[PDF] ED治療薬 併用禁忌・注意薬剤リスト(2015年9月改訂)
マクロライド系抗生物質【CYP3A4阻害】・・・降圧作用の増強あるいはバルデナフィルの血漿中濃度が上昇するおそれがある
※テラビックは、バイアグラ、レビトラでは併用禁忌ですが、シアリスは併用注意です.
A.違う可能性が高いと思われます。
インターネットなどで海外から医薬品を個人輸入したり、代行業者から購入する場合その品質は保証されておらず、偽造医薬品の可能性があります。その中には有効成分が含まれていなかったり、不衛生な環境で製造されて不純物が混入しているものや、ボトルやラベルを純正品に似せているものが多くあり、予測できない健康被害が出ています。また個人輸入によって入手した製品については、健康被害による公的制度の救済対象にもなりません。
「コニール」。(協和発酵キリン)
高血圧症、腎実質性高血圧症、狭心症を適応症とするカルシウム拮抗薬。
成分はベニジピンbenidipine。
2mg錠、4mg錠、8mg錠が市販されています。 高血圧症に対しては、1日1回2~4mgを朝食後に服用します。 状況に応じ、重症例では8mgまで増量可能です。
高血圧症に対しては1日1回の服用で下が、狭心症に対して投与する場合は、1日2回(1回服用量4mg)を朝夕食後に服用します。
コニール®(ベニジピン)は、やや半減期の短いイメージの薬剤です。 そのため、高血圧症に対して添付文書上1日1回の服用とされていますが、臨床現場では、 しばしば、1日2回に分割服用を行っています。
先にも述べましたが、L型、T型、N型すべてのカルシウムチャンネルをブロックする為、副次的な効果が期待されます。
脳血管性疾患への効果が良かったことから、神経内科、脳外科を中心に使用されていた事もあります。
コニール®(ベニジピン)とバイアグラ、レビトラ、シアリスとの併用は可能です。
バイアグラの有効成分である、シルデナフィルの併用禁忌薬は以下の通りです ..
現在本邦で使用されている降圧薬は、①カルシウム拮抗薬、②アンジオテンシンII受容体拮抗薬、③アンジオテンシン変換酵素阻害薬、④利尿薬、⑤ベータ遮断薬、⑥アルファ遮断薬、⑦アルドステロン拮抗薬、⑧直接的レニン阻害薬、⑨交感神経抑制薬、⑩古典的血管拡張薬の10種類ありますが、利尿薬、ベータ遮断薬、交感神経抑制薬などはEDを惹起する可能性があります。カルシウム拮抗薬は、薬剤の種類によりEDを惹起しやすいものと影響を与えないものがあります。アルファ遮断薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬は、EDに影響しないか、むしろEDを改善するとの報告があります。その他の近年使用可能となった降圧薬に関しては積極的な検討は行われていませんが、EDを惹起する可能性は低いと考えられます。また降圧薬によっては逆行性射精などをおこす種類の降圧薬もあり注意が必要です。重症EDは、バイアグラをはじめとするED治療薬の適応となりますが、降圧薬を内服しているED合併高血圧患者では、降圧薬の種類を変更する事により性機能が改善することもあります。
「アテレック」。(持田製薬)
「シナロング」。(キッセイ薬品)
高血圧症を適応症とするカルシウム拮抗薬です。 他剤と異なり、狭心症には適応が有りませんので注意が必要です。 (適応症がないのと効果がないのとでは別です)
成分はシルニジピンcilnidipine。
5mg錠、10mg錠が市販されており、高血圧症に対しては、1日1回5~10mgを朝食後に服用すします。 降圧効果が不十分な場合は、20mgまで増量できます。
先にも述べましたが、L型、N型のカルシウムチャンネルを遮断します。
N型チャンネルを遮断し交感神経の作用を抑制する事から、心拍数の増加抑制作用が有ります。 L型遮断の作用で末梢血管が拡張すると、反射性に頻脈を来たすとされていますが、これを抑制します。
早朝高血圧症は、交感神経の関与が指摘されておりますが、これも抑制するとされています。
腎糸球体輸出細動脈の拡張作用を有すため、慢性腎臓病(CKD)を合併した高血圧例に良いとされています。 実際に、アムロジピンに比較し、尿蛋白量が減少したとの報告がございます。
アテレック®およびシナロング®(シルニジピン)とバイアグラ、レビトラ、シアリスとの併用は可能です。
高血圧とEDの関係は?降圧剤とED治療薬は併用可能?医師が解説
でも高血圧患者には禁煙が推奨されており、1本の紙タバコで15分以上血圧上昇を引き起こすとの報告もあります。
「ヘルベッサー」。(田辺三菱製薬)
本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、異型狭心症に適応症を持つ、 ベンゾチアゼピン系のカルシウム拮抗薬です。 頻脈性不整脈には適応がありませんが、洞結節や房室結節の抑制作用(陰性変時作用)を有します。
通常の製剤と、徐放製剤である「ヘルベッサーR」があります。
ジヒドロピリジン系とフェニルアルキルアミン系の中間的な作用を有します。
成分はジルチアゼムdiltiazem。
通常製剤では、30mg錠と60mg錠が市販されており、徐放製剤は、100mgカプセル、200mgカプセルが市販されています。
通常製剤では、1回30mgを1日3回服用を基本とし、効果不十分な場合は、1回60mgまで増量可能です。
徐放製剤では、1日1回100~200mgを服用します。 血中半減期を考慮して、1日2回に分割する事もあります。
陰性変力作用(心収縮抑制作用)が強いため、重篤なうっ血性心不全例では禁忌とされています。
Ⅱ度以上の房室ブロックや洞不全症候群例でも、禁忌とされています。
血管拡張作用と陰性変力作用、変時作用による、薬効を発揮します。
心臓の仕事量は、1回に収縮に必要なエネルギーと、心拍数で規定されます。 1回の収縮に必要とされるエネルギーは、主に血圧で規定されます。 ヘルベッサー®(ジルチアゼム)は、血管拡張作用と心拍数抑制作用により、心臓の仕事量を減少させ、 抗狭心症作用を発揮します。
良いとこどりで、非常に良い薬剤と考えられますが、残念ながら、やや薬効が弱めの薬です。
また、徐放製剤はカプセルであるため、高齢者では服薬が困難な場合もあります。
高血圧とEDの関係性とは?ED治療を並行する際の注意点も解説します
高血圧治療とED治療を並行する場合、治療薬の服用による副作用が強く現れる可能性があるため注意が必要です。たとえばED治療薬であるバイアグラには、血管を拡張させる副作用が5.78%の確率で起こることがわかっています。高血圧治療薬と併用すると危険なケースがあるため、服用を希望する場合には専門の医師へ確認することが大切です。バイアグラ以外のED治療薬であるレビトラやシアリスも同様で、高血圧治療併用の自己判断は危険です。レビトラは、0.1%未満と確率は低いですが、高血圧を発症する副作用があります。またシアリスは安静時血圧が170/100mmHgよりも高いコントロール不良の血圧の場合、服用できないことになっています。ED治療薬そのものが、陰茎の血管を広げる効果があるため、同じような作用を持つ薬剤を使用すると、効果を強めてしまい、要注意です。意識消失など危険な状態を引き起こす危険性があります。
また、手軽に低価格で購入できるという理由で、インターネットで個人輸入する方法もおすすめできません。海外で販売されているED治療薬は中身が違う「偽造薬」の可能性が高く、思わぬ健康被害に遭う恐れがあります。ED治療薬を服用したい場合には、必ず信頼できる医療機関で診察を受けてから入手するようにしましょう。
イースト駅前クリニックでは、ED治療を専門とする医師が問診を行い、自分に合った最適な治療法を提案します。EDのリスクファクターとして高血圧が挙げられている点からも、両方の症状を併発し、悩んでいる方がいるのではないでしょうか。どちらも日常生活に影響を及ぼしやすい症状なため、並行して治したいと考える方が多くいるはずです。治療薬の料金が気になる方も、イースト駅前クリニックでは、比較的手頃な価格のジェネリック医薬品を取り揃えているため、費用を抑えることができます。話だけでも聞いてみたいという方は、お気軽にお近くのイースト駅前クリニックへお越しください。
高血圧は、ED発症のリスクファクターの一つです。海外の研究でも、高血圧とEDを併発している方の割合が高いことがわかっています。高血圧は生活習慣病を引き起こす可能性があり、そのまま放置してしまうのは危険です。またEDは、治そうと悩むほどに悪化する可能性があり、症状に気づいたら早めに治療する必要があります。一方で、高血圧とED治療薬には、どちらも血管拡張作用があります。そのため、自己判断での併用は、薬効が強く出現する危険性があり要注意です。これからEDの治療を始めたい、もしくはEDと高血圧両方の治療を進めていきたいと考えている方は、まずは専門の医師へ相談することをおすすめします。
イースト駅前クリニックでは、ED治療を専門とした治療薬を取り揃えています。悩むほどに悪化しやすいEDは、自力で治すのは難しいのが現状です。インターネットで治療薬が購入できますが、偽造薬の可能性が高く、服用により他の症状が出現し悩まされる可能性があります。高血圧治療薬との併用ができるのか、正確に診察をし、ベストな治療法を提案します。気になる症状を治したい方は、お気軽にお近くのイーストクリニックへご相談ください。