3 歳以上,塩酸フェキソフェナジン(アレグラR):6 か月以上,メキタジン製剤(ゼスランR):年齢


熱を冷ますためには、解熱剤が用いられます。しかし、子ども用のねつ冷ましシロップには、解熱剤と一緒に抗ヒスタミン薬が配合されていることが多いので注意しましょう。


アレルギー薬であるフェキソフェナジン塩酸塩と交感神経 α 受容体作動薬である塩酸プソイドエフェドリ

アレルギー反応による咳を止めるために、咳止めシロップにも抗ヒスタミン薬が配合されていることがよくあります。

第一世代のものは眠気の副作用や痙攣発作のしきいを下げて発作を誘発する可能性があるため、てんかんの患者様には適していません。「てんかんの方は抗ヒスタミン薬を飲まない方が良い」と言われるのはこちらの薬剤のことを意図して言われているのだと思います。一方、第二世代のものは中枢神経系への影響が少なく、眠気などの中枢神経系の副作用を起こしにくいとされていますので、てんかんの患者様でも安心してお飲み頂けます

自分に合う薬を探すしかない、ともいえます。 ・一般的に眠気が出にくいのは・・・

風邪薬と呼ばれる種類の薬には、あらゆる成分が配合されています。熱や鼻水、咳などさまざまな症状に効くように作られているため、抗ヒスタミン薬も配合されていることがほとんどです。

それでもご不安な方はプランルカストやモンテルカストと言ったヒスタミンではなくロイコトリエンというアレルギー物質をブロックするタイプの抗アレルギー薬や、点鼻薬や点眼薬などの局所治療薬で対応することも可能です。

症例を検討した背景因子のなかでは,てんかんなどの神経学的素因または発作の既往が最も多く, ..

抗ヒスタミン薬は、子ども用の市販薬にもよく配合されています。熱性痙攣の既往歴がある子どもに市販薬を使用する場合は、抗ヒスタミン薬が入っていないかをしっかり確認しましょう。

抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代があり、第一世代抗ヒスタミン薬(d-クロルフェニラミンやシプロヘプタジン、プロメタジンなど)は血液-脳関門を通過しやすいため中枢神経系への移行が多く、第二世代抗ヒスタミン薬(フェキソフェナジンやオロパタジン、エピナスチンなど)は血液-脳関門を通過しにくいため中枢神経系への移行は少なくなっています。

安全性は確立していない[使用経験が少ない。]。 フェキソフェナジン

そのため、熱性痙攣の既往歴がある子どもが熱を出した場合は、抗ヒスタミン薬と同様にテオフィリンの使用も推奨されていません。

抗ヒスタミン薬は鼻炎の症状を軽減させるのに効果がある薬です。そのため、鼻炎シロップにはほぼ必ず抗ヒスタミン薬が配合されています。


腸管からの吸収が促進されてAUCが上昇するため、眠気などの副作用が出やすくなる。…

このようにヒスタミンは身体の中で様々な働きをしていますが、抗ヒスタミン薬はこれらの受容体にヒスタミンと競合して結合し、ヒスタミンの作用をブロックします。私たちの身体の中には血液-脳関門という、血液中の物質が容易には脳(中枢神経系)に入り込めなくするバリアが存在します。しかし、抗ヒスタミン薬の中には血液-脳関門を通過しやすいものもあり、これらの薬剤は中枢神経系のH1受容体にも作用し、眠気などの副作用を引き起こします。

2.0~7.5%程度 (一般人口におけるてんかん発症率:0.5~1.0%) ..

第一世代の抗ヒスタミン薬と第二世代の抗ヒスタミン薬でリスクを比較したところ、発熱してから痙攣が起こるまでの時間を短縮させる働きが両方で確認されました。また、第一世代の抗ヒスタミン薬を使用したグループでは、優位に発作持続時間が長いことも確認されています。

フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「杏林」キョーリンリメディオ株式会社

このことから、熱性痙攣の既往歴がある方が発熱した場合は、鎮静性抗ヒスタミンの服用を避けるべきといえます。

てんかんを患っており部分てんかんの二次性全般化の複雑部分発作でMRI等で脳 ..

ただ、花粉症症状により夜間の睡眠の質が悪化したり日中の眠気がでること自体がてんかん発作のリスクにもなりますので、個人的な意見としては抗ヒスタミン薬を使用してしっかりと花粉症症状を抑えることをお勧め致します。

比較的安全⇒ クラリチン、ジルテック、アレロック、タリオン、ゼスラン

日本小児神経学会が発刊している「熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023」には、「発熱性疾患に罹患中に鎮静性抗ヒスタミン薬を使用してよいか」との問いに対して以下のような記載がされています。

リドカインを含ませた綿球を肛門に挿入。帰宅。 直腸潰瘍発現。 酸化マグネシウム(300㎎×3T),アセトアミノフェ

抗ヒスタミン薬(シプロヘプタジン、ケトチフェン、クロルフェニラミン)を使用したグループでは、使用しなかったグループよりも発作持続時間が長かったとの報告があります。また、発熱してから発作を起こすまでの間隔も短くなることが明らかです。

寝る前にフェキソフェナジン杏林を50錠飲みました。起きたらどうなりますか? 1

てんかんを理由に抗ヒスタミン薬を処方してもらえなかった方は、てんかんの主治医にも一度ご相談されてはいかがでしょうか?

乳幼児への抗ヒスタミン薬使用と熱性痙攣

抗ヒスタミン薬が、熱性痙攣の発症リスクを上げたというデータは今のところありません。しかし、熱性痙攣を発症した場合に発作持続時間を長くする可能性があります。

てんかん患者と抗ヒスタミン薬の関係

H1受容体は、中枢神経系に多く分布しており、ヒスタミンが結合すると興奮性を高め、覚醒状態を維持するために関与している物質のひとつです。また、平滑筋や血管内皮細胞などにも分布しており、こちらに作用するとアレルギー反応や炎症反応を引き起こします。

てんかん花粉の薬のお悩みも医師にすぐ聞ける

抗ヒスタミン薬とは、神経伝達物質の一つであるヒスタミンの働きを抑える薬のことです。古くから使われており眠気が出やすいものを第一世代、比較的新しく開発されたもので眠気が出にくいものを第二世代の抗ヒスタミン薬と呼んでいます。主な抗ヒスタミン薬は、以下の通りです。

てんかんと抗ヒスタミン剤について

残念ながら花粉症はすぐに治療できる方法はありません。花粉症状がつらい方は舌下免疫療法で毎日薬を飲みながら体質改善を測るようにしましょう。3〜5年間舌下免疫療法を行えば、7〜8年ほど効果が持続すると研究で証明されています。全員に効果があるという訳ではありませんが、多くの方が症状が楽になったとお話しされます。舌下免疫療法をご希望の場合には花粉流行時期を避けての開始となるため5月以降に中島医院にて医師に相談ください。また、今までアレルギー検査を受けたことがない場合にはスギ花粉アレルギーがあることを確認しなければならないので当院で検査を受けるようにしましょう。

抗ヒスタミン薬の種類

ところで、熱性痙攣の子どもには抗ヒスタミン薬を避けたほうが良いという話を聞いたことがありませんか?しかし、抗ヒスタミン薬が熱性痙攣の発症率を上げることはありません。では、なぜ避けたほうが良いのでしょうか。

てんかん患者における抗ヒスタミン薬の使用について

抗ヒスタミン薬はヒスタミンというアレルギー症状を引き起こす物質が作用する受容体をブロックするもので、H1~H4の4種類があります。

4732,2015.1.3,105-106」には,小児に処方される主な抗ヒスタミン薬の安全性について以下のように記載されています. 安全:アレグラ,アレジオン,ザイザル

子ども用の市販薬の多くには、抗ヒスタミンが配合されています。熱が出ているときに市販薬を使用すると、抗ヒスタミンの影響で熱性痙攣の発作が長引いたり発作が起こるまでの時間が短縮されたりするかもしれません。自己判断で抗ヒスタミン薬を使うのではなく、必ず医師に相談するようにしてください。

抗ヒスタミン薬と熱性けいれん

これまで抗アレルギー薬の内服についてお話をしてきましたが、花粉症で最も効果が証明されている薬は

熱性痙攣と抗ヒスタミン薬について

今年も花粉症のシーズンがやってきました。スギやヒノキの花粉は2月から4月にかけてピークを迎えますが、今年は例年より花粉の飛散量が多いと報道されております。花粉症の症状を和らげるためには抗ヒスタミン薬が有効ですが、てんかんがあると内服することに不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。