キングフォージドテックワンレングスアイアンは、全番手が同じ長さで、かつ振り心地を揃えるためにヘッドバランスも統一されています。

コブラキングフォージドテックワンレングス 5-Gw 7本セットのサムネイル

名前の通り「フォージドテックワンレングスアイアン」はセットを通じてクラブの長さが同じ。基準となる長さは37.5インチで、これはコブラの通常の7番アイアンに当たる。

現在のところ、圧倒的多数の大手のクラブはもちろんだが、大手メーカーでワンレングスアイアンを提案しているのはコブラだけだ。

コブラの狙いは、インパクト時のライ角を安定させること。これはアドレス時のライ角が同じであることよりも重要なのだ。

今回のコブラの施策に驚きはない。コブラにとっての差別化は「フォージドテック」のワンレングスバージョンをラインナップしたことにある。

コブラによれば、「キングフォージドテックアイアン」の特徴は「エナジャイジング・フォーム・マイクロスフィアを中空キャビティに注入したこと」。

コブラによれば、フォージドテックは「艶のあるマッスルバック形状で洗練されたデザイン」になっているとのこと。これは、このカテゴリーの多くのアイアンとほぼ同じだ。

コブラでは、ほぼスタンダードになっているが、「キングフォージドテックアイアン」にも、（グリップにセンサーを装着する）アーコスを活用したコブラCONNECTが搭載されており、一打一打を自動的に記録する。

コブラがこの大きな枠組みのどこにハマると考えているのかは、イメージを一新した「キングフォージドテックアイアン」で分かる。

キャロウェイほど大きくないし、ツアーエッジほど小さくもない、コブラはゴルフ用品激戦区の外に収まっているという感じ。

コブラキングフォージドテックワンレングスアイアンは、他のアイアンとは全く異なりますが、PGAツアーで活躍する”あの選手”が使っているのが何よりの根拠であり、実践で使えるクラブです！！

より打ちやすくするための工夫として、キングフォージドテックワンレングスアイアンは、つかまりにくいロングアイアンではライ角をアップライトに、左が怖いショートアイアンではフラットに設計されています。

さて、この「キングフォージドテックアイアン」は、コブラがプレーヤー・ディスタンス部門の中心となる原動力となるのか、それなりのインパクトを残す単なる後発組となってしまうのだろうか？