コブラ キング LTDx ドライバー3種を比較試打|新製品レポート


実際に試打したところ、強いオープンフェースで、ターゲットに対してスクエアに構えやすい。そして、アドレスではクラブ長が45.0インチと長すぎないので、ヘッドが大きく見えてミートしやすいイメージが出ている。試打クラブは10.5度でシャフトはメーカー純正の『スピーダー NX for Cobra』(フレックスS)仕様。『LTDx』のときにも記載したが、このシャフトはかなり軟らかめなので、ヘッドスピードが40m/sくらいのゴルファーであれば、このスペックで十分だろう。

そして、『LTDx』と同じく、ヘッドのネック軸周りの慣性モーメントが8085g・㎠と非常に大きいので、ダウンスウィング時のヘッドの返りが緩やかで、フェード系弾道が打ちやすい。また、低重心率が63.2%と標準的なので、適度なスピンが入り、高めの弾道でボールは安定する。ただし、『LTDx』はスイートスポット位置がフェース中央よりトウ側1.1ミリの場所にあったが、『LTDx MAX』はヒール側2.3ミリにあり、3ミリくらいヒール寄りになっている。そのため、バルジ(横方向の丸み)のギア効果により、フェース中央でヒットした場合ドロー回転がかかりやすく、明らかに『LTDx』よりも球をつかまえやすい。ネック軸周りの慣性モーメントの大きさと相まって、ストレート系の弾道が打ちやすくなっている。

『LTDx』はヘッド重量が202.2g、クラブ全体慣性モーメントが289万g・㎠だったが、『LTDx MAX』は197.7gと軽く、かつ、282万g・㎠と小さいので振りやすく、より球をつかまえやすいドライバーと言えるだろう。


COBRAGOLF(コブラゴルフ) KING F6 キング F6 ブラック ドライバー アッタス フジクラ社製 Cobra.

デシャンボーが使用する『コブラ キング LTDx ドライバー』のドローバイアスモデル『LTDx MAX ドライバー』を紹介する。

では、早速クラブとヘッドを計測していく。数値はすべて実測した値になる。クラブの長さが45.0インチと標準的とはいえ最近ではやや短めの設計で、クラブ重量は292・8gとやや軽く、スウィングウェイトもD0.3とやや小さめなので、クラブの振りやすさの目安となるクラブ全体の慣性モーメントが282万g・㎠に抑えられ、ドライバーのヘッドスピードが40m/sくらいのゴルファーにとってタイミング良く振れる設計になっている。

標準の『キング LTDx』同様に、コブラらしい横幅が広いヘッドで、上から見るとやや三角形型でシャープなイメージが出ている。そして、米国モデルらしくフェースアングルは1.5度開いていて、フェースはまったくかぶっていない。

3モデルあるLTDxドライバーの、スタンダードポジションに位置するモデル。フェース寄りのヘッド内部に固定式ウェートを装着し、重心を浅く設計。ボール初速と低スピンを追求しつつ、ソール後方にもウェートを装着することで慣性モーメントを高め、ミスへの寛容性を高めています。バランスのよい仕上がりで最も幅広いゴルファーに対応する仕様になっており、ほかの2モデルのベースにもなっています。

KING LTDx Gold/Black|コブラ|ドライバー

多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員氏が最新クラブを徹底的に計測・分析する「ヘッドデータは嘘つかない」。今回はコブラゴルフの『キング LTDx MAX』ドライバーを取り上げる。

シャフトのラインアップは、純正シャフトを日本向けに2モデル用意しています。50g台のフジクラ製「SPEEDER NX for cobra」、そして60g台のグラファイトデザイン製「TOUR AD DESIGNED for cobra」の2つ。動きが大きくつかまりがよいSPEEDRERと、しっかり振っていけるTOUR ADといった違いがあります。

今回はコブラゴルフの『キング LTDx MAX』ドライバーを取り上げる。 「LTDx」のドローバイアスモデル

プーマジャパン株式会社(本社・東京都品川区)はコブラゴルフより、初速性能と安定性を追求した「キング LTDx」シリーズのドライバーを3月12日に発売する。2015年に登場した低スピンモデル「」の後継にあたり、それぞれ特性が異なる3タイプで展開する。

重心位置が違うとこんなにも振り心地が違うのか!

と実感させられます。慣れが必要なドライバーです。

最近のトゥ寄りで深い重心の最たるモデルではない

でしょうか。開いて閉じるスイングのパターンだと

安定しないかも知れません。打ち手を選ぶクラブです。

シャローフェイス、超シャローヘッドです。

スピードと安定の融合。コブラ『KING LTDx』ドライバー、3月12日デビュー.

コブラの歴史は長く、創設は1973年。若かりしタイガー・ウッズがドライバーを使用したり、オーストラリアの英雄と呼ばれるグレッグ・ノーマンが同社のクラブで活躍したりして、世界的に認知されるようになりました。その後、アクシネットに買収されるなど紆余曲折を経て、2010年からスポーツ総合メーカー、プーマのゴルフブランドとして展開しています。

初コブラ!正直こいつはスゴイです!!!

世の中がM1、M2やエピック等のニューモデルに湧いている最中、値段もこなれてきた本モデルを購入しました。購入したのは北米でのみ販売されているブラックバージョンです。

昨年の今頃リッキーファウラーが松山英樹と死闘を繰り広げたPGAツアーのフェニックスオープンで、キャリーで300ヤードを優に超える驚愕のティーショットを放っていたのが本クラブで、ギア評論家達の評価もすこぶる高くクラブのジオメトリーも完璧との事でずっと興味深々でした。

届いたクラブでまず驚いたのが、クラブ重量が340グラム近くあります。日本モデルより20グラム近く重いと思いますので、振り切れるフィジカルがある方のみオススメです。

肝心の飛距離性能はピンのG30に近い重ヘッドの低重心で、多少の打点のズレも気にせずドカーンとブッ飛ばす印象で、個人的にはさらにその度合いが強く見たこともない力強くロースピンで高さもある程度確保された球でぼーんと飛ぶ印象です。決してドロップする嫌なスピンの無さとは違います。

デザインもオールブラックで相当格好良く、飛距離性能も頭抜けていて寛容性も高いため、これは市販クラブのリーサルウェポンだと思います。

このクラブをヘッドスピード50近くで振り回せたら、とんでもない飛距離が出ると思います。