シミの外用治療『東大式トレチノイン・ハイドロキノン漂白療法』


シミを消したい一心で、指示した以上の期間ハイドロキノンを使用すると、メラノサイトを破壊して白斑を起こすことがあります。また、欧米では低濃度のハイドロキノンの長期使用による組織黒変症(Ochronosis)も問題になっています。


ハイドロキノン療法『閲覧注意セルフで【東大式トレチノイン&ハイドロキノン療法…

ハイドロキノンおよびトレチノインは医薬品医療機器等法において、未承認の医療機器または医薬品となります。副作用等についてご心配のある方は当院医師までご相談ください。

トレチノインの原理を良く理解し、御自分の肌の状態をみながら、状態にあわせて行うことが成功につながります。
最近ネット販売や、トレチノイン療法の詳細を理解しない医師が物販のように販売しているケースが見られます。
東大式では、シミの状態に合わせ、濃度も濃いものを使います。決してダウンタイムが無い治療法ではありません。必ず、治療開始1週間、後は指示に従い二週間に一度くらい来院してください。また、使用する物は必ず当院の指導をお守り下さい。

▷東大式トレチノイン療法(トレチノイン・ハイドロキノン併用療法).

よく20代 はお肌の曲り角などと言われますが、光老化の立場からは、生後、紫外線を浴びたり防腐剤などに触れたりした時から皮膚老化は始まると考えます。大人の皮膚老化の8割は加齢によるのではなく光老化が原因で起こるとされています。光老化の予防や治療にはビタミンAを含むビタミン類やミネラル、種々の抗酸化物質が有効であることが分かっていますが、トレチノイン(ビタミンA)とハイドロキノンで比較的短期間で光老化を治療することができます。

ビタミンAは細胞の正常な分化や成長に不可欠な成分とされ、動物はビタミンAが欠乏すると発育障害を起こすことが分かっています。トレチノインはビタミンAの誘導体ですが、生理活性がビタミンAの50~100倍あるとされ、皮膚のターンオーバーを早めて細胞核内でダメージをうけたDNAの損傷を修復して効果を発現すると考えられています。

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年ほど前、私は、私の師匠の人である当時皮膚科の大御所であった戸田医師にトレチノインとハイドロキノンによるシミ治療法を伝授してもらいました。この治療法は当時としても決して新しい治療法ではなく、年代に東京大学で行われていたレシピによるものでした。

この頃のレーザー機器はものすごく高価でとても一般のクリニックが保持できるものではなく、我々にとって効果のあるシミの治療はこのハイドキノン・トレチノイン療法以外ほぼ皆無でした。

蟹江町にて泌尿器科・内科・皮膚科・外科を診療する「成山ひだまりクリニック」のトレチノイン・ハイドロキノン併用療法についてご案内します。

当院では主にトレチノインを使用したしみ治療を行っております。
ビタミンA誘導体の一種であるトレチノインは、本来は主にニキビの治療薬として使われていましたが、 今ではアンチエイジングを目的として、皮膚科や美容外科で多く使用されている医薬品の一つです。
細胞の活性化を促進し、弱っている細胞や加齢により衰えた細胞を本来の健康な細胞へと生まれ変わらせます。太陽光でダメージを受けた表層の小じわには特に効果があります。また、ニキビ跡や毛穴、しみにも有効です。肌にハリを与え、美しく健康な肌に蘇らせます。
使い続けることにより新しい細胞が増えて、古い角質層が原因でできたシワも徐々に目立たなくなります。

こんな中で、トレチノイン・ハイドロキノン・ステロイド治療は驚くほどの効果を示したといわれています。


CDトレチノイン・ハイドロキノン・ビタミンCコンビネーション治療

また、”プラセンタ注射”による美白・美肌治療や、
東大式トレチノイン治療も行っております。

東大形成外科の吉村先生によるトレチノイン療法 原則として漂白療法。しみの ..

ハイドロキノンには、メラニン色素の合成を抑えることにより、現在あるシミを薄くするとともに、シミの生成を予防する働きがあります。シミ・ソバカスや色素沈着などを改善する「肌の漂白剤」とも呼ばれており、強力な美白効果を実感できます。
トレチノインと合わせて使用するとさらに効果が高まり、短期間でより高い治療効果が期待できます。

東大式トレチノイン療法(トレチノインナノエッグ) | ホームケア

今回は、当院で行っているの外用治療についてお話ししたいと思います。
この治療法は、東京大学形成外科の吉村 浩太郎先生が考えられた治療です。
シミに対して治療段階を漂白段階(Bleaching phase)と治癒段階(healing phase)に分けています。
漂白段階(Bleaching phase)(4~6週)では、およびを併用します。
(※には表皮メラニンの排出促進効果、にはメラニン産生抑制効果があります。)
は皮膚炎を伴うため、色素斑のみに綿棒などで丁寧に外用します外用により多くのシミで開始後2、3日のうちにターンオーバー(お肌の生え替わり)の亢進による赤み、かさつきなどの皮膚炎症状を呈します。(皮膚炎の程度には個人差があります)
治療中は皮膚が乾燥(カサカサ)するので保湿クリームなどを適宜使用します。
色素が軽減あるいは消失した段階で治癒段階(healing phase)(4~6週)に移行します。トレチノインのみ使用を中止し、ハイドロキノンのみを外用します。

<の流れ>

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※漂白段階(Bleaching phase)(4~6週)、治癒段階(healing phase)(6~12週)
※これを1クールとして、治療効果に応じて1~3クール治療を繰り返します。

またには角栓を剥がし、毛孔からの内容物(毛穴のつまり、汚れ)を排出(除去)を促すとともに、皮脂の分泌を抑制する効果もあるので、にも効果的です。

※当院では、東京大学形成外科で使用されている、を使用しております。

<適応>
表在性のシミ(、※、、(そばかす))、、、皮膚のハリの改善

とは:
皮膚に炎症を起こした跡がしばらく色素沈着(シミのように茶色っぽく見える状態)が続いてしまう状態のことです。
やけど、擦り傷、強い日焼け後、湿疹、アトピー性皮膚炎、虫刺されなどの跡などに見られます。
肌のタイプ(肌質)により出現しやすい、しにくいという違いがあります。
通常1~3か月で自然に消えていきますが、中には色素沈着が消えるまでに約半年~1年かかる場合もあります。(時間がかかっても、待てば必ず消えます)
特にシミのレーザー治療の際には、高率にこの炎症後色素沈着が起こるので、治療する医師にとっては一番苦労する点なのです。
シミのレーザー治療をする上で、この炎症後色素沈着をいかに最小限に抑え、早く消すことが何より重要になってきます。
これらの炎症後色素沈着に対しては効果的に早く薄くすることができます。

また肝斑に対しても従来の内服に加え、この外用療法を併用して治療することで、より効果的に早く薄くすることができます。

シミといっても様々な種類が存在し、一種類ではなく何種類かのシミが混在(合併)していることも少なくありません。
治療方法もシミの種類によって異なってきます。(※中には悪性の皮膚癌と非常に見間違いやすい恐ろしいシミも存在します。)

<の一例>
※この写真の男性の患者様は、治療で来院されました。私の知人です。
(患者様のご厚意により許可を得て写真を掲載させていただいています。)
診断は、(頬のべったりとしたくすみ)+日光性(老人性)色素斑の合併です。(肌質は色黒で、日焼けすると黒くなりやすいタイプ)
治療は、いきなり日光性(老人性)色素斑に対してレーザー治療をすると炎症後色素沈着が非常に濃くなり、消えるのにかなり時間がかかるので、通常はまず肝斑に対して保存的治療(内服、外用)を数ヶ月した上で、レーザ治療を行います。
しかし、この患者様は非常に多忙な方で、当日レーザー治療を強く希望されましたので、炎症後色素沈着のことを十分ご説明させていただいた上でレーザー治療を行いました。
治療後2週間で日光性(老人性)色素斑は綺麗になりましたが、治療後約1ヶ月にはやはり強い炎症後色素沈着を認めました。
待てば必ず消えるシミですが、この色素沈着の状態(程度)だと半年~一年はかかります。早く薄くするために、<を開始しました。開始後3ヶ月程度でほとんど目立たない状態になってきました。(現在も治療中です)
は日本人の肌質の場合、程度の差はあれ誰でも起こる可能性があります。
特に肝斑を合併している場合には、この炎症後色素沈着が通常に比べて濃くなり、消えるまでにかなり時間がかかります。
当院ではまず肝斑の有無をしっかり診断し、肝斑を合併している場合には、まずあらかじめ内服や外用などを数ヶ月行って肝斑を有る程度薄くした上でレーザー治療や光(IPL)治療を行っています。これにより、治療後の炎症後色素沈着のリスクを最低限まで減らしながら効果的にシミを治療できます。
シミの種類、程度、肌質などしっかりと見極めた上で、治療を行うことが重要です。

※当院では、皮膚科専門医としての種類を適確に診断した上で、の種類に合った最適な治療(内服、外用、レーザー治療、光(IPL)治療など)を行っています。
また日常生活の注意事項などについてもしっかりご説明し、指導を行っています。
夏は強い紫外線によりお肌がダメージを受けやすい時期です。
この時期の美肌ケア(治療)はとても重要です。
※お肌のトラブルでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

肌再生効果のあるトレチノインと、強力な漂白作用のあるハイドロキノンで、肌を活性化し、にきび、しみ、しわなどを改善する治療方法です。

シミ、しわ、ニキビ痕に高い効果の塗り薬です。
トレチノイン・ハイドロキノン療法はシミをとる方法のひとつで、特に新しい方法ではないのですが、テレビ取り上げられ、特に人気が高まっている治療法です。

のうち「トレチノイン」は2か月で終了です。 これから最後の1か月はハイドロキノンのみになります。 今までの治療経過のブログはこちらから

当院では東大式トレチノイン療法を行っております。
トレチノインとは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、ビタミンA(レチノール)の50~100倍の生理活性を持っています。
トレチノイン(レチノイン酸)は米国ではしわ・にきびの治療医薬品として、FDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。

本日は「ハイドロキノン・トレチノイン療法」についてご紹介させていただきます。ハイドロキノン・トレチノイン療法は東京大学 ..

当院では、自治医科大学形成外科教授(前東大形成外科講師)吉村浩太郎先生のトレチノイン療法に従い治療を行っております。
簡単な治療法は当ホームページでも説明しておりますが、もあわせて御覧下さい。

まだアダパレン(ディフェリンゲル)も世に出回っていない頃です。 その頃はトレチノイン療法といえば『オバジニューダームシステム』が有名で、

もともと血液中に、ごく微量に流れているものなので、アレルギー反応を起こすということがありません。この肌再生効果のあるトレチノインと、強力な漂白作用のあるハイドロキノン、美白効果のある吸収型ビタミンCローションを組み合わせて治療を進めていきます。

それでもゼオスキンは素晴らしいです。 ハイドロキノン、トレチノイン療法というのはオバジに限ったものではありませんが、

トレチノインはしみ全般に有効ですが、真皮性のしみの治療には不十分です。トレチノイン治療と同時に他の必要な治療を受ける必要があります。 最初の診断で治療方法や期間、それに伴う費用などの概略もお示しすることが出来ます。

ゼオスキンとしばしば比べられるのが東大療法(トレチノイン+ハイドロキノン療法)。 どちらを採用するかは医師によっても好みがあるようで。

もしかすると、訴訟問題に発展するのではないかと、大きな危惧をいたきながら、ものは試しといっては何ですが、とにかく藁をも掴む思いで、トレチノイン・ハイドロキノン療法を試みたのです。もちろん、この患者様の努力もあって、数ヶ月後には色素沈着がかなり改善しました。私は胸をなでおろすとともにかなりの驚きを経験しました。