ザガーロカプセル(デュタステリド)とは? ~効果や副作用について


男性の薄毛の中でも特に多いのが生え際の後退です。特にM字型と呼ばれる薄毛が成人男性に多く見られます。薄毛になるのは40代以上の男性というイメージが持たれがちですが、M字の薄毛は20代でも発症し、進行していくケースも少なくありません。
生え際からM字型に進行していく薄毛症状はAGAが原因である可能性が高いことがわかっています。AGAにはこの他にも頭頂部から薄毛が進行するO字型、そして生え際と頭頂部の両方が同時に進行するU字型というパターンがありますが、これはAGAの原因物質であるDHTを生成する5αリダクターゼが前頭部と頭頂部に多く存在するからとわれています。
AGAが原因で起きるM字の症状であれば、先ほどもご紹介しました通りザガーロの使用が有効です。自己判断をせず、早めに専門の医師に診てもらい、適切な治療を行いましょう。


[PDF] ザガーロカプセル0.1mg ザガーロカプセル0.5mg に関する資料

ザガーロカプセル(以下、ザガーロ)は、薄毛、AGA治療に用いられる内服薬で、有効成分はデュタステリドという物質です。AGAは男性ホルモンであるテストステロンが体内にある酵素の5αリダクターゼと結びつくことによって生成されるDHT(ジヒドロテストステロン)によって引き起こされることがわかっています。DHTが毛根にあるホルモン受容体に感知されることによって、髪の成長記が阻害され、ヘアサイクルが乱されてしまうのです。)
デュタステリドは5αリダクターゼの働きを阻害することによって、AGAの原因物質となるDHTの生成を抑制する効果が認められています。AGAは進行性の脱毛症ですので、治療を行わずに放置すると、どんどん進行していきます。そこで、ザガーロを用いて治療を行い、進行を食い止めることができます。(※3,4)

アボルブもザガーロと同様に、デュタステリドを有効成分とする医薬品です。
しかし、適応症が前立腺肥大症として承認されたものです。ただ、ザガーロと有効成分が同じであることから、AGAに対する効果も期待でき、また価格も安価なことからジェネリック医薬品と混同されてしまいがちです。基本的にはAGA治療に使用されることはありませんが、一部のAGA専門クリニックでは処方してもらえるケースもあります。ただし、適応外の処方となることから、信頼できる専門医師の判断のもとで使用する必要があります。

デュタステリドは、テストステロンからより作用の強いジヒドロテストステロンへと変換する

AGAを発症している方がザガーロを服用した場合、「脱毛部位に太く長い毛の本数が増える」という効果があると、国内外の臨床試験によってポジティブな結果が報告されています。20~50歳のAGA患者を対象とした試験では、頭頂部(直径2.54円内)の24週時における非軟毛の毛髪数の増加が以下の通り、認められています。
・ザガーロカプセル0.1mg:63.0本の増加
・ザガーロカプセル0.5mg:89.6本の増加

2018年10月の段階では、日本国内で認められているザガーロのジェネリック医薬品は存在しません。
そもそも、ザガーロは2015年に承認され、2016年に発売されたばかりの新薬ですので、当面の間は日本国内でザガーロのジェネリック医薬品の製造・販売をすることはできません。海外では安価なザガーロのジェネリック医薬品が製造・販売されており、日本国内でも海外ネット通販・個人輸入などを通じて入手することは可能です。しかし、海外ではAGA治療薬の偽物も多く流通していますし、本物であっても品質に保証はありません。そのため、期待する効果を得ることができなかったり、重篤な副作用・健康被害などのリスクもありますので推奨されません。安全に使用するために、専門クリニックや一般病院での処方を受け、正規のザガーロを購入するようにしましょう。

デュタステリドZA製剤初のジェネリック医薬品製造販売承認を取得 10月13日から発売

ザガーロの服用を中止すると、再びDHTが生成されるようになりますので、一度改善できていても再びAGAを発症する可能性があります。
そのため、辞め時などはありませんが量を減らすといった選択肢はあります。

本数だけでなく、「毛髪の太さ」にも変化が報告されています。頭頂部と前頭部のいずれの箇所においても効果が認められていますが、特に頭頂部への効果が高いとされています。この結果から考えると、AGAを発症している方の場合、ザガーロを使用することによって育毛・発毛効果を期待できると言えるでしょう。
ただし、ザガーロのメカニズムを考えるとAGAの原因物質に作用し、進行を食い止めるということが主な役割です。AGAの進行がストップすることで、ヘアサイクルが改善され、結果として薄毛の進行が抑制されます。より高い育毛・発毛効果を期待するのであれば、毛根に直接働きかけて細胞分裂を活発化することによって発毛・育毛を促進する効果が認められているミノキシジルとの併用が有効です。基本的にザガーロとミノキシジルは問題なく併用することができますが、より安全に、そして高い効果を期待するのであれば、専門の医師の指導に従って使用するようにしましょう。(参照※3

概要 アボルブは、英国グラクソ・スミスクライン社で開発されたお薬です。 もともとは、前立腺肥大症の治療薬として開発されました。

ザガーロはAGAの原因物質であるDHTの生成を抑制することによって、進行を食い止め、ヘアサイクルを正常な状態に戻すことによって、改善効果が期待できる治療薬です。
すでにご紹介しましたが、臨床試験でもザガーロを服用することによって発毛が認められています。とはいえ、ミノキシジル外用薬のように直接毛母細胞に働きかけるといった積極的な発毛効果はないことから、その効果には限界があるといえます。そのため、ザガーロはミノキシジル外用薬と併用することによって、より高い効果を期待することができます。

ザガーロの適応症はあくまでAGAのみです。そのため、円形脱毛症など、他の脱毛症への治療に使用することはできません。有効性も確認されていませんので、そもそも効果が得られない可能性が高いといえます。
それぞれの脱毛症に適した治療法・対策がありますので、薄毛専門クリニックや皮膚科などで適切な治療を受けることをおすすめします。


ジェネリックデュタステリドはAGA(男性型脱毛症)を改善する、アボルブ(デュタステリド)のジェネリック(後発医薬品) ..

デュタステリド以外の添加物は、ジブチルヒドロキシトルエン、中鎖モノ・ジグリセリド、ゼラチン、グリセリン、濃グリセリン、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三酸化鉄、中鎖脂肪酸トリグリセリド、レシチンです。
ザガーロにはデュタステリドの含有量によって「ザガーロカプセル0.1mg」と「ザガーロカプセル0.5mg」の2種類があり、添付文書には「基本0.1mgを投与、必要に応じ0.5mgを投与する」とあります。しかし、実際のところ、臨床試験結果によると0.5mgの方が発毛効果が高く、副作用に差がないことが分かっています。そのため、医師の判断次第ですが、今後は0.5mgが主流となるかもしれません。(参照※1※2

効果に大きな違いはなく、先発品であるプロペシアよりも安価で処方が可能です。 <デュタステリド0.5mgについて>

デュタステリドの科学的な情報は以下の通りです。
・化学名:N-[2,5-Bis(trifluoromethyl)phenyl]-3-oxo-4-aza-5α-androst-1-ene-17β-carboxamide
・分子量:528.53
・分子式:C27H30F6N2O2
・性状:白色、または微黄色の粉末(ザガーロカプセルは淡いオレンジまたは淡いピンク)
・融点242~252℃
・分配係数(log P):4.9.5mg」として製造販売承認を取得しました。

デュタステリドの効果・副作用 | 近江今津駅前メンタルクリニック

ザガーロの有効成分であるデュタステリドは、体内にある酵素、5αリダクターゼの働きを阻害することによって、AGAの原因物質であるDHTの生成を抑制する効果が認められています。こうして、体内のDHT値が下がることで、ヘアサイクルの正常化・薄毛の改善効果が期待できるのです。

デュタステリドの副作用は?服用できない人やリスクについて解説!

ザガーロカプセル(以下、ザガーロ)はデュタステリドを有効成分とするAGA治療薬です。グラクソ・ウェルカム社(現グラクソ・スミス・クライン社)によって、前立腺肥大症(BPH)を適応症として1994年から臨床開発が開始されました。デュタステリドを有効成分とする前立腺肥大症治療薬は2001年にアメリカで、2002年にはヨーロッパで承認されています。日本においても2008年に「アボルブカプセル0.5mg」として製造販売承認を取得しました。
その後、デュタステリドが生成を抑制するDHT(ジヒドロテストステロン)がAGAにも関与すると考えられるようになりました。そこで、AGAを適応症とするデュタステリド治療薬の開発が進められることとなったのです。AGAを適応症とするデュタステリドは2009年に韓国で承認されましたが、アメリカやヨーロッパでは販売戦略上の理由によって、男性型脱毛症に対する開発を行わないことが決定されています。日本においては2015年に承認され、2016年から販売が開始されました。.5mg」として製造販売承認を取得しました。

ザガーロ(デュタステリド)の効果と副作用 | TCB・AGA外来

ザガーロがAGA治療薬として承認される以前に、2010年から2012年にかけて世界規模の臨床試験が行われました。この第Ⅱ/Ⅲ相二重盲検比較試験(国際共同試験)は20歳から50歳の男性のAGA患者917例(日本人200例)を対象として、ザガーロ(0.02mg、0.1mg、0.5mg)、フィナステリド1mg、そしてプラセボを1日1回投与し、24週間の経過を比較するという形で行われました。
頭頂部の直径2.54cm内における非軟毛(直径30μm以上)の数の変化はザガーロ0.1mgを投与した場合、63本の増加、0.5mgを投与した場合で89.6本の増加が認められました。それに対して、フィナステリド1mgを投与した場合は56.5本の増加、プラセボは4.9本の減少となっていましたので、ザガーロはすでにAGA治療薬として承認されているフィナステリドよりも優位性が高いことがわかります。髪の太さにおいても、同じく直径2.54cm円内における非軟毛の太さの合計はザガーロ0.1mgの場合で3.9、0.5mgにおいて5.8の増加が認められています。フィナステリド1mgの場合で4の増加、プラセボは0.9の減少でしたので、髪の太さにおいてもザガーロの優位性があることがわかりました。
日本国内ではより長期間にわたる投与試験も行われています。この国内長期投与試験は20歳から50歳のAGA患者120例を対象としたものです。試験方法は他施設共同で行われ、ザガーロ0.5mgを1日1回の、52週にわたって投与し、安全性や有効性について検討されています。この試験においては、頭頂部の直径2.54cm円内における非軟毛(直径30μm以上)の数は26週時点で87.3本、52週時点で68.1本の増加が認められました。60μm以上の硬毛の数は26週時点で60.8本、52週時点で76.9本増加しています。この結果から、毛髪の増加数は52週時点では落ちてしまいますが、健康な硬毛の数はより増加することがわかりました。(参照※1※2

現在使用されているAGA治療薬のフィナステリド(プロペシア?)とデュタステリド(ザガーロ?) ..


性生活に関するQ&Aのアーカイブです。ED専門医との相談内容を公開。真面目に生々しい真実を発見できます。男性、女性問わずお読み頂けます。セックスの悩み、性病、加齢、夫婦、パートナーなど。

開発された薬剤です。その効能はプロペシアとあまり変わりません。 AGA治療薬の種類:フィナロ

健康な成人男性36例に対してザガーロ0.5mgを投与し、薬物動態の調査が行われています。その結果、投与後1.5時間で最高血清中薬物濃度に達することがわかっています。

ミノキシジルは元々、高血圧の薬として開発されたため内服すると血圧が少し下がります。 ..

ザガーロ(Dutasteride)は、前立腺肥大症(BPH)や男性型脱毛症(AGA)の治療に使用される薬物です。

デュタステリド(ザガーロ)とフィナステリド(プロペシア)の違い ..

ザガーロは国内でも正式に承認されているAGA治療薬ですので、比較的安全に使用することが可能です。しかし、副作用の発現率は決して低いとはいえず、性機能障害をはじめとする副作用が引き起こされる可能性があります。

東和薬品株式会社が後発医薬品として、デュタステリドカプセル 0.5mgAV

昨今の医療技術の進歩により、薄毛は医療の力で完全克服可能になってきています。
駅前AGAクリニックは、「薄毛、抜け毛に悩む患者様が、根拠のない間違った治療でなく、医師の指導の下医学的に正しい治療で薄毛を克服していただきたい」という想いの元開院いたしました。
当院では、皮膚科、形成外科、美容外科の専門医の中でも薄毛治療スペシャリストの医師団による、内服薬のオーダーメイド調製、外用薬の濃度の調整、患者様一人一人の状態に合わせたオーダーメイドのメソセラピーを行い。AGA、FAGA(女性の薄毛)の患者様だけでなく、大学病院も治療できかった重症の円形脱毛症の患者様まで、ほぼすべての患者様に薄毛を克服いただいております。
立地に関しても、全国14院ネットワークで東京新宿院、東京北千住院、横浜院、千葉津田沼院、新潟院、金沢院、三重四日市院、京都烏丸院、大阪梅田院、神戸三宮、姫路院、岡山院、広島院、鹿児島院ともに駅前に位置し、患者様に少しでも通いやすい、そしてアットホームな心の通った医療サービスを行うように徹底しております。
皆様のご来院お待ちいたしております。

AGA(男性型脱毛症)に対するデュタステリドの作用として、解明されているのは「5αリダクターゼの働きを阻害する」ことです。

ザガーロは処方箋医薬品ですので、医師の処方を受け、指示に従って正しく使用しなければなりません。そこで、使用上の注意点をご紹介します。