卍固め、コブラツイスト、コブラのポーズ! | DOLL FITNESS
そして、必殺技の足4の字固めです。これはデストロイヤーの2本の太くて短い足には、もってこいの技でした。仰向けに倒れている相手の左足を取り、まずはスピニング・トーホールドのように右方向に回転します。次に相手の左足を抱え込み、自らの左足を上からかぶせるようにロックするのです。天井から見ると、まさに「フィギュア・フォー・レッグロック」。デストロイヤーは技を掛け切った瞬間、両方の手のひらでマットをバンバンと叩いて観客にアピールするのが常でした。
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参考までに紹介すれば、力道山とデストロイヤーが最初に対戦したWWA世界選手権試合は視聴率64%を記録しています。実に国民の3人に2人が見たことになります。プロレスが「国民的娯楽」なら、足4の字固めは「国民的必殺技」だったと言っても過言ではないでしょう。金曜日夜8時からの1時間は、おとなにとっても子どもにとっても至福の時間でした。
『私、プロレスの味方です』(情報センター出版局)というプロレス本のベストセラーの著者である作家・村松友視さんから「プロレスの技で、いちばん真似されたのはコブラツイストと足4の字固め」という話を聞き、はたとヒザを打ったことがあります。
私は1960年生まれですが、少なくとも私たちの世代で、教室や体育館、部室などでコブラツイストや足4の字固めをかけたことのない男子はいなかったはずです。
コブラツイストについては、別の機会に書くとして、初回は足4の字固めの思い出について振り返ります。
コブラツイスト〜パロスペシャル〜卍固め。全体の技の形もっとつきつめたいのでした。体格のせいかしら? 流れも含めもっと練習研究。
◆卍固め 片足を相手の足に絡めて、もう一方の足を頭に引っかけて、相手の片腕を脇に抱えて絞り上げ、首、肩、腰に同時にダメージを与える技。英国などでは古くから存在していたが、日本では68年にコブラツイストの進化形として猪木が初めて使ったと言われ、猪木の長きに及ぶ代表的な必殺技になった。タコが絡まるような見た目から「オクトパス・ホールド」とも呼ばれる。
◆コブラツイスト 相手の足と首をロックし、全身をひねり上げる古典的な必殺技。首、肩、腕など7カ所を1度に決めることができる。体にまとわりついてひねる姿から、この名がついた。猪木が卍固めを使うまでフィニッシュホールドにしていた。基本的には立ち技だが、そのまま寝技に持ち込めばグラウンドコブラとなる。創案者はインドのダラ・シンか、元NWA世界ヘビー級ディック・ハットンといわれる。
コブラツイストについては、別の機会に書くとして、初回は足4の字固めの思い出について振り返ります。 力道山との死闘
コブラ固め(マッハ桜井さんとのスパーリング) | marvellic99のブログ