アゼライン酸とイソトレチノインは、どちらもニキビ治療に使用される薬剤ですが、いくつかの重要な違いがあります。 1
イソトレチノインを飲んでいればほぼ確実にニキビは良くなるため、あまり他の治療と併用する必要性は感じていません。
炎症が改善した後の「維持期」には抗菌薬を含まないディフェリン、ベピオ、エピデュオの塗り薬が推奨されます。 ..
治療開始より1ヶ月(2024.3/18)、額に新たにニキビができ、ベピオローションからエピデュオに変更しました。
体のかゆみが出現し、ビタミンB2やB6による乾燥が考えられたので、下着はナイロン製のものを避けていただき、ボディクリームの使用を開始しました。(DRXパーフェクトボディミルク)
手のかゆみに対しては、ボアラ軟膏(合成副腎皮質ホルモン外用剤)を使用し、いずれの症状も改善しています。
治療2か月後(4/8)には新たなニキビの出現はなくなっています。
治療3ヶ月後(5/13)には赤みもずいぶん改善してきれいになりましたが、内服と外用薬は継続しています。
夏場は日焼けの機会が多いためエピデュオからベピオローションに変更しています。
海外では中等度~重度のニキビに対するイソトレチノインは第一選択として位置づけられおり、世界のスタンダードなのです。すでにお気づきのように日本のニキビ治療は海外に比べて大きく遅れています。当院でイソトレチノインを希望される患者さんの重症度はそれほど高くはない印象です。むしろ中等度で再発率の低い治療を希望される方が多いようです。難治性ニキビはもちろん、治療満足度が低い場合にも有力な選択肢です。当院ではマニュアル通りに処方するのではなく、イソトレチノインの最適な内服量や使用法を提示します。また副作用を軽減させるための対策も説明します。
【脱毛】イソトレチノインと髭脱毛の併用は可能なのでしょうか? 回答者:加藤周.
血栓症リスクのある方
・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患のある人
・35 歳以上で 1 日 15 本以上喫煙する人
・心臓弁膜症のある人のうち肺高血圧症や心房細動のある人
・糖尿病性腎症や糖尿病性網膜症のある人
・抗リン脂質抗体症候群のある人
・血栓ができやすい体質の人
・手術・出産などの長期間安静状態の人
・脂質代謝に異常のある人
・高血圧のある人
マーベロン、ファボワールに含まれる成分で過敏症のあった人
エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳がん、子宮内膜がん)
子宮頸がんの人
診断の確定していない異常性器出血のある人(性器癌の検診が必要)
前兆がみられる片頭痛のある人(脳血管障害リスク)
肝臓に重篤な障害のある人(増悪するリスク)
肝臓に腫瘍のある人(増悪するリスク)
耳硬化症のある人(症状の増悪)
妊娠中に黄疸や妊娠ヘルペスがあった人(再燃のリスク)
妊婦または妊娠している可能性のある人
授乳中の人
現在、身長が伸びている人
ヴィキラックス配合錠(C型肝炎治療薬)を使用している人
皮膚科の先生が開発したクリニックだけで使えるピーリング剤です。
ベビーピールともいわれていて、とても人気のあるピーリング剤です。
サリチル酸マクロゴールは古い角質を柔らかくし溶かす作用から、ザラザラな肌のきめをと整えたり、毛穴詰まりを解消したり、脂性肌を改善します。また、真皮のコラーゲン産生を促す作用から赤ちゃんのようなしっとりとしたつっぱり感のない柔らかいながらも弾力のある肌に近づき、肌の代謝を促進する作用からくすみ肌の改善や、赤い色素沈着となっているにきび跡を改善します。
顔だけでなく、背中やデコルテも施術可能なので、結婚式に向けて綺麗になりたい方にもおすすめです。ゆっくりと改善していくため、半年以上前からの治療が理想的です。
治療前後3日間は他のピーリング剤、レチノール製剤、ディフェリン、ベピオ、エピデュオなどの使用は控えてください。 ..
一方でイソトレチノインは皮脂腺を退縮させる作用があるため、再発を抑えることができ、かつ再発しても症状は軽度で済みます。ただし、再発率は文献によってかなりのばらつきがあるためあまり参考になりません(そもそも再発をどのように定義すべきかという問題があります。定義が変われば再発率も変わります)。再発率はイソトレチノインの投与量、投与期間、併用薬の有無、重症度、年齢、性別など様々な要素が関与するため一概には言えませんが、おおむね30%程度と考えておけば良いでしょう。Quéreuxらは再発率が高くなる患者背景として、年齢が若いこと、家族歴があること、胸や背中にもニキビがあることを挙げています(文献1)。これらに該当する場合には投与量を多くすることが望まれます。なお、最新のメタアナリシスによれば再発率を下げるにはイソトレチノインは低用量ではなく、通常量が推奨されています(文献2)。
治療ガイドラインでは、アダパレン(ディフェリン)、ベンゾイル(ベピオ)、またはそれらの合剤(エピデュオ)、が維持期の治療として最も推奨されています。
エピデュオの3剤が、現在は外用薬の柱となります。これらを使用し ..
ただニキビ跡の赤みが目立つ場合はフォト治療、お髭が気になればレーザー脱毛、ニキビ跡が気になればダーマペン・フラクショナルレーザー・花房式治療…など検討されるかと思いますが、イソトレチノイン服用時にこれらの治療を受けることは問題ありません。
ニキビ跡治療や他の治療と並行してイソトレチノインを服用するのは問題なく、むしろおすすめくらいですが、ニキビ治療に関しては併用NGなわけではなく「必要ない」と捉えていただくといいでしょう。もしイソトレチノインを飲んでいてもニキビができるようならば、むしろ他の治療併用ではなくイソトレチノインの服用量を増やすべきと考えます。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
マーベロンは、医薬品医療機器等法において、
「避妊」の効能・効果で承認、スピロノラクトンは、
医薬品医療機器等法において、「高血圧症、浮腫など」の
効能・効果で承認されていますが、
当院で行うニキビ治療目的での使用についてはいずれも
国内で承認されていません。
入手経度等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
医薬品副作用救済制度の適応外
いずれの薬剤も国内で承認での承認医薬品ではありますが、
適応外使用のため、副作用救済制度は適応されません。
ご承知下さい。
トレチノインとは、ビタミンAの一つで、肌細胞の再生を促すことで、シミやシワ、ニキビなど多くの皮膚トラブルに対して効果的に働きかけます。
ニキビの再発は非常に悩ましい問題です。初期段階である微小面皰を治療することで再発を抑えることができます。それが可能な薬剤は過酸化ベンゾイルとアダパレンの2つのみです。商品名ではベピオ、ディフェリン、デュアック、エピデュオです。これらの外用薬は診療ガイドラインでも取り上げられているニキビの標準治療薬ですが、外用をやめてしまえば必ず再発してしまいます。実際に何年も皮膚科クリニックに通院しても、ニキビが完治しない患者さんがたくさんいます。
イソトレチノインは炎症をともなう重症ニキビ(難治性ニキビ)に対して非常に高い ..
現在の日本の保険診療では、できたにきびの赤みを抑える、毛穴の詰まりを抑える程度の治療が精いっぱいです。皮脂がでやすい状態を治さないとまた再発してしまいます。しかし、皮脂の分泌をしっかり抑えるような薬は保険診療では残念ながらありません。 イソトレチノインは、レチノイドに属する薬剤でビタミンAに近い薬です。重症ニキビに有効で、皮脂分泌を強力に抑えることができ、ほかに毛穴詰まりを解消する・抗炎症作用があるなどの効果が期待できます。日本国内では未だ未承認ですが、アメリカやイギリスなど多くの国で中等度・重症ニキビの治療に強く推奨されており,40年前から保険適応となっています。皮脂分泌を強力に抑えることができるので、そもそも毛穴がつまりにくくなり、根本からにきびを治すことができます。副作用は起こしにくいですが、定期的な血液検査(自費診療)を施行しながらの内服が推奨されています。当院ではまず1日1回1カプセル10mgまたは20mgの少ない量からの内服から始めます。にきび以外にも毛穴が気になる方や、皮脂分泌が多くて悩んでいる方も飲んでいます。
商品名:アクネトレント・イソトロイン・ロアキュタンなど
夏場は日焼けの機会が多いためエピデュオからベピオローションに変更しています。 ..
他院での保険診療(ベピオ・エピデュオなど)で改善なく当院受診。アクネトレント(イソトレチノイン)3カ月使用。金額・副作用はページの中段以降に記載があります。
男性であればホルモン療法が適応外なのでイソトレチノイン療法を考慮。
他院での保険診療(ベピオ・エピデュオなど)で改善なく当院受診。アクネトレント(イソトレチノイン)3カ月使用。金額・副作用はページの中段以降に記載があります。
2つの薬剤の合剤としてエピデュオ®もあります。いずれの薬剤も ..
イタリアのドクターが開発した薬剤で、トリクロロ酢酸(TCA)と過酸化水素とコウジ酸を主成分としたピーリング剤です。
トリクロロ酢酸は非常に強いピーリング作用があるためピンポインとで使用するか、濃度を薄めて使用せざるをえなかったのですが、マッサージピールは、トリクロロ酢酸を高濃度で使用しているにもかかわらず、特許を取得した濃度で過酸化水素を合わせることで、皮膚の剥離作用を最小限に抑え、マッサージしながら真皮層まで薬液を浸透させ、線維芽細胞を活性化し、コラーゲンの生成を促進します。従ってマッサージピールと言われることが多く、他にコラーゲンピール、ミラノピールとも言われています。クレーターのあるニキビ肌だけでなく、小シワやたるみ、くすみや薄いシミといったものまで効果があります。
フラクショナルレーザーと外用トレチノインの組み合わせが一番効果的でかつ続けやすい治療です。
他院での保険診療(ベピオ・エピデュオなど)で改善なく当院受診。アクネトレント(イソトレチノイン)3カ月使用。金額・副作用はページの中段以降に記載があります。
ディフェリンとエピデュオに含まれるアダパレンは、お肌の細胞が角質になる ..
難治性のニキビは単に皮膚だけの問題ではなく、ホルモンバランスや皮脂腺などをはじめとする体の内側の問題が大きいです。外用薬やピーリング、レーザー治療など外側からのアプローチだけではニキビの再発を抑えるのが難しいこともあります。米国ガイドラインでも中等度以上のニキビには内服治療が推奨されています。イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシス(細胞死)を誘導させることが報告されており(文献3)、再発率が低くなる理由の1つと考えられます。したがって軽度~中等度であるが再発を繰り返す難治性ニキビに対して非常に有効性の高い治療と言えるでしょう。最近では中等度のニキビに対しても最初からイソトレチノインを使うのが世界的な潮流になっています。
トレチノインなど)の使用 顔剃り・1か月間は、中止すること 日焼け.
中等度のニキビ患者638名にイソトレチノインを1日20mg(低用量)投与したところ、12~20歳の患者で94.8%、21~35歳の患者で92.6%が良好な結果が得られたと報告されています(文献1)。重症ニキビはもちろん、中等度ニキビにも優れた効果を発揮します。中等度ニキビに対するイソトレチノイン低用量での内服治療は、患者満足度が高く、かつ副作用の少ない最適な治療法であると報告されています(文献2)。ただし低用量だと再発率が高くなるという意見もあるため注意深い経過観察が必要です。
抗生剤の外用、毛穴のつまりを改善する外用剤(ベピオ®・デュアック®・ディフェリン®・エピデュオ®)でニキビのできにくい肌を作ります。 ..
エピデュオは皮膚の刺激が強いため、まずはベピオ単剤や、ディフェリン(アダパレン)単剤による治療を先に行ってからエピデュオを使うことになっています(エピデュオの添付文書より)。
イソトレチノイン内服 · AGNES(アグネス)によるニキビ治療
妊娠中の女性がイソトレチノインを服用していると、胎児の先天異常、奇形、流産、早産、死産の危険性が極めて高くなると言われています。そのため、妊娠中や、妊娠を計画している方は服用しないでください。
トレチノイン0.1%ジェルは、ビタミンA(レチノイド)類縁物の一種である ..
30年以上前にアメリカで承認をうけているニキビを治す飲み薬、低用量イソトレチノインは日本では未承認であるため、保険適用外での治療になります。アメリカではニキビの最後の砦として知られております。1日1回、連日飲み始めて1~2ヶ月ほどで効果を感じます。他の薬ではなかなか効果がない嚢腫やしこりのような結節性のニキビにも効果があります。中等度~重症なニキビに使用され、皮脂を出さなくするため、毛穴が気になる方にもお勧めです。
イソトレチノイン(ロアキュタン・アキュテイン)について|あゆ ..
④ニキビがあるせいで精神的に参ってしまい、仕事に行けない・学校に行けない・友達に会えない、という精神状態になっている
こういう方はいち早くニキビを治すことが優先されるため、イソトレチノインが適用です。
イソトレチノイン内服と赤みに対してVビームを行いました。 治療
エピデュオ®は、べピオ®やディフェリン®でも改善しない重症度が中等度以上のニキビに使用します。べピオ®やディフェリン®単剤よりも副作用が起こりやすく、副作用が強い場合は塗布5~15分後に洗い流して保湿するといったショートコンタクト法の使い方をすると副作用が起こりにくくなります。顔面に処方できる最大量は2本(30g)です。