妊娠中・授乳中に使える花粉症の薬はある?薬の種類や注意点を解説
抗ヒスタミン剤のうち、セルテクトが添付文章上、妊婦禁忌(妊娠中は内服しないでください。)という扱いですが、特に胎児に影響があったなどの合理的理由はありません。まあ、添付文書に禁忌とあるので、セルテクトを内服中の方は他の有益性投与のお薬に切り替えればいいだけなのです、心配しないでください。
・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。 ・妊娠または授乳中 ..
✅ 妊娠中のフェキソフェナジンの使用と、妊娠中のセチリジンの使用を比較して、先天異常(有病率OR 1.06; 95%CI 0.81-1.37)や自然流産(HR 0.93; 95%CI 0.82-1.07)のリスクは差がなかった。
2001年1月1日から2016年12月31日までのデンマークでの妊娠1,287,668件を対象に、フェキソフェナジンの使用と妊娠中のセチリジンの使用における主要な先天異常と自然流産を比較したところ、
・妊婦の方、授乳中の方妊娠中、授乳中の投与に関する安全性は確立していません ..
これらは、添付文章上、妊娠中は「有益性投与(薬の効果が不利益を上回る)」の扱いです。
妊娠中の場合は、全身移行性の少ないステロイドの点鼻薬が治療によく使われています。しかし市販で購入できるステロイドの点鼻薬は添付文書上で妊婦への使用が制限されているものばかりです。
妊娠中期以降になると、使用できる薬の幅が広がります。妊娠5か月を過ぎると、ロラタジンやセチリジン、フェキソフェナジンなどの使用が可能です。
ポララミンなどの古くからある抗ヒスタミン薬は経験的に安全であることはわかっていますが、眠気は強いのでできれば避けたいところです。第二世代といわれるクラリチンやアレグラは眠気が少ないですし、母乳への移行も極めて少ないので、授乳中に使いやすいです。
国立成育医療研究センターが公開している「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」にも記載があるため、授乳中の服用も可能です。ただし、こちらも残念ながら添付文書上では「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください」と記載があるため、授乳中の方へ販売する際は授乳を控えるよう伝えなければいけません。
・妊娠中は妊娠時期によってインスリンの効き方が異なる。妊娠初期にはインスリン ..
※もちろん、妊娠中の薬剤処方に関しては、かかりつけの産婦人科医に相談くださいね。
第2世代の抗ヒスタミン薬であるフェキソフェナジンを配合した飲み薬です。オーストラリア医薬品評価委員会の評価ではB2となっており、妊娠中に服用しても先天異常に影響がないことが確認されています。便秘や眠気などの副作用と症状を抑える効果のバランスが取れているため、今回紹介したOTC医薬品の中でも勧めやすい薬と言えるでしょう。
妊娠中でも基本的には内服可能です。ただし以前より多く処方され、データも多い、クラリチン®、ザイザル®などが勧められます。
授乳中に、「花粉症の薬は使えないのでは?」と心配になる方も多いですが、実はほとんどすべての薬で問題なく使うことができます。ですが、病院や薬局では授乳をやめるように言われることがあります。
第2世代抗ヒスタミン薬は妊娠中にも比較的安心して使用できるものが多いとされ ..
第2世代の抗ヒスタミン薬であるロラタジンを配合した飲み薬です。オーストラリア医薬品評価委員会の評価ではB1となっており、妊娠中に服用しても先天異常に影響がないことが確認されています。また、こちらも国立成育医療研究センターが公開している「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」にも記載があります。
妊娠中の場合は医療機関を受診し、アレグラを服用してもよいかどうかを医師に判断 ..
抗ヒスタミン薬の中では、昔からあるポララミンなどの薬では安全性が高いといわれています。ポララミンで眠気が強く出てしまいますので、新しい抗ヒスタミン薬も使うことはできます。クラリチン・ジルテック・アレグラなどは奇形のリスクはないだろうと言われています。
<<薬剤師監修>>妊娠中でも飲める風邪の薬はある?|授乳中は?
またジフェンヒドラミンは第1世代の抗ヒスタミン薬なので、眠気や便秘の副作用が出やすいことに注意しなければいけません。妊娠中は大きくなった子宮で腸が圧迫されたり、黄体ホルモンの影響で腸の動きが鈍くなったりして、ただでさえ便秘しやすい状態です。そのため便秘がちの方にはあまり向いていません。
・65歳以上の高齢者 ・妊娠中、授乳中、または妊娠の可能性がある ..
症状が強い場合局所ステロイド剤のフルナーゼ、ナゾネックスなどの点鼻薬、リンデロン、フルメトロンなどの点眼薬も用いる場合もありますが、血中に吸収される量はわずかなので基本的に妊娠のどの時期においても安全に使用できます。
つらいアレルギー症状に優れた効果を発揮します。 脳に影響を及ぼしにくい ..
主成分としてジフェンヒドラミン塩酸塩が配合された飲み薬です。ジフェンヒドラミンはオーストラリア医薬品評価委員会の評価でAとなっており、服用しても先天異常に影響しないことが確認されているため、妊婦でも服用できます。また国立成育医療研究センターが公開している「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」にも記載があります。ただし添付文書上で「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください」となっているため、授乳中の方に販売する場合は授乳を控えるよう伝えましょう。
でいなくても先天異常 (奇形)は約2~3%ほど見られることから ..
点鼻や点眼で症状がコントロールできない時は、アレグラなどの抗ヒスタミン薬の飲み薬も大きな問題はないといわれています。ですが、抗ヒスタミン薬の一部で口蓋裂のリスクが増加したとの報告もありますので、念のため赤ちゃんの身体の重要な部分が完成する妊娠16週までは使わない方がよいといわれています。
胎児毒性:多くの薬はお母さんの血液に溶けたのち、 胎盤を通過して胎児にも入ってきます。
■ 一般的に、妊娠中の花粉症の薬剤に関しては、バイオアベイラビリティの低い点鼻薬(フルチカゾンやモメタゾン)が問題がないだろうと考えられています(妊娠と授乳:南山堂)。
【OTC医薬品の選び方】妊婦や授乳婦に販売できる花粉症の薬は?
なお、リンデロンやフルメトロンは妊娠中の長期使用を避けるように添付文章にありますので、注意してください。
飲み忘れた場合は、気がついた時、出来るだけ早く1回分を飲んでください。
また一般に妊婦や授乳婦に病院で処方される薬と同じ成分のOTC医薬品であっても、注意書きに「妊娠中の服用は控えてください」と書かれているものがあります。このような注意書きがあるものは、いくら安全性が評価されている成分であっても残念ながら販売は推奨できないことも頭に入れておかないといけません。
アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
OTC医薬品でも妊婦や授乳婦が使える薬はいくつかあるので、状況に応じて紹介できるようにしておく必要があります。もちろん使える薬の中にも使用に注意がいるものもあるので、薬の向き不向きも併せて知っておくことが大切です。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 ..
この結果として、くしゃみや鼻づまりになりやすくなることがあり、これを妊娠性鼻炎と呼んだりします。ですから、ただでさえ妊婦さんは鼻炎になりやすいのです。花粉症が重なってしまうと、症状が例年よりひどくなってしまう方も多いです。
実際に花粉症である私が、薬を飲んだ印象をあげてみました。 あくまでも目安 ..
授乳中:クラリチンⓇ、ザイザルⓇ、ジルテックⓇ、フェキソフェナジン(アレグラⓇ)
アプリに今まで服用していたお薬や服用中のお薬をまとめて登録しておくこと ..
さらに、これらの成分は子宮収縮作用があります。点鼻薬ですので血中に入って子宮に作用するのはごく微量ですが、避けたほうが良いかと思われます。
精神疾患や慢性疾患で必要な薬剤については、服用を止めた時の母体の健康状態の悪化に
私も妊娠期間と花粉症の時期がかぶり、とてもツライ思いをしました。非妊娠時と比べて明らかに鼻づまりの症状がひどく出たのです。あまりに症状がツラく夜に何度も目が覚めてしまうため、ドラッグストアへ花粉症の薬を買いにいくことにしました。
Q&A③ アレルギーの薬は飲んでいいの? 使えるお薬は比較的多い
妊娠中:ロラタジン(クラリチンⓇ)、レボセチリジン(ザイザルⓇ)、セチリジン(ジルテックⓇ)