英国の自動車メーカー「ACカーズ」は、同社のレーシング・ヘリテージを受け継ぐスポーツカー新型「ACコブラ GTクーペ」を発表しました。


このように、世界中のメーカーや車好きが惚れ込み、現在でも愛され続けているコブラ。さすがに生産台数が少ない「オリジナル・コブラ」は手が出ないかもしれませんが、「リプロダクション・コブラ」や「コンティニューション・コブラ」で、その熱き魂を体感してみるのはいかがでしょうか?


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1964年2月にシェルビー・アメリカン社から発行された289cidエンジンを積んだCobra Mark IIのスペックとオプショナルパーツの価格表。車両価格は5995ドルでMark Iと同じであった。北米向けMark IIの生産台数は580台と言われる。その内30台ほどにATが積まれたという。

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コブラの中古車 テキスト検索結果一覧( 1~6件 ) | ..

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これは文字通り"リプロダクション(再生産)"、つまりレプリカなのですが、一時期は40社以上の自動車メーカーが名乗りを上げたこともあり、そのクオリティには目を見張るものがあります。ちなみに、現在、シェルビーアジアが販売している「アジアパシフィックモデル」もリプロダクション・コブラに含まれています。

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上の2点は1965年に英国のAC Cars社が発行したAC COBRAのカタログ。289cidエンジンを積んだMark IIで、左右オーバーライダーの間に装着されているグリルバー(アメリカではグリルガードと称し35.5ドルのオプションであった)が標準装備された。下側の写真はAC Cars社製ファイバーグラスハードトップを装着したところ。

ただし、今回紹介している1台はまた少し異なる。「コブラ」の名も「AC」もついていないが、1980年代以降、同車を巡る新たな潮流が世界的に起きてくる中で誕生してきた1台なのである!

【世界の名車】1960年代に400馬力オーバーの怪物「ACコブラ」

上の3点は1963年11月になって初めて生産された、右ハンドルの289cid(4736cc)280ps/5800rpm、38.6kg-m/4500rpmエンジンを積んだMark II。英国のAC Cars社で発行されたカタログで車名は「AC COBRA」となっている。フェンダーサイドにルーバーが付けられているが、これはAC Cars社で組み立てた130台目から追加されたもので、1963年4月に100台目を生産していることから、ヨーロッパ仕様はすべてルーバー付きで出荷されたであろう。なお、1963年の途中でステアリングがラック&ピニオン式に変更されている。

こうした動きの中、さまざまな自動車メーカーから「コブラを作りたい」という声が聞かれるようになります。そこで1973年頃から登場し始めたのが、商標権を持つシェルビー氏の公認で作られた「リプロダクション・コブラ」です。


マニュアル(MT)車・コブラの中古車一覧(1~30件)【グーネット】

このACカーズによって製造されたものは「オリジナル・コブラ」と呼ばれ、バブル期に1億円以上の価格で取り引きされたほか、2016年にはシェルビー氏が所有していたプロトタイプの第1号車がオークションにかけられ、1,375万ドル(当時のレートで約14億円)で落札されたという逸話もあります。

ACコブラ復活:ACコブラGTロードスター英国で受注開始 [最新情報]

しかし、それを不服に感じたのがキャロル・シェルビー。「コブラ」の名(商標権)を巡って裁判を起こしたのである。そしてシェルビーが勝利し、「コブラ」の名を独占的に使用できる権利を獲得することに成功。それにより、シェルビーの名を冠する米国の小規模な自動車メーカーだけが、現在でも「コブラ」の名をつけて販売しているというわけだ(こちらは「シェルビー・コブラ」と呼ばれる)。一方、オートクラフト社は「AC」の名を使うことは認められている。

英国の自動車メーカーACカーズが、伝説的なスポーツカー、ACコブラの最新バージョンであるACコブラGTロードスターの受注を開始しました。

ACカーズは1970年代後半に倒産し、商標を譲渡された英オートクラフトが後継車の生産を開始。しかし、シェルビー氏が両社をロサンゼルス地方裁判所に提訴した結果、コブラの商標権はシェルビー氏が獲得しました。コブラが、初期製造メーカーの名を冠した「AC・コブラ」だけでなく、「シェルビー・コブラ」と呼ばれているゆえんです。

ACカーズからクラシックなロードスター、ACコブラの新シリーズが登場しました。英国の伝統的な自動車メーカーであ.

製造メーカーであるACカーズの倒産。「ACコブラ」もそれと共にするのかと心配されたが、そこで終わらなかった。「ACコブラ」の商標や技術資料などはオートクラフト社に譲渡され、後継車の生産が続けられることになったのである。

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最上位グレードはスーパーチャージャーで過給され、最大出力663ps、最大トルク79.5kgmを獲得する。トランスミッションは、6速MTまたはパドルシフト付きの10速AT。カーボン複合素材製のボディなどにより、車両重量は1450kg以下に抑えられ、0~100km/h加速は3.4秒の性能を可能にしている。

キャロル・シェルビー所有の「コブラ・デイトナ・クーペ」が中古市場に登場!価格は非公開なるもアメ車史上最高ランクであるのは間違いなさそう

最上位グレードはスーパーチャージャーで過給され、最大出力663ps、最大トルク79.5kgmを獲得する。トランスミッションは、6速MTまたはパドルシフト付きの10速AT。カーボン複合素材製のボディなどにより、車両重量は1450kg以下に抑えられ、0~100km/h加速は3.4秒の性能を可能にしている。

ACカーズ 新型コブラGTロードスター、2023年発表へ シャシーもエンジンも新設計 | 車の話

フォードから送られてきた1963年のレーシング戦績一覧。これにも発行した社名はなく「COBRA powered by Ford」とあるのみ。1月のリバーサイドはコブラにとって初の勝利で、その後もセブリング、ルマン、ワトキンスグレン、リバーサイドなど多くの勝利を重ねている。

グランツーリスモ7/収録車種 | グラソツーリスモシリーズ総まとめwiki

今回紹介した1台も、そうした「ACコブラ」のレプリカの1台。意匠権がなくなった1980年代からレプリカ製作が世界的に行われるようになり、その時代から取り組んでいるのが、英国のキットメーカーのAK スポーツカーズだ。ちなみに日本では法的に認められていないが、英国では一個人がキットから自動車を組み立て、車検を通して一般道を走らせることが可能だ。

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フロントビュー。ACカーズが製造したオリジナルの「ACコブラ」は総数が1000台に満たなかったという。そのため、現代では程度のよい車両はオークションではなんと数億円の価格で取り引されるほどになっている。

7000cc、550馬力、新車!?日本で初めてコブラ427の ..

しかし、そんな「ACコブラ」の活躍にもかかわらず、ACカーズは70年代台後半に倒産してしまう。その結果、「ACコブラ」もそのまま歴史から消えていく運命かと思われたが…。

復活のAC『コブラ』、V8スーパーチャージャーは663馬力…生産開始

上の4点は1963年にフォードから送られてきたカタログ。289cid(4736cc)270ps/5800rpmエンジンを積んだMark IIモデルでサイズはMark Iと同じだが、車両重量は2030lb(920.8kg)、タイヤは6.40×15。0 - 1/4mile(402m)加速13.8秒、最高速度155mph(249km/h)となっている。車名は「COBRA powered by Ford」でSHELBYもACの名前もない。発行した社名もなく、小さい文字で「Design by Richard C. Runyon, illustration by George Bartell & art directed by Peter Brock」とあるのみ。

最高出力663ps 新型ACコブラGTロードスター 今春より限定販売へ

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シェルビー コブラ 427 (Shelby COBRA 427)

ACカーズは1901年、英国に設立された老舗スポーツカーメーカーだ。数々のライトウェイトスポーツカーを世に送り出してきた。ACの名前を広めたのが、1960年代に一世を風靡した『シェルビーACコブラ』だ。レーシングチーム、シェルビーアメリカン代表のキャロル・シェルビー氏が、ACカーズの高い技術力に着目。さらにフォードモーターがACカーズに、フォード『マスタング』用のV8エンジンを供給する話がまとまり、マッスルスポーツカーのACコブラが誕生した。

ACコブラのベース車であるACエースは、1953年に発売されたブリストル カーズ製の直列6気筒エンジンを搭載したスポーツカーでした。

ACカーズは1901年、英国に設立された老舗スポーツカーメーカーだ。数々のライトウェイトスポーツカーを世に送り出してきた。ACの名前を広めたのが、1960年代に一世を風靡した『シェルビーACコブラ』だ。レーシングチーム、シェルビーアメリカン代表のキャロル・シェルビー氏が、ACカーズの高い技術力に着目。さらにフォードモーターがACカーズに、フォード『マスタング』用のV8エンジンを供給する話がまとまり、マッスルスポーツカーのACコブラが誕生した。