ザルティアとは、です。まずはザルティアについて、下記の項目を解説します。


私はいつも、ジェネリック薬品はすぐに自分で処方をせずに、3~4か月の間は様子を見て、他の泌尿器科医の意見などを聞きつつ、採用するかどうかを決めているのですが、タダラフィルにはシアリスやザルティアと同様の効果が期待できそうで、当院でも採用することとしました。


ザルティアはPDE5という酵素の働きを阻害する薬で、(※1)。

特に前立腺肥大症向けのザルティアに関しては、保険財政のひっ迫する中、ジェネリックの処方が勧められていることもあり、と思います。当面はザルティアも置いておきます。

ED治療に用いられるシアリスと前立腺肥大症(主に夜間頻尿や不快感の改善に役に立つ)に用いられるザルティアは成分的には同じ薬です。

目的が異なるため、基本的にはED治療でザルティアが処方されることはありません。

シアリスの方も値段がかなり安くなることもあり、選択肢として提案させていただきます。先にジェネリックが出た、バイアグラ(ジェネリックはシルデナフィル)についても両方を処方しています。ジェネリックの継続率は90%ぐらいと思いますが、最初からジェネリックでない方がという方も結構いらっしゃいます。

もしザルティアをED治療薬として服用し重篤な副作用が発生した場合、国の救済制度を受けられなくなるためです。

ザルティアは保険適用されますが、シアリスは原則保険が適用されません。

ザルティアは日本新薬より販売されている前立腺肥大症の治療薬です。
本来、前立腺肥大症のためのお薬ですが、
ザルティアの主成分であるタダラフィルは「ED治療薬シアリス」と全く同じ成分のため、
ED(勃起障害)に対してもシアリスと同様の効果を発揮します。

ザルティアは本来、一日一錠、少ない用量を毎日服用するお薬のため
2.5mg錠と5mg錠という低用量の錠剤が製造販売されていますが、
当院ではそのうちザルティア5mg錠のみを取り扱っています。

ザルティア5mg錠とシアリス5mg錠は同一成分、
同一用量のお薬ですので、薬効は全く同じです。
ザルティアとシアリスの唯一の違いは、
ザルティアが前立腺肥大症の治療薬として認可を受けているのに対して、
シアリスはED治療薬として厚生労働省の認可を受けているという点です。
同じ薬効のお薬ですが制度上の違いから、
ED治療に使用した際の扱いが異なります。
具体的にはザルティアをED治療に使用した場合には適応外使用として扱われ、
「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となります。
ザルティアでED治療をご検討の方は十分ご注意ください。

しかし後に登場したシアリスジェネリックなら、ザルティアよりも安く治療を受けられます。今となっては、あえてED治療薬ではないザルティアを選ぶ必要はないでしょう。

ED治療を目的とする場合は、ザルティアではなくシアリスを選択しましょう。

ザルティアの一般名(主成分の名前)はタダラフィルです。アメリカの製薬企業イーライ・リリーが開発・製造を行い、日本新薬が2014年4月より前立腺肥大症の治療薬として国内で販売しています。シアリスと全く同じ成分で2.5mg錠と5mg錠が厚生労働省の認可を受けています。ザルティアは保険診療の薬価(薬価基準)に収載されています。これは保険診療を行っている泌尿器科で検査や診察の結果、前立腺肥大症と診断され、担当医師が必要と判断した場合は健康保険を使って1~3割負担でザルティアを処方してもらえるということです。ザルティアの処方をご希望で年齢が50歳以上、「一晩にトイレに何度も起きる」、「尿の勢いが弱く力まないと出せない」、「排尿後に多量の残尿がたれる」といった症状がある場合は前立腺肥大症の可能性がありますので、保険診療を行っている医療機関(泌尿器科)を受診されることをお勧めします。

以前は、ザルティアはシアリスよりも若干安いという理由で、ED治療のためにザルティアを服用したいと考える方が一定数いました。


今回はザルティアとシアリスの違いや、ED治療への適応性について解説します。ザルティアはED治療に使えるものの、推奨はされません。

ザルティアは前立腺肥大症のためのお薬ですが、ザルティアの主成分であるタダラフィルは「ED治療薬シアリス」と全く同じ成分のため、ED(勃起障害)に対してもシアリスと同様の効果を発揮します。ザルティアは定期検査(エコー、尿流量測定など)で前立腺肥大症と診断した方のみ処方しております。是非相談してください。

ザルティアとシアリスは同じ有効成分の薬ですが、下記のように処方される目的が異なります。 ・ザルティア:前立腺肥大症に伴う排尿障害の改善

ただし繰り返しになりますが、ザルティアはED治療のための薬ではないため、ED治療の目的で服用することは推奨されません。

ザルティア (製造・販売:日本新薬 一般名:タダラフィル) ..

ザルティアは本来、前立腺肥大症の治療薬ですが、主成分タダラフィルはED治療薬シアリスの主成分と全く同じものです。ザルティアを服用すると前立腺肥大症の不快な症状が緩和されると同時に勃起不全(ED)に対しても治療効果を発揮します。ED治療効果に関しては性行為前にザルティア5mg錠を単回服用した場合はシアリス5mg錠を服用したのと同様のED治療効果が得られます。また、ザルティアを一日一錠連日服用した場合は、シアリス20mg錠を性行為前に服用したのに匹敵するED治療効果が得られたと報告されています。(4~5日の連日服用後)

ザルティアは日本新薬より販売されている前立腺肥大症の治療薬です。 ..

ED治療に用いるシアリスは10〜20mgずつ服用するため、ザルティアをED治療に使う場合も10〜20mgが目安です。

アドシルカ、ザルティアと同じ成分のED治療薬「シアリス」については以下のページをご覧ください。 シアリスの効果と副作用

ザルティアは本来、前立腺肥大症の治療薬のため、ED治療効果はあくまで副次的なものですが、ED治療効果に焦点をあてた場合、以下のような特徴があります。
ザルティア5mg錠は内服約60分後から十分なED治療効果が出るうえ、おおむね16時間の長時間効果が特徴です。また、食事や飲酒の影響を受けにくいという特徴があります。また、ザルティアには血管の健康全般を促進する効果もあり、注目も集めています。性交渉に関係なく1日1回の継続的な服用で血管機能の向上が図れるという報告も海外ではあり、血管の老化防止効果も期待されています。

バイアグラやザルティアも免疫力低下を防ぐ可能性がある | 堀江重郎

そもそも医療機関で「ED治療のためにザルティアを処方してほしい」と伝えても、処方してもらえません。

ザルティア錠について · 何故インドに数多くのジェネリックが? 製薬会社の事業再編 ..

医薬品を正しく使用していることが前提なので、ザルティアをED治療で使用した場合は適応外となります。

シアリス?シリアス? 保険適応でザルティアを処方してもらえますか? まとめ

ザルティアの服用により11%の方に副作用が認められました(日本を含むアジアで実施された臨床試験データより)。 主な副作用は、消化不良1.7%、頭痛1.3%、CK値上昇0.9%、筋肉痛0.9%、ほてり0.9%でした。そのほかの副作用では紅潮、目の充血や鼻づまり(鼻の充血)、羞明(物が青く見えるなど)、動悸、めまいなどが挙げられます。いずれの副作用も一時的なものであり、お薬の効果がなくなるとともに、ほとんどの副作用も軽減、消失します。シアリス10mg錠や20mg錠を性行為前に単回服用するのに比べて副作用の発現頻度が少ないことは特筆すべき点です。(シアリスはおおよそ30%の副作用発現率)

商品名はシアリス、アドシルカ、ザルティアである。 タダラフィル

医薬品副作用被害救済制度とは、重篤な健康被害が生じた場合に、医療費や年金などの給付を行う公的な制度です(※1)。

ED治療薬のシアリスのほか、前立腺肥大症を伴う排尿障害改善薬のザルティアと肺動脈性肺高血圧症治療薬のアドシルカの有効成分でもあります。

ザルティア(シアリス)は他のED治療薬と同様に一酸化窒素(Nitric Oxide: NO)の量を増やします。NOの増加は陰茎の血流増加をもたらしED治療に効果を発揮すると同時に、前立腺の筋肉を弛緩させて尿道への圧力を減らして尿の通りを良くします。

ザルティア錠2.5mg(選), 錠, 53.87, -, 日本新薬

国内で認可されている治療薬は主にバイアグラレビトラシアリスの3種類です。これらの違いは、効果時間、食事・飲酒との関係ぐらいで好みがあるかと思われます。

シアリスとザルティアでは患者さんが支払う薬代が全く違う。タダラフィル=ザルティアですが、ザルティアは前立腺肥大症に処方する時の名前。

ザルティアは本来、前立腺肥大症の治療薬です。厚生労働省も前立腺肥大症の治療薬としてのみ認可しています。ただ、ザルティアはED治療薬シアリスと同成分のためEDに対しても治療効果を発揮します。当院では本来、前立腺肥大症に対して使用するはずのザルティアをED治療に使用しています。
厚生労働省が認める本来の目的とは異なる目的で医薬品を使用することを医薬品の適応外使用(または適応外処方)といいます。医薬品を適応外使用した場合、独立行政法人医薬品医療機器総合機構が提供する医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。万が一、重篤な副作用があらわれた場合でも副作用の治療費などを補償してもらえず、自己責任にて対応していただくこととなります。
上記の事情を十分ご理解いただいたうえで、当院でザルティアの処方をご希望の患者様には「適応外使用に関する承諾書」に署名いただいてから院内処方いたします。

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ザルティアの有効成分はタダラフィルなので、ED治療薬として使うことは可能です。

ザルティアが日本新薬・日本イーライリリーから発売となります。ザルティア錠 新発売のご案内(日本新薬)ザルティア ..

ザルティアの認可において最も革命的な点は保険適応になったという点です。つまり保険適応の条件を満たせば前立腺肥大症治療薬として健康保険で処方してもらうことができます。ED治療効果のあるお薬を健康保険のもと1~3割負担で処方してもらえるのですから画期的です。ただし、実際にはこの保険適応条件はかなり厳しいことが知られています。まず50歳以上であること、さらに尿検査、超音波検査、直腸指診(肛門に指を挿入し、中で前立腺の硬さや大きさを触って診察する)、血液検査などで総合的に前立腺肥大症の有無や程度を評価する必要があります。加えて、最初の一年間は診察毎に14日分(つまりは14錠分)しか処方できません。つまり2週間に一回は病院を受診しなければならないのです。また、保険診療では定期受診を怠ると保険適応を認めてもらえなくなりますので、気が向いたときにもらいに行くということはできません。一方、従来のバイアグラ、レビトラ、シアリスといったED治療薬は保険適応ではなく自由診療ですので、簡単な問診のみで比較的自由に処方できます。成分がまったく同じ薬でも「保険診療を前提とした前立腺肥大症治療薬」として作られているのか、「自由診療を前提としたED治療薬」として作られているのかによって、制度上の扱いが全く異なります。自己負担額を考えた場合、保険適応なら今までに比べて格安でシアリス5mgと同じ効果のザルティア5mgを処方してもらえることになりますが、現実的にはかなり難しいと思います。このような点から当院ではザルティアの保険診療は行わず、自由診療という枠の中でザルティアの適応外処方を行っています。もし、ザルティアの処方をご希望で年齢が50歳以上、「一晩にトイレに何度も起きる」、「尿の勢いが弱く力まないと出せない」、「排尿後に多量の残尿がたれる」といった症状がある場合は前立腺肥大症の可能性がありますので、保険診療を行っている医療機関(泌尿器科)を受診されることをお勧めします。ザルティア錠を保険診療で処方してもらえるかもしれません。

一般名がタダラフィルで商品名がシアリス(勃起薬)orザルティア(前立腺肥大症治療薬) ですね。

当院でもEDだけの治療の方、前立腺肥大症で通院しており、EDの相談をされる方は様々です。当院はプライバシーを尊重して番号札で診察室にお呼びしております。また、泌尿器科のみではないので血管外科の通院の方、透析で来院されている方様々な科で診察をしておりますので恥ずかしがらずに是非受診してください。