6 ヵ月~11 歳の小児慢性特発性蕁麻疹の治療におけるフェキソフェナジン塩酸塩の安全性は、 推奨


じんましんの治療の基本は「抗ヒスタミン薬」という飲み薬です。2世代目の眠気の少ない抗ヒスタミン薬を「抗アレルギー薬」と呼ぶこともあります。この薬は花粉症やアレルギー性鼻炎にも使い、アレグラやアレジオンなど一部は市販もされています。


当院では年齢が低くても使いやすいザイザル、アレグラ、アレジオン、オノンなどをよく処方しています。 ..

じんましん、特に慢性蕁麻疹は毎日抗ヒスタミン薬を飲まなければ赤みのある発疹が出現してしまうことが多いので、毎日定期的に飲み薬を飲んで治療します。眠気以外の副作用はほとんどありませんので、長期間飲んでも大きな心配はありません。

蕁麻疹とは、突然皮膚の一部がハッキリと赤く盛り上がる膨疹がみられ、短時間で消失する皮膚の病気です。蕁麻疹の多くはかゆみを伴いますが、ヒリヒリ感やチクチクした感じを覚える場合もあります。蕁麻疹の多くは、数十分~数時間で治まります。症状が1回だけ出現して数日間続く場合と、何週間と継続して症状が出たり治ったりを繰り返す場合があり、1ヵ月半以上続く場合には慢性蕁麻疹と診断されることがあります。

子どもの蕁麻疹の受診目安は?何科を受診する? | キッズドクターマガジン

蕁麻疹は直接の原因や誘因なく、赤く盛り上がる膨疹が現れます。膨疹の形はさまざまで、小豆くらいの大きさのものから手のひら以上の大きさのものもあります。蕁麻疹は大きく分けてアレルギー性と非アレルギー性があり、前者は食べ物やホコリ、動物などによるもの、後者は日光や寒暖差によるものがあります。また、ストレスや疲れが悪化因子となることもあります。蕁麻疹の種類として、主に以下のものがあげられます。

一方、慢性蕁麻疹の場合には長期間、原因がはっきりしないにもかかわらず症状が出続けるので、毎日定期的に飲み薬を飲んでおさえる必要があります。

〈小児〉通常、12歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mg ..

皮膚のマスト細胞(肥満細胞)から何らかの機序、通常IgEを介した反応により、脱顆粒(ます細胞内の顆粒が外に出ること)し、皮膚組織内に放出されたヒスタミンなどの化学伝達物質が皮膚小血管と神経に作用して、血管拡張(紅斑)と、決勝成分の漏出(膨疹)と痒みを生じるものです。
鯖による蕁麻疹などが有名ですが、実は蕁麻疹全体の7割は原因が特定できない特発性のものです。実際には原因が特定できることは少ないので後述するように原因になる抗原を特定できることはまれです。

アスピリンをはじめとするNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)により誘発される蕁麻疹です。

過敏症:(0.1〜5%未満*)そう痒、(0.1%未満*)蕁麻疹、潮紅、発疹、(頻度不明)血管浮腫。

通常の蕁麻疹より深い皮下組織に生じる浮腫のため、あまりかゆみを伴いません。顔、口唇、眼瞼に起こりやすく、以前はクゥインケの浮腫と呼ばれていました。一部は遺伝性で生命を脅かすものもあります。これについてはまたお話しします。

Schnitzler症候群は慢性蕁麻疹と主にIgM-κ型のMタンパク血症を呈する疾患で子供では極めて稀です。
CAPSは自己炎症症候群で、周期的な発熱と関節炎、発心、眼症状、腹部症状などを伴います。
当院の下記のサイトも参考にしてください。


通常、7歳以上12歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mgを1日2回、12歳以上の小児 ..

原因や悪化因子がわかるのであればそれらを避けることが第一の予防となります。
しかし、ほとんどの患者さんで原因を見つけることはできないので症状が出た時に対処的な治療をすることになります。
一般的には抗ヒスタミン薬、特に鎮静作用の低い第二世代を使用します。
気をつけていただきたいのは、抗ヒスタミン薬は痙攣を誘発する可能性があるので痙攣の素因のある子ども達には注意が必要です。

子どものアレルギー疾患における疾患啓発資材です。 ダウンロード

なお、花粉症や蕁麻疹で医療機関を受診した際、「アレグラ」、「アレジオン」、「クラリチン」などが処方されることがあります。医療機関で処方されるアレグラ、アレジオン、クラリチンには蕁麻疹の効果・効能が認められていますが、市販薬のアレグラ、アレジオン、クラリチンでは適応外となるため、購入の際には注意しましょう。

アレグラFXジュニア 16錠のご購入はこちら。ご使用前には必ずお ..

慢性の蕁麻疹も急性の蕁麻疹と同じ考え方で良いと思います。難治性の慢性蕁麻疹には生物学的製剤のオバリズマブ(ゾレア)が使用可能です(12歳以上)。

小児における母集団薬物動態解析(アレグラドライシロップ:2014年1.

(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1.〈効能共通〉効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
8.2.〈アレルギー性鼻炎〉季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている)。
(小児等)
低出生体重児、新生児又は6ヵ月未満の乳児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。腎機能が低下していることが多く、血中濃度が上昇する場合がある〔16.6.3参照〕。
(相互作用)
10.2.併用注意:
1).エリスロマイシン〔16.7.1、17.3.2参照〕[本剤の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある(P糖蛋白の阻害による本剤のクリアランスの低下及び吸収率の増加に起因するものと推定される)]。
2).水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤<服用>〔16.7.2参照〕[本剤の作用を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムが本剤を一時的に吸着することにより吸収量が減少することによるものと推定される)]。
3).アパルタミド[本剤の血漿中濃度が低下し作用が減弱するおそれがある(P糖蛋白の誘導により、本剤の血漿中濃度が低下したとの報告がある)]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
アレルゲン皮内反応を抑制するため、アレルゲン皮内反応検査を実施する3~5日前から本剤の投与を中止すること。
(過量投与)
13.1.外国での過量投与症例として、高用量を服用した2例の報告があり、1800mgを服用した症例では症状はなく、3600mgを服用した症例では、めまい、眠気及び口渇がみられた。
13.2.処置
過量投与時、本剤は血液透析によって除去できない。
(適用上の注意)
14.1.薬剤調製時の注意
本剤は用時調製の製剤であるので、調製後の保存は避け、水に懸濁後は速やかに使用すること。
(保管上の注意)
室温保存。

今回はじんましんについて、アレルギーの内容を踏まえながらお話していこうと思います。 【じんましんって何?】 「じんましん」とは、

蕁麻疹は突然赤い盛り上がりがみられ、その後は数十分から数時間で治まります。蕁麻疹は原因がわからないことが多く、1ヵ月半以上続く慢性蕁麻疹となるケースもあります。基本的には抗ヒスタミン薬の内服薬を使用するため、自己判断でステロイド外用薬を使用することは避けましょう。市販薬を使用しても症状の改善がみられない場合や症状が悪化する場合には、当院へお気軽にご相談ください。

小児の蕁麻疹では発症後 1 ヵ月以内に治癒に至る例が多く、慢性蕁麻疹の症例は ..

腎機能障害や肝機能障害があっても使用しやすいです。他の抗ヒスタミン薬は「腎(もしくは肝)機能障害がある場合は慎重に投与するように」といった注意書きがあるものが多いですが、アレグラにはいずれもありません。アレグラは腎臓で代謝されるため腎機能障害がある場合は減量して投与しますが、いろいろな合併症が疑われる場合でも比較的処方しやすいお薬ということができます。

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また抗ヒスタミン薬は眠気が出ることがあるので自動車などの運転を制限するものも多いです。しかしアレグラに関してはその制限がありませんので内服中でも運転することが可能です(※人によっては眠気が出る場合もあります。眠気が出てしまう方は運転を控えていただくようお願いします)。

小児における薬物動態(アレグラ錠:2006年10月20日承認、申請資料概要2.5.3 ..

頻度は高くありませんが、アレグラを内服することによって生じる副作用も報告されています。強いアレルギーであるアナフィラキシー反応や、ショック、肝機能障害、白血球数の減少、頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、 下痢、消化不良など、その症状は多岐に渡ります。アレグラを飲み始めてから体調に異変を感じた場合にはそれ以降の内服を中止して、処方をもらった病院まで早めにご相談ください。