[PDF] 5α還元酵素阻害薬 前立腺肥大症治療薬 デュタステリド錠
デュタステリドはテストステロンがDHTになるのを防ぐ薬です。
つまり、テストステロンが変化するのを防ぐ薬です。
研究の結果、デュタステリドを投与した後の血液中のテストステロンの値は18.8%上昇したそうです。
つまり、テストステロンが低下するLOH症候群に有効な薬である可能性があるという事です。
[PDF] 5α還元酵素阻害薬 前立腺肥大症治療薬 デュタステリド錠
実は、2型の5α還元酵素をブロックする薬が男性脱毛症の薬であるフィナステリド(商品名プロペシア)です。
もちろん、デュタステリドにも育毛の作用が有ります。
この薬は前立腺を小さくさせて効果を発揮する薬として知られており、前立腺を小さくするには半年かかると言われています。
しかし、この薬を投薬して間もない方からすごく良く効いたと言われる事が有ります。
1型及び2型5α還元酵素を阻害する。ジヒドロテストステロンは前立腺肥
デュタステリドは5a還元酵素を阻害する薬で、DHTを抑制して肥大した前立腺が縮小させ、排尿状態を改善させます。
これまでの研究で、1年間投与することで、前立腺の容積が33.8%減少したと報告されています。
それでは、この薬がどの様にして効果を発揮するのかから書いてみます。
精巣から代表的な男性ホルモンであるテストステロンが分泌されます。
活発なテストステロンである遊離テストステロンが5α還元酵素という酵素と結びついて、さらに活性の高いジヒドロテストステロン ( DHT ) に変化します。
デュタステリドカプセル0.5mgAV「ニプロ」|5α還元酵素阻害薬
もしかしたら、前立腺肥大症にLOH症候群を合併している方が内服すると、テストステロンの数値が上昇して飲んでから早期に症状が良くなった可能性があるというのです。
当院でも、この1年で多くの方にこの薬を処方させていただきました。
そして、多くの方から良く効く薬だと評価されました。
これまでこの薬については前立腺自体を小さくする薬という認識しかありませんでした。
しかし、今回の講演を聞いて、この薬が実はとてもすごい薬かもしれないと感じさせられました。
通常、成人にはデュタステリドとして1回0.5mgを1日1回経口投与する。 〈用法・用量に関連する使用上の注意〉
一昨日、デュタステリド(商品名アボルブ)の講演会がありました。
前立腺肥大症治療薬として発売1周年を迎えた薬です。
日本大学教授の高橋悟教授の講演でした。
今後はさらに多くの方がこの薬を内服していくと思います。
その経過を見ていくことで、前立腺を縮小させる以外の効果がはっきりしてくるのだと思います。
5α還元酵素阻害薬による前立腺肥大の治療 (JIM 20巻4号) | 医書.jp
副作用かなとおもったら担当医にすぐにご相談いただくことが大切です。肥大した前立腺を徐々に小さくして症状を良くしていくお薬なので、効果を急がず、まず6ヶ月間はきちんと飲み続けていただくことが大切です。また、PSA検査を行う際は、アボルブ服用中であることを、必ず担当の先生にお伝えください。
5α還元酵素阻害薬で男性のうつリスク増 | Medical Tribune
前立腺肥大症は男性特有の病気で、尿道の周りにある前立腺が肥大し、尿道が圧迫されることで、排尿に関するさまざまな症状が出る病気です。50代以降に多く見られ、70代以降の7~8割が発症しているとされています。
デュタステリドは、5α還元酵素(5α-reductase、以下 5AR)阻害を作用機序とする新規の
重大な副作用として肝機能障害が言われていますが、頻度は1.5%程度です。きつかわクリニックでは内服後2-3ヶ月を目安に採血で一度肝障害の有無の確認をおこなっています。
また、メーカーより本剤0.5mgでの副作用は、リビドー減退4%(3/71例)、勃起不全3%(2/71例)及び射精障害3%(2/71例)とも発表されております。
副作用として総精子数、精液量及び精子運動率への影響も記載があります。また、乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)が起こることもあります。 本剤0.5mg/日の精液特性に対する影響を評価した。投与52週目における総精子数、精液量及び精子運動率の投与前値からの平均減少率(プラセボ群の投与前値からの変化で調整)は、それぞれ23、26及び18%であり、精子濃度及び精子形態への影響は認められなかった。本剤群における総精子数の投与前値からの平均減少率は、24週間の追跡期間後においても23%のままであった。 また、本剤群の27例中2例において、投与52週目に投与前値から90%を超える精子数の減少が認められたが、追跡24週目には軽快した、とも発表されております。
きつかわクリニックでは、妊孕性にかかわる年代の患者さまに本薬剤の処方はおこなっておらず、射精障害などにも十分考慮をおこなっております。
7.5α還元酵素阻害剤と前立腺癌のリスク (臨床泌尿器科 68巻4号)
AGA予防・改善のためには、5αリダクターゼを抑制するのが一つの方法として挙げられます。そのために高い効果が期待できるのが、治療薬を飲むことです。その他、補助的に育毛剤を使ったり、食べ物にも気を配ったり、サプリメントやシャンプーを取り入れたりするとよいでしょう。詳しくは以下の通りです。
[PDF] デュタステリド製剤 5α還元酵素阻害薬 前立腺肥大症治療薬
注1)前立腺肥大症に伴う排尿の症状を総合的に評価する症状スコアー。35点満点。
注2)頻尿や尿意切迫感などの過活動膀胱症状を評価する症状スコアー。15点満点。
デュタステリドはΔ1-4-アザステロイド骨格を有する 5α還元酵素阻害薬である。本剤は
5αリダクターゼは、特に男性にとっては必要な存在であるものの、そこから生成されるDHTはAGAや前立腺肥大症の発症の原因にもなることもあります。まずはDHTの働きについて詳しく見ていきましょう。
5α還元酵素阻害薬 解説タイトル [処方薬]お薬検索 一覧のページ です ..
5αリダクターゼを抑制するうえで、最も高い効果が期待できるのがお薬を飲む方法です。代表的なお薬には、デュタステリド(ザガーロなど)とフィナステリド(プロペシアなど)があります。いずれも日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドラインにおいて、最もランクの高い推奨度Aの治療法です。
[PDF] 5α 還元酵素阻害薬デュタステリドの登場〜 前立腺肥大症の治
【おわりに】
デュタステリドは、
1)従来薬で十分な効果が得られない、
2)前立腺肥大症が大きすぎて手術するしか方法がない
といった患者さんに今までになかった治療を提供しうる新薬です。
私たちは、この新しい薬を前立腺肥大症治療の新たな選択肢としてお勧めしていきたいと考えています。
当院で発売当初よりデュタステリドによる治療を受けた患者さんたち9症例の半年後の実際の治療効果を上に3つのグラフに示します。治療前と治療後(6か月後)を比べてみると、エコー検査での前立腺容積は平均で約3割縮小していました。排尿に関する自覚症状についても、国際前立腺症状スコアー(注1 )と過活動膀胱症状スコアー(注2)のいずれにおいても改善傾向が認められました。一方で2名の患者さんでアボルブの副作用が認められました(①内服1か月目で全身倦怠感発生、②内服7か月目で乳房痛発生)。いずれの副作用も軽症で内服中止によって速やかに改善しました。このような当院における経験からも、デュタステリドは前立腺肥大症において有効かつ安全な治療薬を言えるでしょう。
α還元酵素阻害剤(デュタステリド:アボルブ) : 高悪性度の前立腺癌を
前立腺体積30mL以上の前立腺肥大症患者を対象とした二重盲検比較試験(1日1回24週間経口投与)において、用量依存的な前立腺体積の減少が認められています。 本剤0.5mgの投与を受けた70例の患者さまで、投与前の前立腺体積が平均45.4MLから34.6MLに減少していまし、変化率が−25.3%であったと報告されています。
前立腺が縮小することにより、排尿状態の改善、頻尿の改善が期待できます。
また、デュタステリドは、前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの量を減少させます。PSAは前立腺がんの腫瘍マーカーです。デュタステリドその影響を考慮することにより、アボルブを服用中であっても、PSA検査を通常通り行うことが可能です。ただし前立腺癌の治療薬ではないので注意が必要です。
近年の報告で、遊離テストステロンと総テストステロンの男性ホルモンをともに上昇させるといった報告もあります。
In vitro において、ヒト1型及び2型5α還元酵素を阻害した。26)
これらのお薬は、5α-還元酵素阻害剤に分類されるお薬で、文字通り、5αリダクターゼを阻害することでAGAの進行を防ぐお薬です。ただし、主に抜け毛を抑える効果が期待できるお薬であり、発毛効果はそこまで期待できません。
[PDF] デュタステリドカプセルAV「日医工」を服用される方へ
【PSA検査を行うにあたって】
デュタステリドは前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSA(前立腺特異抗原)を低下させます。
これはデュタステリド内服中に前立腺癌になりにくくなるわけではなく、逆に前立腺癌が発生した際に見落とされ、治療が遅れて悪化してしまう可能性を含んでいます。このためデュタステリドは泌尿器科専門医の監視の元で使用されることが勧められます。
このお薬は、 5α還元酵素阻害薬という前立腺肥大症の治療薬です。 (01) ..
また、男性ホルモンの「テストステロン」を「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変える働きもあります。DHTは、胎児の男性外性器をつくる働きなどがあり、男性の体にとって重要な働きをしています。その一方で、AGA(男性型脱毛症)や前立腺肥大症の発症の原因にもなることもあります。
デュタステリドは、グラクソ・スミスクライン株式会社により研究開発されたΔ1-4-アザステロ
なお、デュタステリドは5αリダクターゼⅠ型、Ⅱ型の両方を阻害しますが、フィナステリドはⅡ型のみを阻害します。