メイアクト、ファロム、パセトシンなど)は効果がありません。 マクロライド系抗生剤(エリスロシン、クラリス、ジスロマックなど)が奏効します。


ワーファリンは血漿蛋白の結合率が高い薬ですが、血漿蛋白の結合率の高い薬を同時に投薬すると、結合する蛋白が少なくなって血中濃度が上がります。フロモックス、ジスロマック、クラリスは血漿蛋白結合率が低く、ワーファリンの血中濃度を上げにくいので良いと思います。参考までに私が使っている薬で血漿蛋白結合率が高い薬はビクシリンS(前投薬だけ)とファロムがあります。 抗菌薬を使うときは医科に相談するのですが、ジスロマックを使いたい旨伝えるとOKがでます。内科でジスロマックが処方されている例もありましたし、そんなに気にすることはないのかな?と思っています。


メイアクトMS小児用細粒(明治製菓) セフェム系抗生物質, 橙色 バナナ風味 ..

セフェム系のエステル型(セフェム第三世代)です。安全性でいまでも使われているケフレックス(セフェムの第一世代 ですが、今効かせようとすると相当量出さなければなりません)と同じ系統です。2002年のデーターですが、300mg投与で有効率91%とかなり高率です。現在でも歯性感染症には90%の抗菌力があり衰えていません。βラクタマーゼ産生菌には弱いので4-5日で効かないようでしたら薬をクラビット等に変えます。この薬の特徴は出しやすさにあります。プロドラッグですので胃腸障害が少ないです。また他剤との相互作用や患者様の状態によって重篤な疾患を招くことがありません。薬にはなることはあっても毒にはなりません。歯科の第一選択のひとつです。

マクロライドでその他の候補はクラリスがあります。ジスロマックは15員環でクラリスは14員環です、得意な分野が少し違うようです。クラリスは耳鼻科でよくだされる薬です。慢性上顎洞炎に少量長期間(200mg一日一回3-4ヶ月)処方されているのを良くみかけます。インプラントによる上顎洞炎にも良く処方されています、上顎洞の粘膜に良く効くようです。上顎洞粘膜を処置したとき(インプラントで上顎洞に骨を作ったとき(サイナスリフト サイナス=上顎洞 リフト=挙上)などに私は使用していますが、普通に歯科で使用するにはジスロマックの方が優れていると思います。
薬の相互作用がクラリスに比べて少ないこと(下記の表 参照)

ビオフェルミンRといえば「抗菌薬とセットで処方される整腸剤」ですが、保険適応上、全ての抗生物質に対して併用できるわけではありません。

近年注目されてきたのですが、ジスロマックにはバイオフィルム破壊能があるようです。このことと炎症部位に長く留まり濃度が高くなる性質を利用して、ジスロマックを投薬して、薬が効いているうちに歯石除去を全額行ってしまう方法とか、投薬で歯周病を治そうという試みがあります。

①消化器障害もジスロマックやフロモックスの半分程度と良好です。下痢発生率は0.38%で、非常に胃腸障害の起こしにくい薬です。

[PDF] こなぐすりと服薬補助食品との飲み合わせ(おいしさの相性)

細菌の感染などがあり炎症があるところにはそれを食べる白血球などの食細胞が集まるのですが、ジスロマックはそれらに取り込まれます。自然と炎症部位の濃度が上がります。

クラビットジェニナックなど(ニューキノロン系抗菌剤)のほとんど
:動物実験で幼若動物に関節異常が認められたことから、小児(医薬品の年齢区分では「15歳未満」)は禁忌。トスフロキサシン(オゼックス)に限り小児適応あり。

Aさんに処方されていたセフジトレン ピボキシル(商品名メイアクトMS他)は、リスク因子とならない(B群)。

プロドラッグのフロモックスは胃の酸性を少なくする薬と飲めませんが、セフゾンはその影響を受けません。フロモックスが出せないとき、セフゾンをだします。セフゾンは活性型ですが消化器系にたいする副作用が0.8%(開発時のデーター 本当かな?)とかなり低く、比較的良い薬ではないかと思います。

殺菌力はセフェムとほとんど変わりませんが、βラクタマーゼ産生菌がたくさん繁殖しているときはβラクタム系(フロモックス)は効かないのですが、ジスロマックはかわりません。効力が安定しているのではないかと思っています。


歯周病に抗生物質(ジスロマック/アジスロマイシン)は効くのか?

ジスロマックSRは2009年承認され 2g1回投与で1週間効果が持続します。飲み忘れも無く良いと思いますクラビットは100mg1日3回投与が標準でしたが、2009年500mg1回投与が認められました。新しい方法ですので様子をみているところです。まだ処方したことはありません

[PDF] 【4】Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について

ジスロマックSRは10%以上に下痢軟便があります。初日2日目にありその後軽快します
フロモックスは時間依存型です。つまり最小発育阻止濃度(MIC)超えた時間が長いほうが良く効きます。投与回数を増やしたほうが良く効くくすりです。最小発育阻止濃度(MIC)を少し越したあたりの時間が長くなるわけですので、耐性菌ができ安いタイプの薬といえます
耐性菌をつくらないため感染症には十分な期間 予防投薬にはきわめて短期間 抗菌薬を使用したほうが良いという考えもあります。中途半端な濃度と期間で投与するのは良くありません、その点ジスロマックの1週間分投与は良いと思っています

メイアクト』やセフカペンピボキシル『フロモックス』など。 ..

現代の医療技術では、抗生物質で歯周病菌を駆逐させることが出来ないため、SRPなどの物理的アプローチでプラーク(バイオフィルム)を除去していくしか方法がありません。

1.ピボキシル基を持つ抗菌薬(メイアクト、フロモックス、トミロン

AHA(米国心臓協会)の予防投薬の指針が1997から2007で大きく変わりました。予防対象はかなり狭まり、予防すべき歯科処置は広範囲になりました。これを採用するかどうか皆さん迷われているようです。私は大きな外科処置のまえにはアモキシシリン2gを投与しています。

ロライド系(クラリス7日間、ジスロマック3日間など)が用いられます。頻回に再発する方や、治療抵抗性の方

CMAX/MICニューキノロン系 クラビット AUC/MIC ニューキノロン系クラビット マクロ ライド系 ジスロマック

③メイアクト(セフジトレンピボキシル,細粒:10%,錠:100mg)

抗生物質の投与期間が過ぎてしまえば、冬眠している細菌が目を覚まし、細菌を増殖させ結果的に元の状態に戻ってしまいます。

⑤ジスロマック(アジスロマイシン,細粒:10%,カプセル:100mg,

抗菌剤 サワシリン250mg(アモキシシリン水和物 )1回2錠 朝昼晩食後 3日分
整腸剤 ビオフェルミンR(抗生物質耐性=Resistance 乳酸菌) 1回1錠 朝昼晩食後 3日分
プレドニゾロン5mg(ステロイド 腫れ止め)1回1錠 朝昼晩食後 3日分
ロキソニン60mg(ロキソプロフェンナトリウム錠.) 1回1錠 朝昼晩 3日分

ジスロマックカプセル小児用100mg ZTM100, ジスロマック細粒小児用 ..

ジスロマック、フロモックス、クラビットを効率よく効かせる方法はそれぞれ違います ジスロマックやクラビットは濃度依存性があります。つまり投与回数を分けるより1回にしたほうが効果的です。

フロモックス(セフカペン ピボキシル)、メイアクト(セフジトレン ..

ジスロマックかフロモックスが第一選択になります。投薬後4-5日経って炎症が改善されなければ、薬を変えます。90%以上が第一選択で治ってしまいます。ジスロマック→フロモックス→クラビットと最後までいったのは2人しかいません。
これら3剤は2011年現在 抗菌力は衰えていません。

クラリス・クラリシッド(クラリスロマイシン)、ジスロマック(アジスロマイシン).

私はビオフェルミンを処方しません。ジスロマックで胃腸障害がでたらクラビットに替えています

[PDF] 【金属含有薬剤と相互作用を起こすおそれのある薬剤】

抗菌剤はいろいろあり選択に迷うところです。いろいろな薬品をはば広く使うより、数種類の薬剤の知識を深くしてパターン化したほうが臨床的に有効と思います。ここではジスロマック、フロモックス、クラビットを主として考察してみました。サワシリン(アモキシシリン)は術前投与としか使用しません。セフゾンもフロモックスが使えないときに使用します。

ピボキシル基を持つ抗菌薬(メイアクト、フロモックス、トミロン、オラペネム) ..

フロモックス、セフゾンかジスロマックでよいと思います。高齢者では腎機能や肝機能が衰えているので、薬物の排出には時間がかかります。血中濃度半減期が延長されます、つまり長く効きます。ジスロマックは重度の肝機能障害がある場合は不適です

[PDF] 【Staphylococcus aureus (MRSA)】薬剤感受性情報 2022年01月

そのバイオフィルムの中は歯周病菌が好む嫌気性が高い(酸素に触れない)環境です。
その中で細菌が増殖していくのですが、このバイオフィルムは抗生物質や殺菌液に対しても強い抵抗性を持っているため、SRPなどの物理的アプローチをしなければ除去することができません。

治療は自然に治るが、抗生物質(ジスロマック®が良い)で軽くて済む。 Page 12

結論から申し上げますと、抗生物質は休眠細菌意外への効果を期待することができますが、投与期間が過ぎてしまえばまた元通りの状態に戻ってしまいますので、一時的な効果は期待できても、完治させる効果は残念ながらありません。

妊娠中に服用可能な薬剤は? ―抗生剤・抗ウイルス薬・消炎鎮痛剤

妊婦への投薬ではペニシリン系セフェム系マクロライド系の服用は問題ないとしながら、すべてヒトへ試験がされていなく 「基準B =証明された危険性がない」となっています。
授乳中の方にはβラクタム(フロモックス、セフゾン)は乳汁中への移行率が低く、乳児への影響はほとんどないので最も適しています。セフゾンは使用可能となっています

メイアクトMS錠100mg · ファロムドライシロップ小児用 FDS · ファロム錠 ..

歯周病に抗生物質は効果があると聞いたのですが・・・と質問されることが非常に多いです。歯周内科など新たな歯周治療を模索している方たちがいることがこの質問のきっかけになっていることがとても多くあります。