フィナステリド錠1.3mgの特徴は、用量が増えたことによる効果の高さです。


フィナステリドはAGA(男性型脱毛症)の治療に用いられる内服薬です。AGAは前髪の生え際のM字部分や頭頂部が薄くなる脱毛症で、男性の薄毛のほとんどがAGAと言われています。もともとフィナステリドは前立腺肥大症の治療薬として開発された成分ですが、抜け毛を防ぐ効果がみられたため、現在は世界中でAGA治療薬として使用されています。


また、フィナステリド錠1.3mgのその他の特徴には、次のようなことが挙げられます。

5αリダクターゼはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはⅠ型に対してあまり作用せずにⅡ型を阻害します。一方、デュタステリドはⅠ型とⅡ型どちらにも作用するという違いがあります。

副作用に関して9.5%の患者で見られ、うち7.9%は男性機能の関係するもの、1%は肝機能障害であったと報告しており、これまでの報告で変わりありません。

「フィナステリドってどんな薬?」「フィナステリドの効果や副作用を知りたい!」

また、副作用のリスクはデュタステリドの方が高いです。
国際臨床試験においては、デュタステリドの副作用の発現率はリビドー減少 3.3%、インポテンツ 5.4%、射精障害 3.3%でした。
これに対し、フィナステリドの副作用の発現率はリビドー減少が1~5%未満、インポテンツ・射精障害・精液量減少が1%未満とされています。副作用のリスクはデュタステリドの方が高いと言えます。

フィナステリド治療を開始する際、多くの専門医は副作用のリスクを最小限に抑えつつ効果を段階的に確認するため、0.2mgか0.5mgの低用量から始めることを推奨しています。

A. ROSSIらによる、フィナステリド内服10年経過を論文を紹介します。

フィナステリドの効果は2年ほどで頭打ちになる場合が多いが、例外的にV型(頭頂部が薄くなるバターン)のみ改善傾向が長期的に続きます。
全体的にはフィナステリドを長期内服した場合でも良い結果は続きます(効果がピークアウトすることはあるが、減弱はしにくい)。
長期で内服した場合でもこれまで知られていた副作用以外の新たな副作用は見られませんでした。

低用量から始めることで、万が一副作用が出た場合も、その程度を軽減できる可能性があり、患者さんの安全性を重視した治療が可能となります。

なお、女性や子供には重篤な副作用があるため、使用が禁止されています。

デュタステリドとは、AGA治療薬「ザガーロ」の主成分です。フィナステリドと同様に、5αリダクターゼを阻害する作用があります。

ミノキシジルを使用し始めて急に抜け毛が増えるのは「初期脱毛」という、成分が効き始めたことを示す症状です。
ミノキシジルを使うと血行が促進されて新たな毛の成長が促されるため、すでに生えている弱い毛が押し出されるかたちで抜け落ちます。
そのため、この症状はリスク・副作用ではなく、効果を示す正常な変化なのです。
ミノキシジルが細胞にしっかりと効いている証拠で、1~2ヶ月で自然に止まります。
初期脱毛は1~2ヶ月で自然と止まるので、慌てず治まるのを待ちましょう。


男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する

プロペシアの添付文書に記載されている副作用は上記の通りです。性欲減退が主な副作用として知られていますが、1〜5%ほどの割合のため、発生率はそれほど高くないといえます。

[PDF] フィナステリド錠 0.2mg「FCI」 フィナステリド錠 1mg「FCI」

デュタステリドとフィナステリドの違いは、以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。

男性成⼈には、通常、フィナステリドとして 0.2mg を 1 ⽇ 1 回経

フィナステリド錠自体は国内承認薬ですが、用量1.3mgについては海外製の未承認薬を取り扱うクリニックのみで処方が可能です。

フィナステリド0.2mg 0.5mg1mg1.3mgの効果を比較

フィナステリドの代謝には、肝臓のチトクロムP450(CYP3A4)が関与しているが、明らかな薬物相互作用を示す薬剤は知られておらず他の薬剤との併用に関しても安全性は高いものと推測されています。

フィナステリド | 病気から選ぶ | 実績多数の【はなふさ皮膚科へ】

0.2mgと0.5mgは、どちらもフィナステリド治療の開始用量として使用され、それぞれの特徴や効果の違いを理解することが治療成功の鍵となります。

還元酵素II型阻害薬 フィナステリド(プロペシア 錠0.2 mg

最後に改めて、フィナステリド錠1.3mgについての重要なポイントをまとめてお伝えします。

・本剤を妊婦に投与すると、本剤の薬理作用(DHT低下作用)により、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがある。

ミノキシジルは、発毛を促進する作用のある成分です。内服薬と外用薬どちらもありますが、より発毛効果が高いのは内服薬です。

[PDF] フィナステリド錠 0.2mg「TCK」 フィナステリド錠 1mg「TCK」

0.2mgは最も低い開始用量で、副作用のリスクが最小限に抑えられますが、効果の発現が緩やかな可能性があるため、長期的な治療計画を立てる必要があります。

フィナステリド錠 0.2mg「TCK」/錠 1mg「TCK」は、辰巳化学株式会社が後発医薬品とし

どちらの試験でも、フィナステリドはプラセボに対し、有意に脱毛の進行を遅らせています。フィナステリドは、AGAによる脱毛の進行を抑える効果が十分にあると分かります。
さらに副作用の発現率も低く、安全性の高さを示しています。ご紹介した国内試験では、フィナステリドの服用によって2 例以上発現した副作用は、リビドー減退が276例のうち3例(1.1%)、勃起機能不全が276例のうち2例(0.7%)だけだったようです。
臨床試験の結果からも、フィナステリドはAGAに対して十分な効果がある、安全性の高い成分だと言えるでしょう。

【AGA治療薬】プロペシア(フィナステリド)とは?効果や副作用

一方で、0.5mgは0.2mgよりも効果が期待できますが、それに伴い副作用のリスクもわずかに高くなるため、患者さんの状態を慎重に観察しながら治療を進めることが重要です。

プロペシア(フィナステリド)やプロペシアジェネリック(フィナステリド)には、フィナステリド ..

しかし、1mgと比較すると依然として副作用のリスクは低く抑えられており、多くの患者さんにとって安全な選択肢となっています。

2 年前より禿頭のためフィナステリド 1 mg/日,ミノキシジル 6 mg/日を内

プロペシアは医薬品のため、副作用があります。当院でプロペシアを処方した患者様からは、副作用の報告はほとんどありませんが、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

AGAの進行を遅らせます。 AGA治療 ミノキシジル5.0mg+フィナステリド1.0mg 30日分980円(税込).

フィナステリドを使用する際は、男性における男性型脱毛症のみの適応であることに注意が必要です。他の脱毛症、20歳未満の患者、または女性に対する適応はありません。海外で実施した閉経後の女性の男性型脱毛症を対象とした12ヵ月間のプラセボ対照二重盲検比較試験(n=137)において、フィナステリドの有効性は認められていません。
妊婦に投与するとフィナステリドの薬理作用(DHT低下作用)により、男子胎児の生殖器官などの正常発育に影響を及ぼす恐れがあります。

【AGA】フィナステリド1.0mg+ミノキシジル15%溶液 5ヶ月服用 ..

プロペシア錠は「5α還元酵素阻害薬」と称される薬剤の一つであり、男性型脱毛症(AGA)の治療に最も多く用いられている薬です。
有効成分のフィナステリドには、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の合成を促す5αリダクターゼII型の働きを阻害して、毛髪の成長を促すという働きがあります。
プロペシアを正しく理解し、有効に使っていただくために、プロペシア錠の歴史から、効果、副作用の可能性、正しい使用法、気になる疑問までを詳しく解説いたします。

一般名:フィナステリド(Finasteride) 錠剤(1錠中にフィナステリド1mg含有)

医薬品の服用は用法用量を守りましょう。フィナステリドの用量によって効果に差がでることはほぼありませんので、決められた用量を継続して服用することが大切です。またフィナステリドは成人男性が対象の薬です。未成年や女性の服用は厳禁となっています。個人輸入で入手した安価な薬も、リスクが大きくおすすめできません。

フィナステリドの効果と副作用 | ユナイテッドクリニック広島院

プロペシアは、医師の診察・処方が必要な薬ですが、個人輸入の通販サイトでは、一般的な処方価格よりも安い値段でプロペシアを購入できる場合があります。しかし、個人輸入サイトで購入できる治療薬は、偽物が含まれている場合があり、期待する効果が得られないばかりか、重篤な副作用が生じる危険性があるのです。
また、日本国内で処方された医薬薬に関しては、「医薬品副作用被害救済制度」が適用され、万が一副作用が生じたとしても、治療費用等が補償される場合があります。個人輸入の通販サイトで治療薬を購入した場合は、この制度が利用できず、全て自己責任となってしまうのです。服用後のリスクを考えると、AGA治療薬は自己判断で購入せず、専門のクリニックで医師の診察を受け、処方してもらうほうが賢明です。

【フィナステリド 1mg vs 0.2mg 効果】どっちにすべきか?

特に副作用に不安を感じる方や、軽度の脱毛の方には0.2mgからの開始が検討され、慎重に経過を観察しながら治療を進めていきます。