地元長崎を案内してもらいながらコブラの毒を飲む話を聞きました〜地元観光案内〜【デイリーポータルZライター 平坂寛】 ..


はねだ・おさむ/1961年生まれ。長野県山岳遭難防止アドバイザー。山岳遭難や登山技術、沖縄、人物などをテーマに執筆活動を続ける。『野外毒本』(山と溪谷社)など著書多数。


特別展「毒」レポート漫画 “あらゆる物質は毒” 毒と人間の付き合い方

植物毒はベスト21ではトウゴマから採れるリシン、クラーレ、日本の殺人事件小説にはおなじみのトリカブト、毒性キノコなどがランク入りしているが、ほかにも夾竹桃の一種から得られるストロファンチン、桑の一種から得られるアンチアリンなど、そうとうにある。
ぼくが好きなワラビだって、実は毒草である。猛毒のプタキロサイドが含まれている。それでもワラビをおいしく食べられるのは「おばあちゃんの知恵」あるいは「採集部族の知恵」による。ワラビを、植物を燃やしてできた灰を水に溶かした灰汁(あく)に一晩ほどつけておくと、このアクヌキによって毒性がなくなってしまうのだ。
植物は大半がセルロースでできていて、そこにはミネラル(無機質)がたっぷり含まれている。これを燃やすと有機物のセルロースは二酸化炭素と水になって揮発するが、ミネラルは酸化物になって残る。これが灰である。
この灰にはカリウムの酸化物(K2O)やナトリウムの酸化物(NaO)が含まれていて、水に溶けると強い塩基の水酸化カリウムや水酸化ナトリウムになる。この灰汁の成分がワラビのプタキロサイドに反応して(塩基性の加水分解をおこして)、別の物質に変化させ、無毒になるわけだ。

咬まれた箇所は腫れてくるので冷やしたくなるが、血流が悪くなり組織が壊死してしまう。毒ヘビの咬傷に関しては、アイシングは行なわないこと。血液中の毒素濃度を下げ、毒素排出の排尿を促すために、水分は多めに摂取する。ただし心拍数を上昇させるアルコールやカフェインはNG。

コブラ酒、サソリ酒、蜘蛛酒、芋虫酒、トカゲ酒、スズメバチ酒など、生き物を漬けたお酒は意外と色々な種類があるのです!毒 ..

毒のまわりを少しでも遅らせるため、ハンカチや三角巾などの幅広の布で傷口と心臓の間を軽く縛る(手足の咬傷のみ)。あまりきつく縛ってはならない。医療機関に到着するまで、10分に1回1分ほどは布を緩めて血流を再開させる。なお、もし可能ならば咬まれたヘビの写真を撮っておく。

ヘビを見つけたら、そばに近づかず、フリーズ(動作を止めて、凍りついたように動かなくなること)して放っておくこと。間もなくヘビのほうから逃げていく。ちなみにヘビの攻撃範囲は全長の半分〜2/3程度と言われているので、1.5m以上の距離を保てば、まず問題ないだろう。

サソリやコブラ等の毒虫や毒蛇は、孔雀を含むキジ目の鳥類にとって天敵 ..

松本サリン事件や地下鉄サリン事件で世界を驚かせたオウム真理教が製造していたサリンは、以前から化学兵器の主流のひとつになっていた。1902年にすでに合成され、ナチスによって活用された。ナチスは敗戦までに7000トン以上のサリンを貯えていた。
サリン(sarin)は神経毒に固有の化学構造をもっている。VXガス、ソマンなども似た構造だ。いずれも人為的に化学合成できる。
サリン事件のことはよく知られているが、サリンがコリンエステラーゼという神経活動を円滑にしている酵素を阻害するものだということは、あまり知られていない。サリンもフグ毒もキノコ毒も神経をおかしくさせる神経毒なのだ。なぜ、これらは神経毒なのか。

本書の齋藤勝裕センセーはぼくとほぼ同い歳の有機化学や物理化学のエキスパートで、以前、『超分子化学の基礎』(化学同人)、『反応速度論』(三共出版)にとりくませてもらったことがある。
専門書だけではなく一般書や啓蒙書で、生命化学の複雑なしくみを解きほぐしてくれてきた。この分野には“化学熱力学”というめんどうな学問があるのだが、齋藤センセーの『基礎から学ぶ化学熱力学』(サイエンス・アイ新書)でのみごとな説明を読んで、あらかたが滲みこんできた。諸君もその気になって『生命化学』(東京化学同人)や『絶対わかる生命化学』(講談社)など、読まれるといい。お薦めだ。
そのセンセーが本書では、「毒と薬は結局は同じもの、あるとき薬は毒に変貌し、あるとき毒は薬に改心する」という見方によって、薬と毒との微妙な関係、その意外なリバースモード性、致死量をめぐる分量の問題、何が安定的かということ、もともと自然界がもつ毒性などを解説している。
冒頭、自然界にある「世界5大毒」と「毒性ベスト21」が表示されているので、それを掲げておく。
このランクはいかに少量で致死に達するかという指標にもとづいている。ご覧の通り、食中毒の原因としていっとき新聞テレビを騒がせたボツリヌス菌が、世界最悪の毒である。

蛇に噛まれたその後に 抗毒血清のつくり方 | ログミーBusiness

毒をもつヘビに咬まれると、毒牙から毒液が注入されて、さまざまな症状が引き起こされる。ニホンマムシやハブの毒の主成分は出血毒と呼ばれるもので、タンパク質を分解する酵素が含まれているため、筋肉などの組織を壊死させてしまい、場合によっては重い後遺症が残ることもある。一方、ヤマカガシの毒は、組織を破壊することはないが、出血を止まらなくする作用があり、全身的な皮下出血や脳内出血、内臓出血などを腎不全などを引き起こす。また、首の背面にある毒腺からは毒液が分泌され、これが目に入ると、最悪、失明してしまう。

われわれの生体はさまざまな生化学反応をして生命を維持している。生きるということは「生化学している」ということだ。これらの反応はすべてが相互に連関していて、言ってみれば複合的なインタースコア状態にある。
だから何か一つの反応が不首尾になると、その他の反応に大小の影響が出る。こうした生化学反応を実験室のフラスコの中で進めようとすると、「酸や塩基を加えて100度で1時間加熱する」といった苛酷な条件をつくる必要がある。そうしないと反応はおこらない。
それがわれわれの生体では体温37度以下で、ほぼすべての反応がうまくはこばれる。カラダというものは、そのようにできあがっている。
反応を安定させているのは酵素たちなのだ。大半の生化学反応に体内の夥しい酵素たちが関与しているおかげなのだ。
病気などの疾患が生じるのは、このプロセスのどこかがおかしくなるためである。そこでお医者さんに行って、薬剤を投与してもらうということになるのだが、その薬剤が何をしてくれるかというと、多くは酵素の関与する化学反応にはたらきかけをする役目を担うのだ。


米海兵隊の隊員たちが、息絶えたキングコブラの周りに集まってスナップ写真を撮る。キングコブラといえばジャングルで出くわす最強の毒ヘビだ。

いささか気の毒なことだが、カネボウの美白乳液が白斑をおこして大問題になっている。成分のロドデノールに問題があるらしい。「ホワイトディープ」「ブランシールスペリア」など8ブランド54製品に入っている。化粧品各社ともおそらくいまさら始まったことではないとギョッとしていることだろう。親会社の花王も「しまった」と悔やんでいることだろう。
それにしても「美白」というのは妙ちきりんな日本語だ。肌の色が白いというのは、ふつうに考えると色素沈着が少ないということである。地球上の人種や民族の肌色は、もともとが皮膚中のメラニン色素に負っている。そこに毛細血管を流れる赤血球(ヘモグロビン)の色が関与し、さらに日焼けやシミ・ソバカスが加わって、顔色や肌色をつくる。基本は色素沈着が濃ければ色黒、薄ければ色白だ。
ところが日本では、昔から「色白は七難を隠す」と言われてきたように、なぜか顔色や肌色を白っぽくしたいという美醜観が強くはたらいてきた。人種固有の肌色を人為的に変更してまで美白を求めるのは、つまりは「私たちは色白人種を一等憧れています」ということにほかならない。ぼくはこういう“白人主義”を好まない。

コブラがサソリの尾をくわえている。 泥土のスープ、フグの卵巣の糠漬け、臭 ..


通常は、ヘビの毒に対する抗体を作るためには倫理的な理由でヒトではなくウマに毒を注射するという方法が採られます。しかし、そのようにして作られた抗体または血清に対し、人体が拒絶反応を示すことがあり、解毒のために注射した血清によって命を落とすケースも発生しているとのこと。しかし、同じヒトの体でつくられた抗体ならば悪影響は非常に少ないとのことで、実際にそのようにして作られた血清で命が救われた例もあるとラドウィン氏は語っています。

ローゼ氏はラドウィン氏の行為について「彼がやったこと、そして死なずに済んだことはほとんど奇跡的なことです。コペンハーゲン大学は完全に、このようなことを他の人が行うことを推奨しません」と語り、その価値は認めつつも、ラドウィン氏の行為が並外れて無謀なものだったことを指摘して人々に注意を促しています。

今後はまず、採取された抗体をもとに即死性の強い毒に対する血清を作り、その後はより一般的な用途に用いられる解毒剤の開発が進められる予定とのこと。ちなみにラドウィン氏は「体は至って健康で、年齢よりも10歳以上若く見られることもある」とのことです。

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ジャカルタに1週間滞在したので、少し移住する事を想像してみます。インドネシアのリタイアメントビザは55歳以上で月22万円以上の収入が必要です。ジャカルタは20年前のバンコクという感じで、市内に多くの鉄道が開通して便利になってきましたが、物価は昔のタイと同じ位です。最近の円安で日本人のタイやマレーシアでのリタイア生活は難しくなっているので、新たな候補地としてジャカルタやバリがあります。あと10年は大丈夫かなと。

もし日本食を毎日食べて日本人村で遊び安全なコンドミニアムに住む生活レベルなら、日本より生活費は確実に高いです。日本食レストランは豊富ですが、値段は日本と同じから1.5倍位です。中流インドネシア人と同じ生活レベルで稀に1000円位の安い日本食で我慢できるなら、10万円以下も可能でしょうか。軽い病気なら英語か日本語で対応可能の病院はありますが、重い病気なら母国で治療でしょう。治安はまあこんな事があったので要注意です。街を歩く高齢者は殆ど居ません。バスに乗る時、ドアの下に50センチ位の隙間が空きます。この隙間を確実に越えられない年齢なら辞めた方が良いです。

2ヶ月前にオーストラリアの地方にて同じテーマで書きましたが、ジャカルタでは正反対のライフスタイルです。こちらでは恐らく食べ歩き・ショッピング・カラオケなどインドアな生活でしょう。1年中暑いのでこれに耐えられるか。またインドネシア語を話せなければ外国人コミュニティか日本人村に所属する事になり、狭い人間関係に適応できるかは重要な要素だと思います。

オーストラリアの地方移住を考えてみる ポートマッコーリー

コブラの仲間で噛まれるとやばいです。神経毒なので派手に血がドシャッて ..

ちなみにサリンによる神経阻害を回復させるには、アトロピンを使う。アトロピンはベラドンナ(貴婦人)という美しい花を咲かせる植物に含まれる毒物だ。青酸カリより強い毒がある。けれども意外なことに、この毒物アトロピンが毒物サリンを防備する。
アトロピンは傷ついた酵素コリンエステラーデを復活させたり、アセチルコリンを分解させるのではない。筋肉にある伝達物質のレセプターの経路をふさいでしまうのだ。まさに「毒をもって毒を制する」という方法である。このように毒性の研究は、どこかで意外な反転をおこすのだ。

ひとりガサゴソ飲む夜は・・・・・・ (角川文庫) [ 椎名 誠 ]

ただし、口内に傷があったり、虫歯があると話は変わる。口内の傷から直接毒が入ると、噛まれたときと同じような効果が現れてしまうという。
もし、ヘビの毒を飲まなければいけないという自体にあったら、事前に虫歯の治療をしておいたほうがよさそうだ。

Embassy of Japan in India 在インド日本国大使館

ソクラテスがあおった毒杯は、毒ニンジンのジュースかワインだった。主成分はコニインだ。アテネではソクラテス以前から毒ニンジンにアヘンを混ぜて服毒死をさせていた。苦しむことなく刑死させたのだ。
アヘン(opium)は、ケシ(芥子)の若い果実に傷をつけると出る樹液をとことん乾燥して出来る。すでに紀元前3400年のメソポタミアで使われていた。主成分はモルヒネである。モルヒネ(morphine)はアルカロイドで、チロシンから生合成される。そのモルヒネを化学処理するとコデインやヘロインになる。いわずとしれた麻薬の王者たちだ。ヘロイン(heroin)は化学名を塩酸ジアセチルモルヒネという。ロンドン・セントメアリー病院のアルダー・ライトが1874年に調合して、ドイツのバイエル社が1898年に鎮咳薬として発売した。
アヘンからヘロインをつくる化学処理は容易なものなので、素人でも手順をおぼえさえすればすぐできる。そのためアヘンやヘロインはいまなお闇ルートで世界中に出回っている。以前はタイ・ラオス・ミャンマーの三角地帯が麻薬生産処理地であったけれど、2009年の国連薬物犯罪事務所の推定によると、いまは世界のアヘンの94パーセントがアフガニスタンでつくられているらしい。北朝鮮もあやしい。
そうではあるのだが、そのアヘンも精製以前のモルヒネの段階なら鎮痛剤になる。バイエル社もそのつもりで売り出した。というわけで、今日の医療ではモルヒネなかりせば患者は激痛にとうてい耐えられない。それくらいよく効く。ぼくも胃癌で腹を23センチ切って4分の3の胃を除切した直後は、あまりの痛みにモルヒネ座薬をお尻に突っ込んでもらった。こうした鎮痛効能は古代エジプトでも西アジアでもだいたいわかっていたらしい。
ようするに麻薬と鎮痛剤は同床異夢なのである。似て非なるものではなく、同じものが薬にも毒にもなりえたのだった。毒と薬はうらはらなのである。

飲む、5)氷は避ける、6)変質油に注意すると良いでしょう。下痢症状が続く ..

へビ、ハチ、サソリは自身で毒を生産し、餌生物の捕食や防御に用いる。魚類や貝類は細菌や渦鞭毛藻類の生産した毒をとりこみ、体内に蓄積する。フグのように泳ぎの遅い魚は毒を自己防御に用いている。イソギンチャク、カツオノエボシなど海洋生物からは今も、多くの新しい毒が発見されている。

彼女はアントニウスの訃報を耳にし、エジプトコブラの毒で死ぬことを選んだといわれている。 ..

サソリの毒は、人間の病気の治療に役立っているのだ。中国では古くから漢方としても珍重されてきていた。

飲むことはないと思います。 さて、まむしの毒は出血毒で組織を破壊する強力な ..

歴史上、こうした毒物の秘密に凝った者たちは数多い。クレオパトラは真珠を酢に溶かした秘薬を飲み、マラカイト(孔雀石)を砕いたブルーアイシャドーをしていた。それでもヘビに自分の乳房を咬ませて死んだ。
ヘビ毒には、①神経毒、②血液循環毒、③筋肉壊死毒がある。コブラは①で、クセリヘビは③だ。ヘビ毒はタンパク質の一種だから、卵と同じで加熱すれば卵焼きのように変性して毒はなくなる。毒物研究所をつくったほどのクレオパトラもそこまでは知らなかったのか。
ローマ皇帝はワイン好きだった。そもそもヨーロッパの水はカルシウムやマグネシウム濃度の高い硬水だから、当時から水よりもワインを好んだだけだったろう。しかし当時の醸造法は未熟なために、かなり酸っぱいものだった。そこでワインを鉛の鍋に入れて温めた。するとワインに含まれる酒石酸が鉛と化合して酒石酸鉛となり甘味が加わって、ワインが飲みやすい。
けれどもそれは重金属中毒と隣り合わせのものになる。この話、皇帝ネロや皇帝カリギュラの異常行為は鉛毒によっていたという仮説にもとづいている。