イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。


当院の患者に対するイソトレチノイン治療の成績は、改善率は98%以上、再発率*は30%以下です。


ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。

イソトレチノインには、効果が期待できる反面、副作用のリスクもあります。主な副作用としては、以下のようなものが挙げられます。

③乾燥
イソトレチノインを飲んでいると皮脂腺の働きが弱まるため、必然的に肌が乾燥しやすくなります。そのため乾燥肌の方や真冬の時期は少し使いづらさを感じる場合があります。
とはいえ当院のように我々皮膚科医が常駐しているのであれば、しっかり保湿剤を処方したりスキンケアのやり方をご案内しますので、それで乗り切れる方がほとんどです。

おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。

通常、イソトレチノインを約5ヶ月続けて辞めた後、3〜5年はニキビが作られにくくなることがわかっています。
なぜなら、イソトレチノインの服用を続けると皮脂が作られにくくなったり、皮脂の分泌が減ったりするためです。

イソトレチノインには、ニキビの原因である皮脂の過剰分泌や角化の異常を抑えて既存のニキビを減らすなどの作用があります。薬剤には、以下のような種類があり、全て薬の作用は同じです。

期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?

イソトレチノインは、重度のニキビ治療において効果的な内服薬です。皮脂の分泌を大幅に減少させることで、ニキビの主な原因に直接働きかけます。

中等度のニキビ患者に対して約6ヶ月に渡って20mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、98.99%の患者が改善し、その中で劇的に改善した患者が98.3%と非常に高い有効率が報告されています 3

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

ニキビの原因には、皮脂の過剰な分泌が関係しています。イソトレチノインは、皮脂腺を退縮させる働きにより、過剰な皮脂分泌を減らす効果が期待できます。

「なかなかニキビが治らない」「顔全体にニキビがあって辛い」というお悩みはありませんか。イソトレチノインは重症ニキビに効果的とされ、ニキビ治療の切り札とも称される薬です。


イソトレチノイン ニキビ治療 なかなか治らないニキビ ..

ニキビ治療の「最後の切り札」とも言われるイソトレチノインの服用ですが、それでニキビが落ち着いても、服用を止めると再発したり、ニキビ跡がきれいにならないなど、お悩みの方もいます。

重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?

また、炎症を抑えて毛穴の詰まりを防ぐことで、新たなニキビの発生を抑える効果もあります。研究によると、イソトレチノインを1日0.5〜1mg/Kgを16〜32週間使用した場合、90%以上の患者のニキビが顕著に改善したと報告されました。[1]

最も効果的なニキビ治療であるはずの、イソトレチノイン。 でも、「治してもまたできる」「やめた後で再発した」というご相談もあります。

重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4

イソトレチノイン内服中にレーザー治療を行っても問題はないと言える ..

イソトレチノインの適用(どういうニキビの方に出したらいいか)に関しては、未だに「最重症のニキビ、保険治療で良くならなかったニキビの人に出すもので、簡単には出してはいけない」と仰る方もおられます。確かに昔はそうでしたが、今は世界的に見てもどんどん対象が緩和されているため、中等度ぐらいの人にも処方することが増えてきています。

イソトレチノインは治りにくい中等症~重症ニキビに対して非常に有効な治療です。95 ..

当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

①最重症の方
保険治療で治らない最重症の人はむしろイソトレチノインを飲むべきです。

飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点

一方、すでにできてしまったニキビ跡や色素沈着に対する直接的な効果はありません。ただし、ニキビが重症化することで生じるニキビ跡や色素沈着の予防には効果的です。イソトレチノインについて、さらに詳細を知りたい方は、もご覧ください。

それでもなかなか治らないニキビの方は残念ながらいらっしゃいます。ベピオ ..

副作用に注意が必要ですが30年以上前から知られているニキビ治療薬で、正しく使えば難治性のニキビに非常に有効です。ですが、副作用に注意が必要なことから、インターネット上では様々な情報や質問が出回っています。そこで、今回はイソトレチノインの副作用、禁忌、イソトレチノインが向いている方や飲み方の注意点だけでなく、皮膚科医がイソトレチノインの副作用に関する疑問にお答えしました。

飲む治療薬「イソトロイン」「ロアキュテイン」でなかなか治らないニキビを改善 ..

イソトレチノインが日本で未認可なのは、ニキビは身体的に不調をきたす病気ではないことから、「疾病の治療目的」というよりは「美容目的」と解されることも多く、特にイソトレチノインのような催奇形性等の重篤な副作用がある薬は、認可されにくくなっていることがその理由です。

ニキビが治らない原因は?何をしても治らないニキビの対処法を解説

適した量と期間で服用を続けた場合は、イソトレチノインを辞めた後でもニキビができにくくなると言えるでしょう。

【医師監修】 いろいろ試したけれども、ニキビが治らないのはなぜ?

軽症のニキビに対しても、他の治療が無効であり再発を繰り返す患者さんへ処方しています。中等症以下のニキビに対しては、0.5mg/kg/日か、それ以下のイソトレチノインの低用量療法で効果が出る場合も多くあります 5, 6

インスタライブにてイソトレチノインについての質疑応答を行っています。ご興味の ..

ニキビの原因には、毛穴が固くなって塞がりやすくなる角化異常が関係しています。角化異常があると、それだけ皮脂が毛穴に詰まりやすくなってしまうのです。イソトレチノインは皮膚細胞にアプローチして角化異常を正常に整える働きが期待できます。

長期にわたる保険治療で治らないニキビの方、ダーマペンなどのニキビに効く施術をしても効果がない方にお勧めです

イソトレチノインは、服用を辞めた後に再発する可能性があります。
そして、再発の可能性はイソトレチノインの服用量や治療期間が影響することがわかっています。
再発した場合は、医師へ相談するようにしましょう。

・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方

角質細胞の入れ替わり(表皮ターンオーバー)は早まり、また角質の剥離によって、薬が浸み込みやすくなったり、角栓が取れるなどもメリットとされます。

イソトレチノインの使用にあたっては、大きな副作用が起こりうるため注意が必要です。 以下が副作用・注意点の例です:

②保険治療をやっても毎回毎回ニキビが繰り返しできてしまう方
保険治療で処方される抗生物質を長く飲んでいる・付けている場合、耐性菌が出る可能性が高くなるだけです。そういう方はイソトレチノインで繰り返しの循環を終わらせましょう。

なかなか体の吹き出物が治らない という方もしかしたらニキビではないかもしれません

イソトレチノインは重度のニキビ治療に使用されるケースがほとんどでした。しかし、近年では、中等度のニキビ治療にも有効であることが複数の研究によって報告されています。[2]