クラリスロマイシン 400㎎ 7日 ミノサイクリン(内服、点滴) 200㎎ 7日
「性感染症は恥ずかしい」という思いもあるかもしれません。しかし、ウレアプラズマに感染したら、必ず医療機関で治療を行いましょう。新宿駅前婦人科クリニックでは、患者さまのプライバシーがしっかりと守れる環境の中、親身になって丁寧な検査を行っています。少しでも不安を感じているならば、ぜひ当クリニックまでご相談ください。
Genitalium感染の場合、第一選択薬はアジスロマイシンが推奨されています。M
我々専門医としては性感染症に対する治療はできる限り単回で、または短期間で95%以上に有効な抗菌薬治療法をガイドラインにしたいと考えております。なぜかと言いますと、やはり性感染症の患者さんは再診率が低いので、1回の治療で終わらせるのがベストです。ただし、MG感染症に対しては現時点では単回治療は難しいと思います。治療は難しく、再診時に再検査は必ず必要ですし、失敗例におきましては複数の抗菌薬の組み合わせを考慮すべきです。
マイコプラズマは治療において、難しい面があります。一般的にはマクロライド系という薬が使用されます。しかし、マイコプラズマ・ホミニスに対しては、マクロライド系薬が無効です。また、マイコプラズマ・ジェニタリウムにおいても耐性の報告が増えつつあり、報告によっては20%程度ともいわれており(5)、通常より多い投与量での治療が推奨されています。
マクロライド系薬の代用としては、テトラサイクリン系の薬が使用されますが、15-40%が耐性と報告されています(6、7)。同様に代用されるフルオロキノロン系薬(特にモキシフロキサシンやシタフロキサシン)も5-15%で耐性が報告されています(8、9)。
これらの薬剤が無効であった場合、基本的には打つ手がありません(プリスチナマイシンという薬も欧州では使用されていますが、日本では使用されておらず、また、その効果も確実ではありません)。実際に診療していても、このような場面に時折遭遇することがあります。医療の限界を感じ、申し訳ないですが、マイコプラズマの生来の病原性の低さ(自然に消失することもある)に期待して、経過観察することとなります。予防会では、このような状況を打破するために、ファージセラピーという新たな治療法の開発も行っています。いつの日か、マイコプラズマによる性感染症の症状で苦しむ方々を救えるようになることを目指しています。
クラリスロマイシン(クラリス, クラリシッド) 200mg×2回/日 7日間 ..
性器に軽いかゆみや痛みがあり、不安に思って検査をしたら、ウレアプラズマに感染していると言われた。パートナーがほかの検査をしたところ、ウレアプラズマへの感染が見つかった。治療するのはよいが、どんな方法なのか。治療に1カ月くらいかかると言われたが、本当なのか…。 まだあまり一般的ではない「ウレアプラズマ」という病名を聞かされ、自分なりに調べてみると不妊の恐れもあるらしい…。不安でいっぱいになりますね。
確かに放置すれば不妊の危険性がある性病で、これまでの薬が効かない耐性菌が増えているのも事実。でも早めに正しい治療さえすれば、完治する病気でもあります。
はっきりした症状がなくても、「おかしいな」と感じたらすぐに受診しましょう。感染者が多い病気で、感染部位は性器だけとは限りません。主な症状や感染の経路、検査方法、治療法などを解説していきます。
したがって、無症状であれば、マイコプラズマが発見されたとしても、正常保菌もしくは自然に消失することも多く、不妊につながる証拠も現時点ではないことから、必ず治療しなければいけないというわけではありません。基本的には、陰部不快感、排尿時違和感、おりもの異常など性感染症の症状をきたし、主要な病原菌である淋菌、クラミジア、トリコモナス、カンジダ、ガードネレラ・バギナリスが否定された場合に、マイコプラズマによる性感染症を検討し、検査することが推奨されています。しかし、特に明確な病原性を認めているマイコプラズマ・ジェニタリウムに関しては、不妊への関連性を示すようなエビデンスが発出される可能性もあり、動向を注視する必要があります。また、性感染症であることに変わりはないので、定期的に検査し、治療も行うというのも一つの立場ではあります。
検査については、培養が困難であることから、核酸検査を行えるような、性感染症専門の病院での検査が必要となります。
この物質の日化辞番号 J2.892D ; クラリスロマイシン について
デリケートゾーンの炎症を引き起こすウレアプラズマを放置すると、以下のような病気に進行してしまう恐れがあります。
ウレアプラズマ感染症は比較的新しい性感染症。日本では2012年から自由診療でのみ検査ができるようになりました。
性感染症 Sexually Transmitted Infection
しかし、残念ながらウレアプラズマの自然治癒は期待できません。さらに放置してしまうと、男女問わず大きな病気に進行してしまう危険性があります。
マイコプラズマとウレアプラズマは、細胞壁が無く、自己増殖できる最小サイズの細菌です。マイコプラズマは、細胞に張り付き酵素で酸化水素を産生して細胞の中に入り込み、宿主の免疫を発動させて組織を傷害します。一方、ウレアプラズマは、粘膜に傷があるとそこから入り込み、ウレアーゼという酵素で尿素からアンモニアを産生し、その毒で組織を傷害します。
[PDF] まれな新 児感染症 ウレアプラズマとマイコプラズマ
マイコプラズマとウレアプラズマについていろいろ分かってきたのは、ここ数年です。いまのところ、日本語で詳しく書かれた教科書はありません。時々、同業の先生方からも問い合わせがあり、この細菌について、日本ではまだ広く認知されていないと感じています。
クラミジア感染治療におけるクラリスロマイシンの除菌率は90.9
マイコプラズマ・ジェニタリウムを中心としてエビデンスが刻一刻と変化する可能性がある→マイコプラズマに対する正しい知識を持つ性感染症専門の病院への受診をオススメ
マイコプラズマは、核酸検査での検査が必要であり、治療にも様々な理解と選択肢が必要→性感染症専門の病院への受診をオススメ
ウレアプラズマという細菌は、2種類みつかっています。
病原体であるウレアプラズマは、直径100ナノメートルというとても小さな細菌で、現在流行中の新型コロナウイルス感染症の原因ウイルス、SARS-CoV-2と同程度のサイズ。細菌としては最も小さな部類に入ります。
栄養源さえあれば次々に増殖して感染していくため、クラミジアや淋病に次ぐ拡大が予測され、注意が必要です。
マイコプラズマ・ウレアプラズマ性器感染症の治療
ウレアプラズマは、デリケートゾーンのかゆみや排尿時の痛み、尿道の膿など、クラミジアや淋病によく似た症状が現れます。
クラリスロマイシン ウレアプラズマのお悩みも医師にすぐ聞ける
原因菌のウレアプラズマには、ウレアプラズマ・ウレアリチカム、ウレアプラズマ・パルバムの2種類があることが分かっています。
後者のウレアプラズマ・パルバムは発見自体も最近で、2000年代に入ってから報告のあった細菌です。
[PDF] 表2 : 非淋菌性尿道炎の治療
マイコプラズマ・ウレアプラズマは、何度も抗生剤で治療してもなかなか治らないという現象が良く起こります。これは、マイコプラズマやウレアプラズマが、宿主の細胞内で生存できるためです。例えば、Ueaplasma spp.とM. hominisは精子細胞の中で生存でき、トリコモナスの中でも生存できます。また驚くことに、殺菌のために働く貪食細胞の中でも生存できます。しかし、乾燥や熱に弱いので、宿主の外で長期間生存することはできません。
マイコプラズマ・ウレアプラズマの検査と治療について
マイコプラズマ・ジェニタリウム以外のマイコプラズマは、性器における常在菌でもあります。健康な女性の最大80%がウレアプラズマを保菌し、50%がマイコプラズマ・ホミニスを保菌しているという報告があります(1)。男性においても、健康成人の25%でマイコプラズマ・ホミニスの保菌が見られたと報告されています(2)。
マイコプラズマ・ジェニタリウム以外のマイコプラズマと、性感染症との関連ははっきりとはわかっていません。性感染症において、マイコプラズマ・ジェニタリウム以外のマイコプラズマが単独で同定されることが稀であり、他の性感染症の病原菌と共存しているだけなのか、病原体なのか判断しづらいこと等が、解釈を困難にしています。
同様に、不妊との関連についても、影響について示唆されるデータもありますが、現時点では因果関係は証明されていません。
一方、マイコプラズマ・ジェニタリウムに関しては、性感染症の原因となることが証明されており、おりものの異常や陰部不快感が生じる子宮頚管炎や、排尿時違和感や膿が生じる尿道炎を引き起こします。しかし、無症状のことの方が多く、感染しても大部分は6カ月以内に自然消失すると報告されています(3)。
また、現時点においては、不妊との関連についても、関連性を示す報告もあれば、関連がないという報告もあり、不明とされています(4)。
ウレアプラズマ治療期間について | 医師に聞けるQ&Aサイト
必ず検査が必要なタイミングというのはCT、NGの治療を行っても治療が困難な場合です。タイミングを逃さずに行って頂きたいと思っていますが、初回受診時にすべての症例で検査をすべきかということに関しては、やはり都道府県ごとの保険の状況がありますので、現状では慎重に検査を実施いただくとしか言えません。
[PDF] 非クラミジア性非淋菌性尿道炎
ウレアプラズマとよく似た症状が現れる性病に、マイコプラズマ感染症があります。
ウレアプラズマ、マイコプラズマ、それぞれの特徴を見ていくと、病原体はともに細菌。
感染すると、男性では尿道や前立腺に症状が現れ、女性では膣炎を起こす点で非常に似通っています。
Yahoo!知恵袋
ウレアプラズマはを経て、その症状が現れます。
しかし、個人差があり、潜伏期間を経ても無症状の方もいれば、感染して翌日には何らかの症状が現れる方もいます。
症状や治療薬、感染率について
ウレアプラズマの検査は、自覚症状が出たときに検査キットで調べるというよりも、症状が乏しいために健康診断的な意味で検査をしておいた方がよい検査です。症状が有る場合には、クラミジアや淋菌の検査をまず行い、クラミジアでも淋菌でもない場合、次の検査として考えておく必要があります。
陽性の結果が出た場合には、医療機関で治療を進めなければならないため、はじめから検査は医療機関で行うことをお勧めします。
ウレアプラズマの検査をご希望の方は、ぜひ新宿駅前婦人科クリニックまでご相談ください。
ウレアプラズマ、マイコプラズマの症状は? ..
また治療については、両者とも抗生物質が用いられますが、これまで効果のあったお薬が効きにくくなる薬剤耐性菌が増えている点もよく似ています。
一方で、ウレアプラズマとマイコプラズマでは図1の通り、感染後、発症するまでのメカニズムが異なり、有病率にも違いがあります。
尿道炎の特徴・症状と治療法について【医師監修】
次にMGに有効なキノロン系抗菌薬はシタフロキサシンとモキシフロキサシンです。モキシフロキサシンは、我が国では尿道炎に保険適用がありません。シタフロキサシンは1錠50mgであり、初回治療に1回2錠(100mg)1日2回投与が認められない都道府県があるようですが、MG感染症には1回2錠(100mg)、1日2回、つまり1日200mgを使用すべきです。低用量ではMGは容易にキノロン耐性となることが示されております。このキノロン耐性がセレクションによって起っているのか、新たな遺伝子変異により起っているのかは現在、研究中です。キノロンがMGに80~90%効果があるというデータがありますが、これは昔のデータです。現在耐性が増えており有効率はもっと下がっていると思います。是非高用量で使用してください。
中野駅前ごんどう泌尿器科
ウレアプラズマの検査は、2012年より日本でも検査可能となりました。しかし、保険適用外となっており、新宿駅前婦人科クリニックでも自費診療で承っております。あらかじめご了承ください。