい状態が続くと、膀胱の機能が低下し、残尿が増え、尿が出なくなったりすることがあるため注意が必要です。さらに悪化した場合には腎臓にも影響を及ぼし、腎不全になることもあります。

「勃起不全」、「性欲(リビドー)減退」、「乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)」などが起こることがあります。 デュタステリドは前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSA(前立腺特異抗原)を低下させます。

デュタステリドを用いた治療は効果が数か月かけてゆっくり発現すると言われています。
従来から使用されているα1遮断薬との併用でより良好な結果が出たとの報告もあります。