[PDF] 2.7.6.13 血液透析患者を対象とした長期投与試験(PA1302)
かゆみをコントールするのは透析患者さんのQOL向上させるためにもとても重要ですね。
透析(HD)患者はもとから併用薬も多く、排泄経路の問題もあり、処方せんを受けたらより慎重に調剤をされていることと思います。
薬局に勤めていた時もかゆみに悩まされる透析患者さんは多くいらっしゃいました。
腎機能低下患者ではAUCの増加、消失半減期の延長がみられます。透析患者には禁忌です。CLcr10ml/minの患者には禁忌です10)。
(1)本剤を季節性の患者に投与する場合は、 好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、 好発季. 節終了時まで続けることが望ましい。
添付文書の【使用上の注意】では腎機能低下患者に対する記載はありませんが、【薬物動態】ではCmaxが1.5倍及び1.7倍、消失半減期が1.6倍及び1.8倍と少し増加・延長しています8)。
また、末期腎不全患者ではP糖たんぱく質の機能低下によりAUCが2.8倍増加するという報告があります5)。
【参考文献】
1)患者さんとともに理解するCKDと血液透析 南江堂
2)鳥居薬品ホームページ レミッチ®製品情報
3)レミッチ®添付文書
4)レミッチ®医薬品インタビューフォーム
5)腎機能別薬剤投与量 じほう
6)アレロック®添付文書
7)ジルテック®添付文書
8)アレグラ®添付文書
9)タリオン®添付文書
10)ザイザル®添付文書
25)季節性アレルギー鼻炎患者における用量比較試験(アレグラ錠:
腎機能低下患者ではCmax、AUCが増加し、高い血中濃度が持続する可能性があります6)。
適応は既存治療では効果不十分な透析患者、慢性肝疾患患者のみで、用量は1日1回2.5μg(最大5μg)です3)。
外国での過量投与症例として、高用量を服用した2例の報告があり、1800mgを服用 ..
透析患者の場合、腎排泄で減量の必要のある薬剤は極力避けた方がベターでしょう。減量の必要性がない薬剤を使っていくほうが、より安定した効果が期待できると思われます。
透析のかゆみに関与している内因性オピオイド、βエンドルフィンはオピオイドμ受容体を作動させます。
このμ受容体の活性化によりかゆみが発生します。
[PDF] アレグラ錠, フェキソフェナジン塩酸塩OD錠 [内]
透析患者の多くの方の症状(約70%以上)にかゆみがあります。
昇し、透析患者では2.1倍に上昇するため透析患者では12.5mgを1週間に1
透析(HD)患者はもとから併用薬も多く、排泄経路の問題もあり、処方せんを受けたらより慎重に調剤をされていることと思います。
透析患者に対する投薬ガイドライン 13th Edition ..
多くの透析患者さんにかゆみの症状はみられます。
かゆみのメカニズムは特定されていませんが、色々な要因があります。
いくつか要因を挙げてみました1)。
(外),レスタミン(外),アレグラ(内),ヒルドイド(外),イナビル(外 ..
痒みに対して抗ヒスタミン薬が投与されるケースもありますが、透析患者に禁忌の薬剤や、減量が必要な薬剤がありますので薬剤師は注意が必要です。
[PDF] アレグラ錠30mg アレグラ錠60mg 添付文書(案)
症状の緩和に外用剤の他、抗アレルギー薬の投与も多くなります。添付文書上、内容によっては疑義照会が必要な薬剤もあるので、透析下における抗アレルギー薬の減量の必要性についてチェックしておきましょう。