成人にはアジスロマイシンとして500mg(力価)を1日1回、2時間かけて点滴静注する。 用法用量に関連する使用上の注意.


アジスロマイシン製剤については、本日、注射剤(販売名:ジスロマック点滴静注用500mg)(以下「本注射剤」という。)の製造販売承認及び錠剤(販売名:ジスロマック錠250mg)(以下「本錠剤」という。)の承認事項一部変更承認を行ったところです。


ジスロマック点滴静注用 (アジスロマイシン水和物) medication

本錠剤の尿道炎及び子宮頸管炎を除く適応についての、これまで必要な投与期間は3日間としていたところです。今般、肺炎を適応症とする本注射剤の承認にあたって、肺炎を対象とし、本注射剤から本錠剤へ切り替えた臨床試験において、本錠剤を3日間以上投与された症例についても一定の有効性・安全性が確認されたことを踏まえ、当該使用上の注意を変更したところです。

なお、肺炎に対して注射剤から経口剤へ切り替えた場合以外での本錠剤の投与期間は、従前のとおりであることを申し添えます。

(参考2) ジスロマック点滴静注用 500mg 添付文書 (抜粋)

2.本剤で治療を開始し、4日目以降においても臨床症状が不変もしくは悪化の場合には、医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること。ただし、尿道炎、子宮頸管炎の場合にはアジスロマイシン投与開始後2~4週間は経過を観察し、効果を判定すること。細菌学的検査結果または臨床症状から効果が認められない場合には医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること(「相互作用」(3)の項参照)。

5.アジスロマイシン注射剤から本剤へ切り替えた臨床試験は、医師が経口投与可能と判断した時点で、注射剤から本剤に切り替え、アジスロマイシン注射剤の投与期間は2~5日間、総投与期間は合計7~10日間で実施され、総投与期間として10日間を超える投与経験は少ない。アジスロマイシン注射剤から本剤へ切り替え、総投与期間が10日間を超える場合は、経過観察を十分に行うこと。(「臨床成績」の項参照)

ジスロマック錠250mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

(3) 臨床症状の改善など経口投与可能と医師が判断した場合は、アジスロマイシン錠に切り替えることができる。なお、本剤からアジスロマイシン錠に切り替えた臨床試験は、医師が経口投与可能と判断した時点で、本剤からアジスロマイシン錠に切り替え、本剤の投与期間は2~5日間、総投与期間は合計7~10日間で実施され、総投与期間として10日間を超える投与経験は少ない。本剤からアジスロマイシン錠へ切り替え、総投与期間が10日間を超える場合は、経過観察を十分行うこと。(「臨床成績」の項参照)

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,喘鳴,血管浮腫等が発現。また,アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから,これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意。[8.2参照]〕【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症〔投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。これらの副作用はアジスロマイシンの投与中又は投与終了後1週間以内に発現しているので,投与終了後も注意。また,アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから,これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意。[8.3参照]〕【11.1.3】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.4】肝炎,肝機能障害,黄疸,肝不全【11.1.5】急性腎障害〔乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には投与中止〕【11.1.6】偽膜性大腸炎,出血性大腸炎〔偽膜性大腸炎,出血性大腸炎等の重篤な大腸炎が発現。腹痛,頻回の下痢,血便等が現れた場合にはただちに投与中止〕【11.1.7】間質性肺炎,好酸球性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,好酸球性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.8】QT延長,心室性頻脈(torsade de pointesを含む)〔QT延長等の心疾患のある患者には特に注意。[9.1.2参照]〕【11.1.9】白血球減少,顆粒球減少,血小板減少【11.1.10】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕

[PDF] アジスロマイシン製剤の使用にあたっての留意事項について

クラミジアは、クラミジア・トラコマチスという細菌による感染が原因で起こる国内で最も多い性病です。
クラミジアは人工的に増殖させることができない細菌で、クラミジアに感染している人との接触によって感染します。
粘膜や粘液や体液を介して性器、のど、肛門、結膜(目)などの細胞に侵入し、増殖することで発症します。
クラミジア自体は非常に弱い細菌なので、粘膜や粘液など細胞から離れてしまえば増殖することは出来ません。
そのため、ウイルスにように空気中からの飛沫感染や、共用のタオルの使用やプールの水などからの接触感染の可能性はほとんどありません。

どのような特徴があるのか?
経口薬ジスロマック錠との違いにも注目しながら、
まとめたので解説します!


成人にはアジスロマイシンとして500mg(力価)を1日1回、2時間か

ところで、ジスロマックSR成人用ドライシロップ2gという製剤があったことをご存知でしょうか?2009年に発売され、用時懸濁後に空腹時投与(単回使用)という飲み方がユニークな剤型でした。主に泌尿器科領域で使用されていた印象がありますが、売れ行きが芳しくなく、販売中止に至っています(経過措置2021年3月)。

[PDF] アジスロマイシン製剤の使用にあたっての留意事項について

2011年発売(結構前なんですね^_^)された注射製剤「ジスロマック点滴静注500mg」の特徴について、ジスロマック錠250mgとの比較を加えながら見ていきましょう。

(参考2)ジスロマック点滴静注用500mg添付文書(抜粋)

。臨床試験で有効性と安全性が確認されている市中肺炎と骨盤内炎症性疾患の治療にのみ用います。ここは誤解している人が多いかも。通常、注射製剤は経口薬が適さない場合の代替薬であることが多く、私は「注射の適応」と「経口薬の適応」がイコールだと思ってました^_^。一方、ジスロマック錠250mgは適応が広く、呼吸器科、泌尿器科、産婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻科及び歯科口腔外科領域の感染症に幅広く使用できます。

ジスロマック点滴静注用500mg / 1,954.0円

。ジスロマック錠250mgにはあるのになんで?って思いますよね。むしろ高い血中濃度と組織移行が期待できる注射薬(後述します)の方が向いているくらいです。この点、承認時に適応に含める方向で検討されていましたが、国内臨床試験において肺膿瘍の症例は認められず、「経口薬との整合性」よりも「エビデンスを重視」するとの結論に至りました。

[PDF] ジスロマック点滴静注用500mg

ジスロマック点滴静注は「ジスロマック錠の注射版」ですが、適応が限られており、「代替薬」とはならない場合がある点は押さえておきたいところ。後述しますが、同点滴静注は高い血中濃度と組織移行性が期待でき、経口薬への切り替えを前提に、肺炎と骨盤内炎症性疾患において経口投与が不向きなケースに用いる剤型という理解です。

ジスロマック点滴静注用500mg

<クラミジア性結膜炎>
目の結膜にクラミジアが感染するとクラミジア結膜炎を引き起こし、トラコーマとも呼ばれます。
結膜の充血や瞼の腫れ、めやにの増加など初期症状は一般的な結膜炎の症状に近いことから放っておかれることも少なくありません。
しかし、症状が進行すれば結膜にブツブツが現れ、徐々にブツブツが大きくなっていきます。

ジスロマック点滴静注用500mgの基本情報

①ジスロマック点滴静注は、またに対して抗菌活性を示します。

投与速度: 本剤は、2時間かけて点滴静注すること

国内におけるマクロライド耐性肺炎球菌の検出率は、第3回日本化学療法学会分離菌感受性調査(2008年度)で79.6%と報告されている。国内第3相試験において、原因菌として肺炎球菌が分離同定された14例中11例でマクロライド耐性菌(MIC≧2μg/mL)が検出された。アジスロマイシンに対する感受性も低かったが、11例中10例で臨床効果は有効と評価された。しかしながら検討された症例数が少なく、アジスロマイシン低感受性の肺炎球菌に対する本剤の有効性については明確になっていない。

ジスロマック,点 滴静注用 500mg

国内におけるマクロライド耐性マイコプラズマの検出率は、小児感染症領域において約 32%(30/94 例)と報告されている。しかし、国内第3相試験において、原因菌として肺炎マイコプラズマが分離された4例は 本剤感受性であり、マクロライド耐性肺炎マイコプラズマに対する本剤の有効性については明確になっていない。

アジスロマイシン水和物(ジスロマック) – 呼吸器治療薬

ジスロマック点滴静注の成分、アジスロマイシンの抗菌スペクトルは、グラム陽性球菌と非定型細菌、一部のグラム陰性桿菌・嫌気性菌という理解ですが、実際には耐性菌の出現、より適切な抗菌薬(βラクタム薬)の存在により、第一選択の場面は限られています(後述)

ジスロマックは4錠を一気に飲むことにより、1週間効果が持続するといわれています。 1回の内服で治療が終わるのでよく使われますが、内服後数日は便がゆるくなりやすい傾向です。 ジスロマックは肝臓で代謝される抗生物質であるため、効果が持続している1週間は肝臓に負担がかからないように飲酒はお控えください。

治療にはジスロマックやクラビットなどの抗生物質をお飲みいただくことで完治します。

ジスロマックは4錠を一気に飲むことにより、1週間効果が持続するといわれています。
1回の内服で治療が終わるのでよく使われますが、内服後数日は便がゆるくなりやすい傾向です。
ジスロマックは肝臓で代謝される抗生物質であるため、効果が持続している1週間は肝臓に負担がかからないように飲酒はお控えください。
また、アルコールの摂取によりジスロマックの体内への吸収が低下し、薬の効果が低下しクラミジアを治療することができなくことがあるので注意が必要です。

クラビットは1日1錠を7日間内服していただきます。
クラビットはジスロマックほどは下痢になりづらいというメリットはありますが、1週間毎日飲み薬を飲まなければならない点はデメリットといえるでしょう。

【この薬の使い方は?】 ・この薬は注射薬です。 ・使用量、使用回数等は、あなたの症状などにあわせて、医師が決め、医療機関. において注射されます。

が得られ、組織移行性も向上しているからです。経口薬はバイオアベイラビリティーが約38%と低く、投与量が同じの場合には、点滴静注の方が高い臨床効果が期待できます。ここは、記事を書きながら知りました^ ^。

今日の臨床サポート

本剤の体内動態は、経口製剤よりも優れており、ジスロマック 500mg(250mg錠×2)単回内服時と比較して、血中濃度は約3倍、24時間AUCは約2.2倍の移行性が得られている。

日経メディカル

妊婦健診などで妊娠中にクラミジアに罹っていることが分かった場合、出産前に治療が必要です。
ジスロマックは妊婦でも内服可能なマクロライド系の抗生物質であるため、感染が判明した場合はジスロマックで治療します。