加を基にデキサメタゾンの ADI を設定しているが、食品安全委員会動物用医薬品専門調
使用に際して気を付けること
(使用者に対する注意)
・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。
・使用者はその取扱いに際し、目や皮膚等に付着しないように注意して使用すること。
(犬及び猫に関する注意)
・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。
(専門的事項)
①対象動物の使用制限等
・本剤に対して過敏症の既往歴のある犬・猫には使用しないこと。
②重要な基本的注意
・本剤は副腎皮質ホルモン系薬剤であるので、犬・猫の症状及びその程度を十分考慮して、慎重に選択し使用すること。
③副作用
・本剤は妊娠動物に投与すると流死産、後産停滞を起こすことがある。
・本剤は泌乳量の減少を起こすことがある。
・本剤は感染症を悪化させることがある。
・本剤はときに誘発感染症を起こすことがある。
④その他の注意
・本剤は実験動物において催奇形性、培養細胞において変異原性を示したとの報告がある。
デキサメタゾンクリーム(旧名 デキサメサゾンクリーム「イワキ」)
クッシング症候群は症状、身体検査、尿検査、血液検査、エコー検査、ホルモン検査(ACTH刺激試験、低用量デキサメタゾン抑制試験、高用量デキサメタゾン抑制試験、内因性ACTH血中濃度測定など)から、総合的に診断します。
医原性クッシング症候群で副腎が萎縮している場合、コルチゾールは変化しません。
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)の場合、コルチゾールは過剰に増加します。
この試験の結果がグレーゾーンだった場合、低用量デキサメタゾン抑制試験を行います。
びリン酸デキサメタゾンナトリウムを有効成分とする注射剤に対する動物用医薬品等取締規則(平成十六.
⑵ 低用量デキサメタゾン抑制試験
デキサメタゾンはステロイドの一つですが、コルチゾール量にはほとんど影響しません。
正常な動物ではデキサメタゾンを投与することで、ネガティブフィードバックがかかり、血中コルチゾール濃度は下がります。
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副腎腫瘍性の場合は下垂体に無関係にコルチゾール分泌が起こるので、デキサメタゾンを投与しても血中コルチゾールの量は変わりません。
⑶ 高用量デキサメタゾン試験
これは⑴のACTH刺激試験でクッシング症候群が疑われる場合、下垂体性か副腎性かを鑑別するために行う検査です。
⑵の低用量デキサメタゾン試験と原理は同じですが、より高用量を用いることで下垂体性のクッシング症候群であっても、ネガティブフィードバックがかかり血中コルチゾール濃度が下がることがあります。
一方副腎性のクッシング症候群ではコルチゾール濃度は変わらないので、この違いによって鑑別します。
デキサメタゾン及びベタメタゾンは動物用医薬品として広く使用されていますが、食品
⑴下垂体性
可能であれば、治療を始める前に下垂体の腫大があるかないかをMRI、CT検査で確認しておくべきです。
下垂体の腫大があるならば、放射線治療か下垂体の摘出が勧められます。
腫大がある状態で内科治療を始めると、コルチゾール低下によるネガティブフィードバックにより、ますます下垂体が大きくなる可能性があり、昏迷や行動異常などの神経症状が出てくることがあります。
腫大が無ければ、内科療法を行います。
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