ヘルペス性口内炎: 単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって起こる、



びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎及び舌炎
通常、適量を1日1~数回患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。


ヘルペス性口内炎にかかると、その後もヘルペスウイルスは体に残り、

患者は、舌の先に口内炎ができたためクリニックを受診し、アフタゾロン口腔用軟膏<デキサメタドン>が処方された。

口腔内用軟膏の服薬指導後に、使用法などを患者が正しく理解できているか確認する必要がある。

カンジダ性口内炎: 口腔内でカンジダというカビ(真菌)の一種が

<製剤の物性>
健常人被験者6名の口腔内に本剤をそれぞれ塗布し、検出できなくなるまでの時間を記録した結果、口腔内に対する付着時間は1.49時間であったことが報告されている。

患者から、「軟膏を口腔内(舌の先の口内炎)に塗ったら、唾液がでて困った」と言われた。その原因は、自己判断で20~30分間口を閉じない、飲み込まないでいたことによると思われた。

なるべく口内炎を引き起こさないようにする事が第一目標となりますね。

(アフタゾロン口腔用軟膏の医薬品インタビューフォーム,2016年1月改訂,第9版,p.5より)

<基剤の特性>
本剤の基剤は、口腔内の特殊性(常に唾液により湿潤していること、可動部が多いこと、咀嚼などによる粘膜面の機械的自浄作用が強いことなど)を考慮して、湿潤粘膜に対する付着性と口腔内滞留性が付与されている。本剤の局所塗布により患部をスムースな被膜で長時間保護すると共にデキサメタゾンの効果を助長する。

デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%「日医工」の効果・効能・副作用

(アフタゾロン口腔用軟膏の医療用添付文書,2016年1月改訂,第6版より)

読んで字の如く手や足、口の中に発疹、水疱ができる疾患です。罹患年齢は2歳以下が大半で4歳位までの幼児を中心に感染し、夏以外に秋から冬にかけて流行する年もあります1)。主な原因ウイルスは、コクサッキーウイルスA16、A6、エンテロウイルス71などです。発疹は、肘、膝、臀部に出ることもありますが、痒みや痛みはほとんどありません。一方、口腔内や舌の水疱は小潰瘍ができることもあり、痛みます。発熱する場合もありますが、これらの症状が全部出現するわけではなく、同じウイルス型に感染した患者さん同士でも症状には個人差があります。例えば、手足だけ、あるいは口腔内だけに発疹が出るなど、兄弟でも症状が違うこともあります。多くの場合、症状は1週間程度で消失します。


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症状は、咽頭の口蓋弓に赤い発疹ができ水疱となります。水疱はすぐに破れて潰瘍になり、咽頭痛を伴います。咽頭の水疱、咽頭痛の他、発熱する場合もあります。感染者は1歳位が一番多く5歳以下がほとんどで、夏以外ではあまり流行がみられない病気です1)。原因ウイルスは、コクサッキーウイルスA群が主で、その他にB群やエコーウイルスとされ、エンテロウイルスの広いグループで起きます。
手足口病とは、口腔内の発疹部の場所で鑑別します(図)。口腔内の前の方、唇や舌のあたりに発疹ができていれば手足口病、喉の奥の方にできていればヘルパンギーナと診断します。ただ時々、喉にも、手の平にも発疹があるという両方の所見を持つ患者さんがいますが、これはどちらもエンテロウイルスが原因のためと考えられます。

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治療は対症療法が中心になります。一般的に解熱剤は、熱が38.5℃以上あり、ぐったりしている場合、また母乳や水分が取れない場合に脱水症状を進行させないために使います。抗菌薬は高熱が続き、細菌による二次感染が疑われる場合のみ投与します。
手足口病の皮膚の発疹には、基本的に外用薬は使いません。水疱瘡の場合は、水疱ができるとカチリ(フェノール・亜鉛華リニメント)を塗ることがあります。これは水疱瘡の発疹は皮膚の少し深いところにできるため、早く乾かしてかさぶたにするために塗布します。手足口病の発疹は、痒みや痛みもなく比較的皮膚の浅いところにできるため、外用薬は必要としません。もともとアトピー性皮膚炎や、湿疹の痒みがある場合には抗ヒスタミン剤を使うことがあります。水疱瘡と手足口病の流行時期が重なって区別が難しい時には、数日様子をみて発疹の数や分布、その後の変化をみて鑑別します。
手足口病とヘルパンギーナにみられる口腔内の発疹にも基本的には外用薬は使いません。痛みが強い場合のみトリアムシノロンアセトニドやデキサメタゾンを使います。ただし、ステロイドを使いすぎるとかえって治りにくくなることがあるので注意が必要です。
プール熱による結膜炎も抗菌薬の点眼薬は効果がありません。炎症がひどい場合には、眼科を受診してもらうようにしています。

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(禁忌)
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.口腔内感染を伴う患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き使用しないが、やむを得ず使用する場合には、あらかじめ適切な抗菌剤、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること(感染症の増悪を招くおそれがある)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(本剤のヒト母乳中への移行の有無は不明である)。
(小児等)
長期連用により発育障害をきたすおそれがある。
(適用上の注意)
14.1.薬剤交付時の注意
14.1.1.使用時:使用後はしばらく飲食を避けさせること。
14.1.2.適用部位:眼科用として使用しないこと。
(取扱い上の注意)
使用後はチューブの口及びその周辺に付着した軟膏をふきとった後、キャップを締めて保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。

・デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%「NK」について・デキサメタゾン口腔用軟膏0.1 ..

プール熱と診断された場合は、主な症状がなくなった後2日を経過するまで、登校・登園の停止が学校保健安全法で規定されています。ただし、検査キットでアデノウイルスを確認しても目の症状がなければ、病名はアデノウイルスによる咽頭炎となります。同じウイルスですからプール熱と同じく欠席するのが良いはずですが、咽頭炎の場合は規定がないのが現状です。一方で、手足口病とヘルパンギーナは、登校・登園の制限がありません。この2つの病気は、不顕性感染者も多く、登校・登園制限が効果的とは言えないため、本人の症状に応じて登校・登園することも可能です。
プール熱、手足口病、ヘルパンギーナは、毎年、流行が始まる時期が違うため、今年の流行についても、まだ予想できません(2017年5月上旬時点)。都道府県や国立感染症研究所では、流行状況を調査していますが、地域ごとに状況は違うため、私はクリニックがある調布市内の流行状況についての情報交換を大事にしています。これらの夏かぜは対症療法が中心で、さらに症状には個人差がありますので、薬剤師の方々には患者さん個々の症状に応じた服薬指導をお願いしたいです。症状が改善したからといってすぐに服用を止めるのではなく、決められた期間は服用を続けるよう指導をお願いします。

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ウイルス性口内炎の一種です。 乳幼児に多く見られ、口の粘膜上の水疱、

歯科医院で行っているいくつかの方法をご紹介します。 アフタ性口内炎

他の常在菌より優位になることにより口内炎の症状を引き起こします。

お薬情報. デキサメタゾンを主成分とする合成副腎皮質ステロイド剤で、抗炎症作用から口内炎の痛みを改善する作用があります。

お薬に頼る前にご自身の免疫力強化や、口内炎発症に関わるビタミン、