この表は、抗うつ薬や抗不安薬の使用に関する考慮事項を整理したものです。 シルデナフィルを新宿で入手 ⤵ · バイアグラについて


勃起は、性的な興奮が脳から陰茎に伝えられることで起こりますが、うつ病などで性的刺激を脳が十分に感じない場合、脳からの性的刺激が伝わらず性器海綿体動脈が拡張せず、勃起に至りません。多くのうつ病の場合でも、バイアグラをはじめとする PDE5 阻害薬は、血管拡張作用により血流が増加し、効果が出ることが多いです。しかし、強い抑うつ気分を認める場合や次のように特定の向精神薬などを服用している場合には効果が十分にでないこともあります。


安定剤や抗うつ剤、睡眠薬などでは、薬剤性EDを引き起こす可能性のある薬があります。特にSSRIや三環系抗うつ ..

抗うつ薬の選択的・非選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SRI)治療に関連する一般的な副作用として性機能障害があり、しばしば抗うつ薬による治療を早期に中断せざるを得ない要因ともなっている。これまでSRIによる性機能障害に、シルデナフィル(商品名:バイアグラ)が有効なことは知られていたが、米国ニューメキシコ大学医学部のH. George Nurnberg氏らは、女性にも同様に効果があると報告した。JAMA誌2008年7月23日号より。



2003年9月1日から2007年1月1日の間、米国内の7つの研究施設において、大うつ病がSRI治療で沈静化したものの、性機能障害も経験した閉経前の女性98人(平均年齢37.1歳)を対象に、8週間の前向き・2群並行・無作為化二重盲検プラセボ対照臨床試験を実施した。患者は49例ずつ無作為に、性行為の前にシルデナフィルまたはプラセボを50~100mgまで増減して服用するよう割り付けられた。

主要評価項目は、研究終了時点で、Clinical Global Impression性機能スケールによるベースラインからの変化の平均差とした。副次的評価項目は、Female Sexual Function Questionnaire、アリゾナSexual Experience scale(女性版)、ニューメキシコ大学Sexual Function Inventory(女性版)および性行為記録、ハミルトンうつ病評価スケールとした。内分泌レベルも評価が行われた。





Clinical Global Impression性機能スコアは、シルデナフィル群が平均1.9(95%信頼区間:1.6~2.3)だったのに対して、プラセボ群は同1.1(0.8~1.5)で、終了時点の平均差は0.8(0.6~1.0、P=0.001)だった。ベースライン登録患者の22%は、早期に中断する結果になったが、シルデナフィル群の平均エンドポイントは性機能スコア1.5(1.1~1.9)であり、プラセボ群は同0.9(0.6~1.3)、終了時点の平均差は0.6(0.3~0.8、P=0.03)と有意な差があった。

ベースラインにおける内分泌レベルは正常範囲内で、群間差はなかった。うつ病のハミルトン・スコアは平均値4.0(SD 3.6)で、両群の寛解度は同程度だった(P=0.90)。治療期間中に頭痛、潮紅、消化不良はしばしば報告されたが、深刻な副作用で脱落した患者はいなかった。

このためNurnberg氏は、「SRI服用で性機能障害になった女性に対するシルデナフィル治療は、有害な性的効果を減少させる」と結論した。

(朝田哲明:医療ライター)

抑うつ症状の度合にもよりますが、バイアグラなどの PDE5 阻害薬の有効性が高いため、効果判定に一度服用してみるとよいでしょう。多くの場合で効果が期待出来ますが、効果がない場合には、服用している抗うつ剤の種類の見直しや強い抑うつ症状がある場合には、心療内科で主治医の先生に相談をする必要があります。

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