睡眠障害? 専門家いわく、さくらんぼは天然のメラトニン源だ..
さくらんぼは糖質制限中にも適した果物です。1個あたり約1グラムの糖質しか含まれていないため、適量であれば糖質制限中でも楽しむことができます。ビタミンCやビタミンK、抗酸化作用のあるポリフェノールなどの栄養素も豊富に含まれています。しかし、水分量が多いため食べ過ぎるとむくみや下痢の原因にもなりかねません。そのため、糖質制限中は1日10個程度に控えめにすることが賢明でしょう。旬の短い期間しか味わえないさくらんぼは、ちょうど良い酸味と甘みのバランスが絶妙でスイーツ代わりにもなります。適量を意識して、健康的で美味しいさくらんぼを楽しみましょう。
全体的な睡眠のパターンを改善するためのカギを握る、メラトニンを含むのがサクランボ。
はじける甘酸っぱい味わいと鮮やかな赤色が春の訪れを告げるさくらんぼ。この愛らしい果物には、意外な魅力が隠されています。実はさくらんぼ、低カロリーで満腹感が得られるのです。100グラムあたり約50キロカロリーとリンゴよりも控えめなカロリー値ながら、水分が80%以上を占めるため、がっつり食べても罪悪感は少ないのが特徴です。さらに、便秘解消に役立つ食物繊維やビタミンC、カリウムなども豊富に含まれているため、ダイエット中でも安心して食べられる栄養たっぷりの果物なのです。短い期間しか味わえないさくらんぼですが、この機会にぜひ低カロリーで満足感の高い食べ応えをお楽しみください。
オウトウ(サクランボ) オウトウ(桜桃)はバラ科サクラ属の果樹で、栽培種として広く世界に普及しているのは甘果オウトウ(セイヨウミザクラ、Prunus avium)と酸果オウトウ(スミノミザクラ、Prunus cerasus)の2種です。これ以外に中国ではカラミザクラ(Prunus pauciflora)とシロバナカラミザクラ(Prunus pseudocerasus)が固有の栽培種として存在し、これらは中国オウトウとも呼ばれます。 甘果オウトウはスイートチェリー(sweet cherry)とも呼ばれ、甘味が強く、酸味が少ないため、主に生食用にされます。酸果オウトウはサワーチェリー(sour cherry)とも呼ばれ、酸味が強く、生食に不適なため、加工用にされます。海外でジャムや果汁加工向けに栽培されているタルトチェリー(tart cherry)は酸果オウトウの品種です。 国内で生産されているサクランボあるいは輸入されているアメリカンチェリーは甘果オウトウに属します。甘果オウトウには、果肉色が乳白色の白肉種と、赤色から暗赤色の赤肉種があります。日本で栽培されている品種のほとんどは白肉種ですが、世界的に生産量が多いのは赤肉種です。 オウトウの果皮や赤肉の赤色はアントシアニンに由来します。主たる成分はシアニジンの配糖体であるシアニジン-3-O-ルチノシドで、次いで多いのが、シアニジン-3-O-グルコシドです 。これらはBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)やビタミンEなどの市販の抗酸化剤に匹敵する抗酸化能を有しています。これらの成分を含むオウトウ抽出物が、プロスタグランジン生合成系の酵素の一つで、炎症や発がんに関与するシクロオキシゲナーゼの活性を抑制すること、さらに、活性酸素を生成しDNAを損傷する等の有害な働きをする過酸化脂質の生成を抑制することが示されています , 。 タルトチェリーはオウトウの中ではアントシアニン含量が最も高く、それを反映して高い抗酸化能もあります 。このような果実からアントシアニンを抽出物として摂取するのではなく、食品として摂取しても健康機能性が発揮されることが動物実験レベルで示されています。Seymourらは、ラットに凍結乾燥したタルトチェリーを飼料として摂取させる実験で、タルトチェリー摂取で脂質代謝に関連する核内受容体のPPARsの働きが高まり、高脂血症や脂肪肝の症状が軽減されることを示しています , 。 オウトウから摂取した抗酸化成分がヒト体内でも活性を発揮する事例が報告されています。Traustadóttirらはヒト介入試験により、70歳前後の高齢男女にタルトチェリーのジュースを摂取させ、被験者の血清成分を分析し、タルトチェリーのジュース摂取が酸化ストレスを軽減することを示しています 。 アントシアニンには抗炎症作用があります , 。激しい運動をすると筋肉が部分的に損傷し炎症を起こした状態になり、痛み(筋肉痛)を伴います。Connollyらはヒト介入試験により、タルトチェリーのジュースを摂取することで、被験者に激しい運動の負荷をかけても、筋肉の損傷を示す症状が軽減される結果を出しています 。 アントシアニン以外でオウトウに多い成分として糖アルコールのソルビトールがあります。オウトウの糖アルコール含量は新鮮重100gあたり2.3~8.0g , と豊富です。ソルビトールは難消化性で糖質より低カロリーな甘味成分で、さらに、便秘を解消する効果があることがヒト介入試験により示されています 。 メラトニンは脳から分泌されるホルモンの一つで、睡眠と関連していることが知られています。メラトニンは植物体にも存在する抗酸化物質でもあり、食品としてはアーモンド、ヒマワリ、カラシ等の種実類に多く含まれています 。果実類ではオウトウのタルトチェリーがメラトニンを多く含みます 。 (文責 田中敬一)
レタスと同じようにメラトニンが多く含まれているのがさくらんぼ。 1日の ..
甘酸っぱい美味しさと栄養価の高さから、さくらんぼはダイエット中でも食べたくなるフルーツです。しかし、ダイエット中は一度に大量に食べすぎるとカロリーオーバーになる恐れがあります。 適量なら問題ありませんが、ダイエット中は一食あたり10粒程度に控えめにするのがおすすめです。そうすることで、さくらんぼに豊富に含まれるビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素を補給しながら、健康的にダイエットを続けられます。 さくらんぼには抗酸化作用のあるアントシアニンも含まれており、活性酸素から体を守ってくれます。また、美肌効果があると言われているビタミンCが豊富なので、ダイエット中の栄養不足を補う役割も期待できるのです。 さらに食物繊維が多く含まれているため、腸内環境を整えてくれます。おなかの調子が良くなれば、便秘が改善され、むくみの解消にもつながります。ジューシーで甘酸っぱい美味しさを適量で味わえば、さくらんぼはダイエット中の味方になってくれるフルーツなのです。
また、私たちの体内で合成される、睡眠を誘発するホルモン「メラトニン」は食材から摂ることもできることがわかっているのですが、実はさくらんぼにも含まれており、こちらも海外のヒトを対象とした研究で、睡眠の質が大幅に向上したと報告されています。
新たに発見されたメラトニンは、睡眠を促進し時差ぼけを和らげます。 お問い合わせ
カロテンは、抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑え、がんなどの生活習慣病を防ぐ働きがあります。また、コレステロールによる血管の閉塞に起因する脳卒中や心筋梗塞を防ぐ力もあります。
さくらんぼ>りんご、ぶどう、バナナ、オレンジ
さくらんぼには様々な健康面での恩恵があり、その効能は多岐にわたります。鮮やかな赤色が目を引くこの果物には、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。これらの成分は活性酸素から体を守り、生活習慣病のリスクを軽減する働きがあります。また、メラトニンが入っているため、質の高い睡眠を促す効果も期待できます。 さくらんぼには整腸作用もあり、食物繊維が豊富なことから便秘の解消を助ける可能性があります。適度な食物繊維の摂取は、腸内環境を整えるのに役立ちます。美容面でも、ビタミンCを豊富に含むため、コラーゲンの生成を促しハリのある肌を保つのに貢献します。さらに、赤い色素のアントシアニンには、紫外線によるシミやソバカスを防ぐ働きがあるかもしれません。 このように、さくらんぼは栄養価が高く、健康的な生活を送るうえで様々なメリットがある魅力的な果物です。旬のさくらんぼを上手に活用して、その恵みを存分に味わってみてはいかがでしょうか。
農林課 農業振興係電話:0237-85-1753 ファックス:0237-86-7100
●チェリーの歴史
チェリーはヨーロッパで紀元前から栽培されていた、古い歴史を持つ果実で、中国でも、3000年前にはすでに栽培されていたという記録が残っています。
日本のチェリーの歴史は江戸時代ごろから始まります。チェリーは、日本に江戸時代の初期に中国から伝えられ、日本の気候がチェリーの栽培に適さず、普及しませんでした。
明治時代初期にドイツ人により、現在日本で食べられているさくらんぼのもととなる品種である甘果桜桃の苗木が持ち込まれ、北海道や東北に植えられ、徐々に日本でも普及しはじめました。
当時のさくらんぼは酸味が強く、日持ちが悪かったため、日本各地で独自の品種改良が進められ、甘く日持ちの良いさくらんぼが栽培されるようになりました。様々な品種改良の結果、現在日本全国で販売されているさくらんぼが誕生したのです。
さくらんぼは、収穫期間が約2週間程度と短く、収穫を迎えるまでに剪定や受粉作業、摘花など、様々な手間がかかる果物です。寒冷地が適地のさくらんぼは、山形県が主力産地となっています。青森県の収穫量は、約605tで、山形県、北海道、山梨県に次いで全国4位(平成26年)。南部町・八戸市・五戸町が県内の栽培面積の約8割を占めているほか、近年はりんご栽培が盛んな弘前市、平川市、鶴田町などの津軽地域でも栽培されるようになりました。
私たちが眠っている間には、睡眠ホルモンの「メラトニン」が ..
さくらんぼは、豊かな風味と上品な甘みが魅力的な夏の代表的な果物です。その魅力は味わいだけにとどまらず、さくらんぼには健康面でも様々な利点があります。 カロリーは100グラム当たり約63キロカロリーと、比較的低カロリーな果物に分類されます。一方で、糖度は16%前後と高めですが、ビタミンCやミネラルなども豊富に含まれています。 特に注目すべきは、睡眠の質を向上させる働きがあるとされるメラトニンを多く含んでいる点です。また、生活習慣病の予防に役立つ強力な抗酸化物質であるアントシアニンも豊富に含まれています。 このように、さくらんぼは健康的な一面も兼ね備えた魅力的な果物です。旬の時期を心待ちにしながら、適量を意識して味わうことをおすすめします。上品な甘みと豊かな栄養素を兼ね備えたさくらんぼの魅力を、ぜひ存分にお楽しみください。
チェリーには、睡眠サイクルを整えるメラトニンが豊富に含まれている。
最近注目されているのは、さくらんぼ果実に「メラトニン」が発見されたことです。
メラトニンは、脳の松果体でつくられる睡眠サイクルをコントロールする神経ホルモンの一種で、規則正しく、暗いところで睡眠をとっていればメラトニンの分泌量は増し、不規則な睡眠はその分泌量を減少させます。
さくらんぼのメラトニンは、睡眠を促し、時差ボケをやわらげ、しかも睡眠薬のような危険性や副作用がないのだそうです。
もともと桜の実を指す「桜ん坊」がなまってさくらんぼと呼ばれるようになったといわれています。 ..
さくらんぼは小さな赤や黄色の実をつける落葉果樹で、鮮やかな色合いが特徴的です。美味しい味わいだけでなく、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質も豊富に含まれています。 ビタミンCが1カップ(約140g)で16.6mgも含まれており、抗酸化作用があり免疫力の維持や風邪予防に役立ちます。他にも抗酸化作用のあるビタミンK、ビタミンEなどを含みます。 ミネラル分ではカリウムが1カップで306mgと豊富で、血圧維持や筋肉の適切な働きを助けます。さらにマグネシウム、カルシウム、食物繊維も含まれ、整腸作用があります。 また、メラトニン、アントシアニン色素、ケルセチンなどの抗酸化物質を含み、老化の原因となるフリーラジカルを除去する働きがあります。適量のさくらんぼを上手に摂ることで、健康的な生活が送れるでしょう。
さくらんぼのビューティーパワー まるで宝石のようにキラキラと輝く「初夏のルビーとも呼ばれる「さくらんぼ ..
6月になるとフルーツ売り場の主役となる鮮やかな赤色の「さくらんぼ」。初夏の味覚の代表格であり、その可愛らしい姿と甘酸っぱい味わいは、一年の中でも特別な期間限定の贈り物です。流通期間が短いことから食べる量は少ないかもしれませんが、葉酸が豊富でアントシアニンといったら注目の機能性成分もこの小さな果実には詰まっています。今回は管理栄養士の筆者が、栄養と効能について詳しく解説。国内で多く栽培される白肉種とアメリカンチェリーに代表される赤肉種との違いについても紹介します。
◇メラトニンによる睡眠促進果実にメラトニンが多く含まれていることが ..
果物狩りの代表格ともいえる「さくらんぼ」。北海道でさくらんぼの生産量は全国合計の10%以下ですが、実は栽培面積では山形県に次いで2位となっており、いまや日本を代表する生産地の一つです。まずはどんな果物なのか、産地や旬について知りましょう。
□メラトニンメラトニンは脳の松果体と呼ばれる部分から分泌される ..
主な産地は山形県でその生産量は国内全体の7割強を占めます。他には北海道、青森県、山梨県、秋田県、福島県が挙げられます。北海道内の主産地は仁木町、余市町、増毛町、深川市です。 旬は5月下旬から7月。さくらんぼは耐寒性があまり強くなく、収穫時期に雨に当たると実割れを生じるため、本州の主要産地では梅雨の季節に入る前に収穫を終えます。この時期は市場出荷されるとともに、産地では直売やさくらんぼ狩りが盛んに行われます。北海道は夏休みにさくらんぼ狩りができる国内では唯一の地域といえるでしょう。
睡眠と関係するメラトニンが発見されました。 i.ネクタリン: モモの一変種である ..
アメリカンチェリーは、体内で生成される天然ホルモンであり、不眠症に効果があるメラトニンを含む数少ない果物のひとつ。アメリカンチェリーには、メラトニンの自然レベルを高める働きがあり、タルトチェリージュースは不眠症の治療に効果的であるという研究結果も。また、トリプトファンの存在感を高めることで、より長く眠り続けることができると考えられているそう。
さくらんぼ特有の甘い香りが強く感じられるものが良い。 生臭い匂いがなく ..
さくらんぼにはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、βカロテンなどのビタミンがバランスよく含まれています。ビタミンB1は糖質の代謝を高めて疲労回復に働き、ビタミンB2は脂肪の代謝を促して効率よくエネルギーに変え、また皮膚や粘膜の健康維持にも役立ちます。ビタミンCはタンパク質から皮膚を丈夫にするコラーゲンを合成し、美肌作りに必要不可欠な栄養素です。その他にも免疫力を高めたり、鉄の吸収を助ける効果も期待できます。βカロテンは体内でビタミンAと同様に免疫力のアップや粘膜の健康を保つ働きをします。
また独特の甘酸っぱい香りは女性ホルモンに優良な影響を与え、メラトニンには ..
さくらんぼに含まれているメラトニンは、脳から分泌される睡眠ホルモンです。メラトニンにはがあります。メラトニンが多く含まれるさくらんぼを摂取することで、不眠や生活リズムの乱れを解消する効果があります。
さくらんぼ会ではレット症候群の子ども達の未来を守る活動を行なっています。現在 ..
さくらんぼには自生している野生種も存在します。ワイルドチェリーやサンドチェリー、シベリアンチェリーなどが挙げられます。